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仕事のスタイル。

一昨日の、仕事ハッケン伝はクリーニング屋さんにとっても非常に面白い番組になりました。
なぜか?それは、かなりこだわったクリーニング屋さんだったからです。


番組を見ている限りですが、Yシャツは手仕上げ、今主要になっているような機械は見当たらない、いわゆる時代に逆行するようなお店なんですね。
でも、いい仕事をしているのは間違いがなく、クリーニング屋さんは釘付けになったんではないでしょうか。


昔は機械化されていなくて、ああいう仕事の仕方をどこでもしていたんですよ。

手で洗い、干し、手仕上げをする。
ごく当たり前の事なんですが、今そんな事をしたらクリーニング料金がとんでもない金額になるので、どこのクリーニング屋さんも皆さんがご利用しやすいクリーニング料金にするために工夫をしながら機械化をしていった経緯があります。
実際、一昨日のクリーニング屋さんのクリーニング料金は、高めです。
普通一般のクリーニング料金を考えているとびっくりされる方も多いかもしれませんね。

番組を見ながら、父と話をしていました。

父はカラキヤさんの事を知りませんし、ただ漠然と番組を見た感想を話していたんです。

『ずいぶん手を掛けているなあ。機械を入れてもいいだろうに。』

父のいう事ももっともな話で、機械化って悪いことばかりではありませんから、することはいいことだと思うんですね。
多分、番組を見逃していたか気付いていなかったかだと思うのですが、実際は全部ハンドアイロンというわけではなさそうで必要な機械は入っていましたけどね。


そして、こうもいったんです。

『ここまで手を掛けて仕事をして、料金もかなりかかるだろう。お客様が付いてくるのかな?』


普通一般のクリーニング屋さんは、技術と皆さんが利用しやすい料金とをうまく調整しながら仕事をしています。
たとえば、ワイシャツを手仕上げするのはいいけど、普通の人は毎日着るワイシャツに手仕上げのクリーニング代ではご利用できない、機械化して利用しやすいようにしなきゃ、と言う風に。


ただ、同時に職人でもありますから、その中でどこまで品質を上げられるか?を常に考えているんですけどね。

僕、父の話に反論をしたんです。

『そりゃ、クリーニング屋さんの一方的な思い込みでしょ?」と。


『こちらが勝手にお客様の懐を想像して、機械化してきたのが今のクリーニング屋さんじゃない?
お客様は全員が機械化を望んでいるわけではないから、例えクリーニング料金がかかろうとも手仕上げを望む人のためのクリーニング屋さんがあってもいいとおもうけど。』

何で僕がここまで強気に話したか?と言うとですね、実は番組を見ながら番組公式ツイッターを見ていたからなんです。
そこには、消費者の生の声がありました。


そこには、高いと思いつつもいい仕事を望んでいるお客様は多くて、そういう方々は機械化の不満を持っておられる。
機械化といっても品質は各お店違うけど、みんながみんな同じような方向に向かなくてもいいのではないのかな?と感じたんですね。

実際、手仕上げを望むお客様が居られるんですから。

ただね、僕は今の料金で手仕上げをすることは反対なんです。
やはり、手をかけ手間を掛けて仕上げる以上、それなりの料金にしなければいけない、と思うんです。
いい仕事が安いっておかしいですもん、きちんとした技術だからこそ、適正な料金を提示しなければ、クリーニング屋さんの未来はないと思っているんですね。


料金が先か、品質が先か。

これは商売をしている人たちにとっては永遠のテーマだと思います。
自分が満足するような徹底した品質を提供しても、お客さんにご利用していただけなければ意味がありません。
また、お客様がご利用しやすい料金設定をして、その中で出来る品質を提供する、と言うのも裏を返せば品質の低下ともいえます。

商売っていろんな形があっていいと思うんですね。


大きくしなければいけないわけではない、みんなが利用しやすいお店でなければいけない、そんな事はないと思うんです。

お客様も色々いらっしゃいます。


こだわり抜いた仕事を提供するお店、いいじゃないですか。
たとえ、一般のクリーニング屋さんよりも数倍のクリーニング代がしたとしても、お客様がその品質を望んでくださっていて、その料金に納得されていれば。

リーズナブルな料金だけど、品質はそれなり・・・でもいいじゃないですか。
それをお客様は望んでいる。
お客様は、自分にあったものをきちんと選んでいるんですよね。

僕らが、お客様を勝手に想像してこうあるべきだ、なんていうのはおこがましいと思うんです・・・・・。

番組を見ていて、クリーニング屋さんの目には、こだわった普通ではないお店のように映ったと思います。
それを見て、批判するようなクリーニング屋さんにはなって欲しくないなと思うんです。


逆に、刺激を受けるくらいでないと。


改めて自分のクリーニングを見つめなおしてみたり、自分の売りをもう一度考えてみたり、同じ仕事だと自信を持ってみたり。
そういう風になっていくと、クリーニング屋さんももっとお客様に喜んでもらえるようになると思うんですけどね。


まあ、クリーニング屋さんは職人ですからね・・・・・、負けず嫌いですから・・・・・、仕方ないんですが・・・・・。


父とは、番組終わるまでちょっとした議論です。(笑)
うちはこうして、自分達の仕事を見つめなおしています。


一伸ドライクリーニング店 
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