服によって変わる納期。
クリーニングをお預かりする時、何点預かろうが大抵、伝票は一枚です。
たくさんお持ちいただいて、伝票が数枚になることもありますが、だいたい一枚。
伝票には、服の情報が書き込まれています。
服の色、アイテム名、素材、シミの有無など、伝票には書いてあるんです。
丁寧なお店は、きちんと印字されていて、誰が読んでもわかるようになっていますが、時に、お店の人しかわからないような暗号で書かれているところもあるんですね。
うちがそのタイプ。(笑)
みなさん、なんて書いてあるかわからない、とおっしゃいます。
伝票をみながら、これは記事を表して、これが色で、これがアイテム名、なんて説明すると、なるほど、と納得されますけど。(笑)
伝票には、その時お預かりした品物の名前が入っていますが、仕上がりは、アイテムごとに違うんですよね。
ここが、お客様には分かりづらいようです。
お客様は、クリーニングに出したんだから、みんな同じように洗って、同じように出来てくると、思っています。
実際は違います。(笑)
スーツとワイシャツは洗い方そのものが違うので、仕上がる日数も全然違います。
ワイシャツは水洗い、スーツはドライクリーニング、この違いは大きいんです。
また、同じドライクリーニングでも、仕上がりに違いがあります。
品物によっては、乾燥機を使えないものもあるので、乾くまでに時間がかかる商品があるんです。
すると、同じドライクリーニングでも、また時間のかかり方が変わって来てしまうんですよ。
でも、伝票には納期が一つし聞いてない、他の仕上がり日がないのでわからない、と言う話を、ちょっと小耳に挟んだんです。
クリーニング屋さんをよくご利用されている方は、何と無く体感でわかるようですが、初めて利用される方や、たまに利用される方には分かりづらいんですよね。
そんな時は、預けた時に、クリーニング屋さんに聞いてみてください。
おおよその、仕上がり日を教えてくれます。
また、遅くなる商品についても、遅くなる理由を教えてくれるので、納得できると思いますよ。
早く欲しいのは皆さん一緒なんですが、理由を聞くと、時間をかけてじっくりやってください、と言われる方もたくさんいらっしゃいます。
早い仕上がりも大事だけど、みなさん、綺麗にして欲しいし、安全に着たいと言うことが1番大事なんです。
企業努力で、全部同じ日に渡すところもあります。
すごいなあと思いますね。
うちでは、中々真似出来ないかなあ。
やはり、うちでは、綺麗にして、風合い良くして、安全に、この三つはどうしても譲れません。
そのために、どうしても時間が必要と言うなら、時間をかけるようにしちゃうんですよ。
これも、うちの仕事のスタイル。
そのなかで、はなるべく早く渡せるようにも頑張ってるんですけどね。
まとめてクリーニングに出す時は、仕上がりの差に気をつけてみてくださいね。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- まずは高岡まで!(2025.01.14)
- 電気屋さん待ち!(2025.01.15)
- 能登から無事帰宅!(2025.01.16)
- 普段着とは?(2025.01.10)
- 今年もよろしくお願いします!(2025.01.09)
コメント