ポロシャツはなぜ色あせを起こすのか?~クリーニング東京生活衛生同業組合さんのページがいいですね。
ポロシャツはなぜ色あせを起こすのか?
こんなタイトルの内容がアップされました。
クリーニング東京生活衛生同業組合さんのHPに出ています。
とてもよく出来ていまして、内容も充実。
他の記事も参考になるいいサイトですよ。
クールビズ、スーパークールビズになりまして、ポロシャツでお仕事をする方も増えています。
でも、色褪せがとても気になる、そんな方はとても多いと思うんですね。
記事にもありますが、原因はいくつか考えられるんです。
紫外線と汗、これが原因で色が褪せてしまう事はよくあります。
しかし、実はもうひとつ、ポロシャツが色あせてしまう大きな原因があるんです。
いい記事だと紹介するだけでは、パクッただけになってしまうので(笑)、クリーニング屋さんらしく別の原因も書いてみようと思います。
ポロシャツの色あせのもうひとつの原因、それは、洗濯にあります。
特に家庭での洗濯、二層式や全自動の洗濯機が悪いんですね。
理由は簡単、服をこすって洗う方式なので、ポロシャツの表面が毛羽立ち、色が褪せて見えるんです。
これは濃色形のものによく見られる現象。
濃紺とか、黒とかに多いですね。
また、素材としては、自然系の素材に多くおきます。
綿や麻などの植物系の素材、レーヨンも入れていいと思います。
逆に起こりにくいのは、ポリエステルなどの化学繊維。
夏に着るポロシャツですから、化学繊維メインで作られるのはあまりないと思うんですけどね。
つまり、濃色系で、植物系の素材が使われているもので色褪せがおきやすい、と言うことなんですよね。
生地表面の毛羽立ちで起こるので、昔は洗剤に表面の毛羽を落とす酵素を混ぜていたんです。
すると、洗うたびに表面の毛羽が落ちるので、色鮮やかになる。(笑)
洗剤の箱に、色鮮やか!なんて書かれていたのはこの酵素のおかげです。(笑)
では、どうすれば、家庭洗濯の色あせを防げるのか?
原因が生地がこすれて毛羽立ってしまう事ですから、こすらなければいいんですね。
・・・・・・・、なんて書くと、では手洗いで、と言う人が出てきそうですが、夏の大量の汗を手荒いくらいで落ちると思ったら大間違いです。
それこそ、今度はクリーニング東京生活衛生同業組合さんのページにあるように、残った汗と紫外線にやられてしまいます。
対策としては、ドラム型の洗濯機が有効なんですよ。
ドラム型の洗濯機は落下させて、衣類の重みで叩く洗濯方法。
こすって洗わないので、表面が毛羽立ちにくい洗濯方法なんです。
ただ、ドラム型の洗濯は、プロ使用、結構大変なんですよね。
洗うものを分けるとか、量を調整するとか、意外と気にするところが多い。
ちょっと失敗すると、汚れ落ちが悪くなったりするので、勉強が必要かもしれません。
もうひとつ、先ほども書きましたが、洗剤に酵素が入っているものを選ぶといいですね。
表面の毛羽を落としてくれるので、色も褪せずに済みます。
たぶん、一番色あせないで洗えるのはクリーニングなんですよ。
僕らクリーニング屋さんは、色が変わらないようにいつも注意しながら洗っています。
機械もそういうためのものを選んでいますし、洗剤もそれに合わせて選んでいます。
ただ・・・・・、クリーニング代がかかると言うのが難点で。
ワイシャツに比べて、ポロシャツはお値段しますしね。
色々と悩む所かもしれません。
色あせたら、みっともなくて会社に着ていけませんしね。
ひと夏着る事が出来ればいいですけど、途中で買いなおす事を考えると、クリーニングもありかもしれませんよ。
白っぽいのを買う、と言うのも一つの手段ですね。
上手に夏を乗り切って欲しいと思います。
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