臭いがしなくなったのよね。
クリーニングにお悩みの方はたくさんいらっしゃるようです。
最近、特に多くなって着ているのが、クリーニング後のにおいについて。
うちでは、初めてご来店くださったお客様の中で、たまにそういうご相談wの受けることがあります。
今まで利用していたクリーニング屋さんは、帰ってくるとにおいがしたのよ、と。
ネット上でもそういうお話を見ることがありますし、このブログにもそういった事を調べてやってくる方が結構いらっしゃいます。
たぶん、今はにおいに敏感な時代なのかもしれません。
家庭用の洗剤や柔軟材も、臭い重視。
CMを見ていると、においの良さをアピールするものがたくさん出て来ていますね。
アメリカの柔軟材が広く使われるようになり、街中で独特な柔軟剤のにおいを嗅ぐようになってから敏感になって来ているような気がします。
香り付けと言ってもやはり不快な香りってあるものなんですよね。
去年から当店の集配をご利用されているお客様とお話をしていました。
今まで長くご利用されていたクリーニング屋さんが、病気で廃業されたとの事。
それから色々なクリーニング屋さんを探して歩いていたけど、なかなか自分にあったクリーニング屋さんとめぐり合えず、苦労されていたようです。
たまたまのご縁で当店とお付き合いが始まりまして、一年近く経とうとしています。
話の最中に、クリーニングから返ってきたにおいの話になりました。
とにかく返ってくるとにおいがする、との事。
クリーニングから返ってきた品物ににおいがあるというのは、いくつか原因があります。
その原因がどれか?が結構重要なんですね。
石油のようなにおいがしたとき。
これは乾燥不足が原因。
乾いていない証拠ですね。
僕がネットで見るにおいのケースもこれが結構占めているような気がします。
たまに、クリーニングのにおいって何とかならないの?なんていう書き込みを見ますが、ちゃんと乾燥をすれば、このにおいがしません。
この臭いがしないようになってから本来納品するものなんですよね。
つまり、乾いたかどうかの一つの指標となっているわけです。
じゃあ、何でこんな不完全な状態で返してくるのか?
多分、気がつかないんでしょうね。
一つは、この時期、工場の中は自然乾燥品なんかで、普通に石油の臭いがしています。
人間、なれって恐ろしいもので、最初のうちは石油のにおいを感じているんですが、その中にいると鈍感になってくるんですよ。
で、大丈夫、と判断したら、実はまだ不完全だった、と言うケース。
時間で乾燥時間を決めているところはこういう事が起こりがち。
また、パートさんやアルバイトくんでやっているところは、細かい仕事の所は分かりません。
僕ら、クリーニング師がおかしいと思うことも、彼らにはおかしいと思わない。
工場長がきちんと見て指導をしている所は問題ないですが、そうでないと・・・・・、ありえますよね。
また品物が増えてくると、どうしても乾燥時間もかかっていきます。
と同時に、納期に終われるようになるので、工場の中は大騒ぎ。
見逃しが増えてしまうんじゃないのかなあ、と思うわけです。
手広く商売をしている所は、この辺が難しいでしょうね。
乾燥不足が原因のときは、乾燥をやり直してもらえばにおいが取れます。
自分のうちで陰干しをしていてもいいんですが、クリーニング屋さんに持ち込んでやり直してもらいましょう。
石油のにおいは・・・・・、体にあまりよくありません。
ちゃんとやり直してもらうほうがいいですよ。
また別の原因もあります。
汚れが最付着してしまって、臭いが出る、と言うこともあるんです。
こちらは、くすんだよな臭い、とでもいいましょうか、変なにおいなんですね。
これは干してもにおいは取れません。
洗いなおしてもらわないと。
昔は、ドライクリーニングの液体の管理が悪いから、なんていわれていましたが、最近は管理もよくなって着ているので、たぶん原因は別。
洗い方の問題でしょうね。
連続して洗ったとか、適正量を守らず洗ったとか。
要はつっこみすぎ、と言うやつです。
もし、液体の管理が悪いのなら、全ての服からにおいがするはずなんです。
ところが、お客さまに聞いていると、においがするときとしない時がある、とおっしゃる。
大丈夫なときもあるから、一伸さんにお願いすれば安心と分かっていても、つい出しちゃうのよね(笑)、と言われた事もあります。(笑)
それはそれで、よく分かる。(笑)
ある種のギャンブルのような感じですかね。(^^;;;
石油と名違う匂いのとき、これもクリーニング屋さんで洗い直しをお願いしましょう。
きちんと洗いなおしてもらうことで直る確率が高くなります。
他のお店で・・・・と思いがちですが、まずは最初にやってもらったお店で。
そこが基本ですね。
そして、もうひとつ、最近になって増えてきたのが、においが破壊されて魚の腐ったようなにおいが発生することがあるんです。
柔軟剤などに使われている香料が、乾燥時の熱で破壊され、元の成分のにおいが出て来てしまうんですよ。
若い人に多いですかね、服に匂いをつけようと、買ってすぐに自分で洗う人が。
しかも、適量の倍とか入れて強烈ににおいを付ける方とかいらっしゃいます。
香料が壊れなければいいんですけどね、熱に弱いらしく、壊れると厄介なにおいが。
柔軟剤のにおい、結構気をつけたほうがいいと思います。
こんなにおいの原因の話と可能性をお客様としていたんですね。
すると、お客様から、こういわれました。
今まではクリーニングから返ってきて、においがするからいつも気にしていたんだけど、一伸さんにお願いするようになってから、まったく臭いがしなくなったのよね。
クリーニングを安心して任せられるようになって、本当に楽になりました。
ありがたいお言葉で。
と、同時に、自分たちもいつミスするか分からないので、気を引き締めなきゃな、と。
クリーニングの知識をフル活用して注意しながらやっていかなきゃな、と思いました。
安心して任せられるって、大事ですよね。
クリーニングもそうあるべきだ、と思います。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
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TEL 042-362-6470
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