クリーニング屋さんがもっと言わないとっ!
クリーニングのご質問をよく受けますが、同時に服のご質問もよく聞かれます。
着ててものすごく気持ち悪いんだけど、何で?
こんな感じで具体的なものから、なんとなくおかしいな、と感じている事まで、服に関する質問があるんですね。
僕らクリーニング屋さんは、クリーニングの事だけでなく、服の事も勉強をしています。
繊維の成り立ちや種類、特徴、また服自体の特徴なども勉強をしているんです。
ですから、大抵説明が出来るんですよ。
普通は。
この前も、ブログにも書きましたが、クールビズ用の服が気持ち悪い、と言うお話でしたので、その説明をしてきました。
そもそも、どういう理屈で作られているのか?
どういういいところがあるのか?
そして、どうして今回おかしく感じたのか。
本来ならクリーニング屋さんなら誰もが知っている事です。
ですから、僕以外でも普通に説明が出来る、はずなんです。
なのに、こういった説明をすると、くわしいですねえ、他ではしてもらった事がありません、と言うお話をされるんですよ。
それはおかしいんです。
クリーニング屋さんになるに当たって、みんな勉強をしている。
というか、これらを知らないと、クリーニングできないんですよね。
僕らはただ漠然と洗剤を入れて、洗っているだけではありません。
僕らが使う洗剤や薬品などは、消費者が使うものとは全然違います。
当然、服によっては使い方に制限がかかるものもあります。
使えない理由や制限などは服の作りを知っていないと分からないんです。
だから、勉強を常にしているんですね。
つまり、知らないと仕事を安全に出来なくなってしまうんですよ。
もし、知らないから説明が出来ないのであれば、アウト。
その人はクリーニング屋さんを名乗っちゃ受けませんね。
では、知っていて説明をしないのは?
今までは、それでもいいのかな、と思っていました。
各々のクリーニング屋さんの考え方ですから、行動で示したい、と言う人もいらっしゃると思います。
でも、最近、その考えも変わってきたんですよね。
素人に毛が生えたような人が、プロのような振りして語ることが増えて来ています。
これが、間違っていなければ別にいいんですよ。
ところが、所々、微妙に、間違ってる。
何で間違っているか?と言うと、現場で仕事をしていないひとだからなんですね。
どこかでかじったんでしょう、本を読んだりクリーニング屋さんから話を聞いたり。
しかし、それは自分の実体験ではないから、現実とずれて来てしまうんです。
そのズレがたいした事が無いのなら問題はありません。
間違った話や噂話などは世の中沢山ありますから。
でも、もし、その間違った情報が、お客様に重大な支障をきたすようなものだったら・
実際、そういう間違いも畳みうけられるんですよ。
クリーニング屋さんの関係者を名乗ったり。
元クリーニング屋を名乗ってみたり。
実際は、周辺の業者と言うだけで本格的に勉強をしていない人だったり、働いていたと言ってもパートさんやアルバイトだったり。
一部分しか知らない人が情報を発信している事に、強い危機感を覚えます。
さらに悪いのは、それらの情報を当のクリーニング屋さんが支持しているケースがあること。
これはもういけませんよ。
クリーニング屋さんがもっと自分の声で出てこないと。
ひとに乗っかるのではなく、プロとして自負をするのであったら、もっと自分たちが発信をしていかなければいけません。
これは、社会に対する義務でもあります。
クリーニングや衣類において、メンテナンスで僕らよりも詳しい人がこの世の中にはいないんです。
僕らは、衣類のメンテナンスの事を一番知っているんですよ。
僕らが発信をしなければ、一体誰が正しい情報を発信できると言うんでしょうか?
最近、クリーニング屋さんのブログが増えて着ました。
お客様への発信がどんどん増えて来ています。
もっと、もっと、増えて着て欲しいと思いますね。
人に任せず、僕らの業界のことは、僕らがやりましょう。
責任を持って、ね。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
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