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俺のダンディズム

いい服の話を昨日書きました。


先日、新聞のテレビ欄を見ていたときの事。
毎日の日課で、テレビ欄は必ず見ているんです。
クリーニング屋それに関することが放送されないか?チェックしているんですよ。

今でこそ、洗濯王子をはじめ、いろんな人がクリーニングに関する話で出るようになりましたが、ちょっと前まではクリーニングの話なんて一年に一回出ればいい方で。
出たとしても、出演した本人すら思っていたのと違う、と言うような内容であったりしていたんですよね。


ちょっと気になる番組を見つけたんですね。


俺のダンディズム、と言う番組で、テーマはスーツ。

番組のHPを見てみると、時計やら靴やら、ドラマ仕立てで特集をしている。
これは見ないといけないな、と。(笑)


スーツの回を見たんですね。
40歳くらいのサラリーマンが、会社にいる女の子に、ダンディーですね、と言われて、ダンディーな姿を目指すと言うもの。
少し笑えて、でも、扱うものに関しては歴史からどういった特徴があるか?まで、丁寧に説明をしてくれてます。

スーツの話は本当に面白かったんですよ。
アメリカ、イギリス、イタリア、スーツにもお国柄と言うか特徴があるわけですね。
僕らクリーニング屋さんも、色んな特徴のスーツを扱っているので、手に取るように分かるんです。
イタリア製の生地がとても柔らかく出来ている事なんかは、クリーニング屋さんにとって周知の事実ですし。


そこに、さらにデザインの特徴の違いを、映像を交えて説明をしてくれるんですね。

肩の違い、胸のポケットの違い、お腹周りの違い。


部分的にアップにして見せてくれるので、違いがはっきり分かるんです。
でも、一瞬頭をよぎったのは、その差はどこまでのものなのか?と言うこと。
普通のスーツと違いが出るのかな?本人の体型に左右されるんじゃないのかな?と言うことでした。


ドラマの中では、最後にどのスーツを選ぶか?3つの中から選ぶんです。
そして、それを着て出社。

もうね、見ていてびっくりですよ。
後姿から全然違うんですね。

ドラマのはじめの映像と、スーツを着替えた印象はまるで違う。
同じ人間か?と言うくらい違うんです。


改めて、作りやデザインの力ってすごいんだなあと思いました。

デザインってすごくて、見た目が変われば印象も変わります。
年相応の40代のちょっと疲れたサラリーマンだったのが、こぎれいなダンディーなおじさんに見える。(笑)


さらに、僕らクリーニング屋さんは、映像でも見ればどんな生地か分かるんですね。
着やすそうでしっかりしているんですよ。
これくらいしっかりしていると、多少ハードな着用でも大丈夫です。
当然、クリーニングで傷むと言うようなこともありません。

服ってすごいなあと実感しました。


俺のダンディズムで、クリーニングを取り上げてくれないかな?
こぎれいにするのって大事だと思うけど。
いい服、ブランド品を着ていればいいわけじゃないですからね。
きちんとお手入れをしていくことも大事ですから。


ただ高いわけじゃない、と言う事を見せてくれるいい番組です。


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