服につく表示が改正されるんですよ。
みなさん、ご存知でしたでしょうか。
服についている絵表示、改正されるんですよ。
もう長いこと、話し合いが行われてきたんです。
国内基準のJIS規格で付けられていた表示が、国際基準であるISOと整合化されるんです。
難しい言葉が並んできましたね。(笑)
でも、これ、実は皆さんの衣生活に多大なる影響を与える事になると、僕は思っています。
ほんの少しでもいいので、知っていていただけると今後いい事があるかな、と。
何で国際基準と整合化させなきゃいけないのか?そこには輸入品が関わって来ています。
たくさんの輸入品が入って来ていて、それらの表示が全て生産国のもの。
独自基準ばかりで困っていたんですね。
そこで世界中で規格を統一しようと1991年に国際標準化機構と言うところが規格を発表したんです。
そこから、各国、整合化をしていったと言うわけですね。
日本でも、色々検討されて来ていました。
今までのJIS規格ですと、実は僕ら商業クリーニングには対応していなかったんです。
ドライクリーニングの表示はあっても、僕ら向けに表示しているものではなく、ドライクリーニングをして何かあったとしても、表示の間違いを指摘する事は出来ませんでした。
この表示は一般家庭に向けたもので、クリーニング屋さんは対象としていません。
プロが独自に判断して洗ってください。
こういわれ続けていたんですよ。
しかし、今度のISOとの整合化によって、商業クリーニングも含まれる事になりましたから、表示のもつ意味が今までよりも重くなります。
さらに、今までよりも細かき試験方法を指定して来ていますから、消費者の方にはもっと恩恵が出るかもしれません。
今の所、一番の恩恵は、もしかすると服が安くなるかもしれませんよ。
輸入品は、今までは輸入業者が別途国内で試験をし、絵表示を付け直していたんですが、これからは輸入したままの表示でいけるようになるかもしれません。
すると、コストが下がるので輸入品の値段が下がるかも。
一説ですと、国際基準といっても各国違いがあるので、やはり今までのように試験をしてから出荷しないといけない、と言う人もいらっしゃいます。
来年辺りをめどに最終的な詰めを行っている所ですから、今後の動向に注目したい所。
もうひとつ、消費者の方々に、影響があると思うことがあるんですよね。
それは、明日書きましょう。
衣生活が変わるかもしれませんよ。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- クリーニングでシミがついて来たは本当か?(2024.10.31)
- 泥棒はダメ!(2024.11.01)
- どこから拾ってきた情報で書いているんだろう?(2024.10.28)
コメント