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間違ったブランド化。

今日のブログは、自分への反省も込めて書いています。
こうして書くことがすでに間違いを犯している、と言う事。
こんな風に使ってはいけませんね。


最近、いやここ数年思うことがあるんです。
商売をしている人たち、特に個人事業主に多いのですが、自分のお店の特色を出そうと、ブランド化する、と言います。
消費者の皆さんにいいイメージを持っていただくこと自体、全然悪いことではありませんし、逆に知っていただくことはいいことだと思うんです。
とくに、個人事業主は宣伝広告費などが思うように取れませんから、皆さんに知っていただく事は結構大変なのです。
そのため、知っていただく事を諦めてしまう人が増えている事を見ると、前向きに活動をしている人たちはすごいなあと思います。

ただね、人の問題点をあげつらって、自分をブランド化しているのは見ていて気分がよくないんですよ。

たとえば、レストランでウィトレスの子が水をテーブルにガシャン!と音を立てて置いていったとするじゃないですか。
確かに接客としては褒められた態度ではないと思うんです。
でも、この光景を使って、自分の仕事に対する姿勢をアピールする人が後を立たないんですね。


僕のお店ならこんなことはさせない!とか。
僕はこんな失礼なことは絶対しない!とか。


その姿勢は立派です、でも、人の失敗をあげつらって、自分を正当化しなくたっていいと思うんですよ。
だって、接客やサービスに対して真正面から取り組もうとしているその心がすでに他の誰が見てもすばらしいと思うから。
なのに、何で人の失敗を引き合いに出して正当化しなければいけないのか、僕にはわからないんです。

どうしても裏を読んでしまいます。


人と比較することで、自分をよりよく見せようとしている、とか。
よりよく見せようとしていると言うことは実は、そんなに崇高な考えを持っているというわけでもないんではないのかな?とか。


僕のつたない経験の中で、人の失敗をあげつらい自分を正当化している人で、仕事が出来る人や仕事に対してまじめで誠実な人はいないんです。
仕事に誠実でまじめな人は、他の人の事はとやかく言いません。
自分の目の前にある仕事に一生懸命、他の人は関係ないんです、目の前の仕事をひたすら集中してやっているんですよ。


これは僕らクリーニング業界の中でも同じことが言えます。
また、僕も過去に同じような過ちをしてきました。

他店で落ちなかった品物を持ち込まれて、他店の技術力が低いと罵るクリーニング屋さんは結構いるのです。
これくらい出来なくちゃクリーニング屋とは言わない、そんな事を言う人もいます。
また、これくらいは出来て当たり前だよ、なんていう人も。

何でそんな事をお客様に言わなきゃいけないか?と言うと、自分達の技術力が高いんだよ、と言う事を暗に見せたいからなんですね。
その先はわかりません、もしかすると、お客様に、技術力には差があるからクリーニング屋さんは選んでね、と言いたかったのかもしれないし、そういう技術力のないクリーニング屋がいるからクリーニング業全体が悪く見られるんだ、つぶれちまえ!と思っているかもしれません。

お客様へ伝えたい事があるならまだしも、ただ自社の自慢のためだけに言うべきことではないなと思うんです。


ここでも何度も書いていますが、クリーニングには確かに技術力の差があります。
でも、それは同時に、料金の差でもあります。
クリーニングは手間商売です、どれだけ手間をかけているか、そこが料金の差となるし、結果的にキレイになる差にもなる。


そして、お客様も、自分の使いやすいクリーニング屋さんを選んで使っていらっしゃる。
それは、安いクリーニング屋さんも、高級店もどっちも必要、と言う事なんです。
クリーニング屋さんの側から、必要不必要と言う事を言う話ではないんですね。
それはお客様が決めることなんです。


他店で落ちなかった服を持ち込まれることはうちでもよくあります。
でも、他店でといなかったと言う情報は、自分のブランド化に使うべき情報ではありません。


本来は、一度クリーニングをしている、それでも落ちてない、どんな処理をしていたか?と言う風に使うべきもののはずです。
ある一定のクリーニングをして落ちなかったのなら、同じ事をしても落ちません、別の事をしないと。
その為の情報であって、決して自分の技術力の高さをアピールするために使うものではない、と言う事をもう一度書いておきたいと思います。


自分への反省も含めて。


気が付かないうちに、自分でもいってしまうことはあるし、過去にこのブログでもそういう書き方をしたこともあります。
また、こうしてそういう人たちの事を書くことが同じようなブランド化に繋がるかもしれません。

だから、今日は反省のブログなのです。


ちゃんとした、まじめな仕事は、すでにそれだけで、人の心を動かす力を持っています。
人の失敗を利用しないで、自分達の力をどんどんアピールしていきましょうよ。

僕らは卑怯者になってはいけないと思います。
人の失敗に付けこむのは、卑怯者のすることですよ。

自分への反省も込めて。

一伸ドライクリーニング店 
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コメント

やっぱり工藤さんはええこと書きはる。
その身体とは反比例する細やかさには驚愕致します。
ホント、勉強になります。

投稿: 秦 忠幸 | 2013年6月 8日 (土) 21時17分

秦さん、まいどです。
洗濯の扉の記事、ご苦労様です。


間違ったブランド化は最近特に見て取れます。
で、それらは大抵怪しいし胡散臭い。
こんな事をやっていたら、本当のいい仕事やサービスが見分けがつかなくなり、果ては全てが疑われてしまうようになります。

気付かずにやってしまう人もいるので、早く気付いてまっとうになって欲しいと思いますね。

力があるのに、何でそんな事をするのかと本当に思います。

投稿: boribori | 2013年6月 9日 (日) 09時04分

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