クリーニングと電気。
クリーニングの仕事をしていて、色々な事に注意しながらやるんですが、たぶん消費者の方にはわからないかもしれないなあと言うのが一つあるんです。
それが、電気。
正確に言うと、電荷、ですね。
昔習いませんでしたか?+の電気、-の電気とか。
あれね、クリーニングにはとてもかかわりがあるんですよ。
一番わかりやすいのが静電気ですね。
この時期、乾燥をして、パチパチよく言うあれです。
あれね、静電気の起こりやすい繊維と起こりにくい繊維と言うのがあるんですよ。
また、着合わせもあるんですね。
これとこの組み合わせは、最悪、とか。(笑)
逆にこれとこれを着ていればほぼ静電気は起きないよね、とか。
なぜこんなことが起きるかというと、繊維には+-の電気があるんです。
どっちに偏っているかで、静電気の起こりやすい、起こりにくいという事があるんですね。
また、洗剤にも電荷はあります。
皆さんが普通に使っているのはマイナスの電気を帯びた洗剤。
汚れを落とすにはマイナスの電気を帯びた方がよく落ちると言われています。
逆に、プラスの電気を帯びた洗剤は汚れ落ちよりも殺菌の方に力が強く働くんですね。
逆性石鹸、聞いたことありませんか?
薬用石鹸とかがそれに当たります。
プラスとマイナス、相性悪いじゃないですか。
するとね、洗剤なんかも、一緒に使えない洗剤とか薬品が出てきたりするんです。
だから僕らが扱う薬品には、pHや電気の属性なんかが乗っているんですよ。
自分の使っている洗剤や薬品と合うのかどうか、最悪の場合、お互いが相殺しあってまったく効果がなくなってしまうことも起こりえるんです。
また、乾燥機でタンブリングをしていると、静電気が発生しやすくなります。
するとですね、ホコリが服につきやすくなってしまうんです。
せっかく洗ったのに、乾燥で色がくすんでは元も子もないですから、私たちが使う乾燥機には、アースが付けられていて、静電気を逃すようになっているんですね。
その他に、乾燥しながら静電気を逃すシートなんかをいれて一緒に乾燥する人もいたり、静電気にはとても注意を払っています。
まさかまさかの、クリーニングと電気の関係。
いい仕事をするためには、こんな所にも注意を払いながら仕事をしています。
今年の冬は、ちょっと厳しいですねえ・・・・・。
乾燥がひどいから・・・・・。
皆さんも、風邪にインフルエンザにお気をつけください。
一伸ドライクリーニング店
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