クリーニング屋さんの勉強は?
最近、クリーニング屋さんになろうとしているのか、クリーニング屋さんの勉強方法を調べている人がいるようです。
ここでもずいぶん前に、クリーニング屋さんになるには?と言うような内容の投稿をしたことがありますから、検索エンジンでやってくる人が多いのかもしれませんね。
今回の話は、それとはちょっと違った、クリーニング屋さんになってからの勉強の話。
クリーニング屋さんになってからも、勉強は必要です。
新しい技術、新しい繊維、新しい洗剤など、色々なものが出てきますから、常にアンテナを張っていないと遅れてしまいます。
では、どうやってクリーニング屋さんは勉強をしているのか?
一つは、セミナーや講習会への参加。
色々な地域で、色々な団体などがセミナーや講習会をを開いています。
そこに参加することで、勉強をしている人たちがいます。
クリーニングの組合だったり、勉強会だったり、色々な所が開催をしているんです。
また、組合発行の新聞などで知識を得ることもあります。
これがまたよく出来ていまして、発行している人が勉強しているんでしょうね、今必要な事例だったり新しい繊維の話だったり、載っていたりするんです。
また、最近の事故事例などもあったりしますから、気をつける必要のある品物、ブランド、メーカーなど知ることが出来たりします。
最近は、ネットでの情報の流通も盛んです。
同業者同士交流をしている人たちもいれば、クリーニング関連の各団体がコラムで情報を流していることもありますから、ネットのチェックは必須。
これらを読み解くにはそれなりの基本的知識が必要です。
僕らクリーニング屋さんが読むから分かるんでしょうね。
そして、最後は、現場で、必要になるものを調べるんです。
たとえば、素材表示にまったく知らない表示があったとき。
そのままでは洗えませんから、色々な手を使って調べます。
どんなものが使われているか?どのように作られているか?そして、どんな性格を持っているか?
たとえば同じポリエステルでも、作り方や素材の違いで表示はポリエステルでもまったく性格が異なります。
本来なら、熱に強いはずのポリエステルが弱くなっていたりすることもあるので、繊維の性格を知ることはとても重要なのです。
常に新しい素材や繊維は出てきます、
そのたび、僕らは勉強を知ることになるんです。
初めて出てきたときは、わからずに事故が起きてしまうこともあると思います。
とても悲しいことですが、それらを糧にして、対策を練り、情報を共有して、クリーニング屋さんが安全に取り扱える品物がどんどん増えていくんですね。
そして、ファッションは回ります。
数年前、いや数十年前にはやったものが今なぜかブームになると言うことも、しばしばありますが、クリーニング屋さんには過去の情報の蓄積がありますから、突然過去の繊維が出てきても対処出来るんですよ。
だから、常に勉強、なんですね。
クリーニング屋さんになりたい方、なるまでも勉強ですが、なってからも勉強です。
肝に銘じて置いてくださいね。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
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