着たら洗って仕舞わなくちゃいけないもの。
クリーニングをいつするか?
いろんな人がいらっしゃいますね。
僕らクリーニング屋さんとしては、着たら洗ってしまってもらいたいんです。
理由は、汚れが落ちなくなるから。
汚れが付いたまま仕舞うと、汚れが変化し落ちづらくなります。
カビの原因にもなりますし、虫食いの原因にも。
においが発生したり、変色したりもします。
だから、仕舞う前に洗って欲しいんですね。
しかし、お客様からすると、しまう前に洗わない出来る直前にクリーニングしたい人がいらっしゃいます。
そこには理由がありまして、確かに一理あるなあと思う面も。
クリーニングした物を着たい。
仕舞っておくよりも、着るときにはクリーニングの気持ちい状態で着たいから、着る前に洗いたいの、そういうお客様もいらっしゃいます。
仕舞っておくとしわくちゃになるから、着る間にクリーニングするほうが効率的。
クローゼットの中が一杯なんでしょうね。ぎゅうぎゅう押し込んでしまうと、次着ようとするとしわくちゃで、クリーニングした意味がないじゃん、そうおっしゃっていたお客様もいらっしゃいました。
衣類の収納事情は皆さん悩みのタネのようでして、隙間をあけて仕舞うなんてなかなか出来ないようです。
今ほどクローゼットと言うものがなかった頃、スーツなどはたたんでしまっていたんです。
箪笥の中にですね。
そして、着る時期が着たら、アイロン掛けをクリーニングい屋さんに頼んでいました。
一番、理にかなっているのですが、人によっては、プレス代がもったいない、と思われるかもしれませんね。
クリーニングしてきれいな状態で仕舞って欲しい、これは全国のクリーニング屋さんの願いです。
でも、なかなか理想どおりに出来ないのもわかるんです・・・・・。
皆さん忙しいですからね、気がついたら着る直前になっていた、と言うお客様もたくさんいらっしゃいます。
そこで、せめてものお願いがあるんです。
色んな生地がありますが、これだけは絶対しまう前に洗って!!と言うものがいくつかあります。
そこだけ注意して欲しいんですね
注意して欲しい素材は次の三つ。
シルク、カシミヤ、アンゴラ。
他にもあるんですが、とにかくこの三つは絶対洗ってしまって欲しいんですよ。
理由は簡単、糸が細くて柔らかく、デリケートだから。
糸が細いと、虫に食われやすくなります。
また、とてもデリケートな繊維なので、洗い方もとても繊細。
時間が過ぎて汚れが変化してしまうと、最悪落とせない事もありえるんですね。
こちらがきれいにしたい、と思ってい手も、服のほうが強いクリーニングに耐えられない、結果的に汚れを落とす事が出来なくなってしまいます。
本来なら、この三つの素材は、汚れがひどくなる前にこまめにクリーニングして欲しいのですが、なかなか出来ない人もいらっしゃいます。
なので、せめて、仕舞う前には必ずクリーニングしていただきたい、そう思うんですよ。
気付かないうちにこの素材の服を着ている人が結構いらっしゃいます。
特にスーツには、シルクが混ざっているものが増えてきました。
注意して置いてくださいね。
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