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書いてきたから分かった事。

今日は朝から、刑務所でした・・・・・・、って訳分からないですよね。(笑)
長女の柔道の試合が府中刑務所の官舎の柔道場でやるらしく、朝一で運転手をさせられていたんです。

おもわずフェイスブックに、塀の中、なう、とつぶやいてしまいました。(笑)


正確には塀の中ではないんですが、一応官舎の周りにも高い塀があるので、嘘ではないかな、と。
その後、うちに帰り、残っている子どもたちの子守をしながらボーっと考えていたんです。


ブログを書いてきて、いろんなことに気付いたなあ、なんてふっと思ったんですよね。


最初は、クリーニングの押し付けで、一方的な話ばかりだったと思うんですね。
しかし、そのうちネタが尽きてきて、色々考えるようになってきた。
自分勝手なクリーニング屋さんの話はすぐにネタがつきます。
消費者の人たちが本当に知りたい事や、間違った事を正しいと思い込んでいることなど、そういう事を書いていくようにシフトしていったんですよね。


すると、見えないものが見えてきたりします。


クリーニング屋さんって、どうしても技術論に走りがちなんですね。
何か問題が起こると、すぐ洗いに問題があるとか、溶剤の管理方法に問題があるとか、考えちゃう。
たしかに、それが原因のケースもあるんですが、もし本当にそれが原因だとすると説明のつかないことが多くある事に気付きだすんですよ。


たとえば、今僕が一番違和感を感じているのは、溶剤管理について。


ドライクリーニングは、液体を捨てることが出来ないので、ろ過しながら使っています。
そのろ過をした液体の状態が洗浄に影響を及ぼすので、クリーニング屋さんは溶剤管理には厳しいんです。


仮に、溶剤が汚れたまま、洗ったらどうなるか?


服が黒ずんだり、においが発生したり、時には縮んだりします。


これが起こらないように、どこのクリーニング屋さんもきちんと溶剤管理と言うものをしているんですね。
所が、個人のお店には、他店で洗った品物が臭かったり色が悪くなったり、縮んだりしたと持ち込まれることがあります。

すると、大抵のクリーニング屋さんは必ずこういうんです。


これは溶剤管理が悪いからですよ。

僕もここを書き始めた頃はそう思っていました。
しかし、書いているうちに、溶剤管理だけでは説明の出来ないものが浮かび上がってきて、今ではそういった商品を見ても、すぐには溶剤管理のせいにはしなくなりました。


詳しく事情を聞いてみないと、分からない事が多いんですよ、本当は。


で、溶剤管理のせいにするクリーニング屋さんも、それ以外にも原因がある可能性がある、と言うことは知っているんですよね。
でも、なぜか思考が停止したように、全てを溶剤管理のせいにしてしまう。

すると本当の問題点が分からなくなってしまい、お客様が同じ結果を繰り返して、そのうちクリーニングに失望するようになってしまうんです。

ブログを書いていると、自分で書いていることが客観的に見えるようになってくるんですね。
すると、書いていることに矛盾を感じるようになるんです。
あれ、これ何にも考えずにこう思っていたけど、冷静に考えると矛盾しているぞ?って。


いろんなことが、繋がっていくんですよね。
受付でお客様と交わしている何気ない会話、いつもならそのままスーッと流れていくような話に、すっごいヒントが隠されていたり。


中でも、自分でよく考えなきゃな、と思ったのが、お客様のつかっている言葉と僕らの知っている言葉は意味が違うことがある、と言うこと。


お客様が、汚れている、といったからと言って、汚れているとは限らないんですよね。
僕らなら、専門用語もあるし知識もあるので、正確な判断が下せます。
しかし、お客様はプロではないので、遣う言葉も適切ではないし、感じた事を何とか僕らに伝えようとします。

たまたま、僕らが使っている言葉と同じ言葉を使ってしまい、でも本当にいいたい事は別の事で・・・・、と言うことはよくある話なんです。


うちにお問い合わせをいただいた人はよくご存知だと思いますが、僕はお客様にいわれた時に、具体的に質問をします。
表面の具合や、触った感じ、こうなってしまったときの状況や、着用してから洗うまでの期間、頼んだクリーニング屋さんの形態や料金まで聞くんです。
今まで利用してきた感想なども聞くこともあります。

そこまで聞いて、ようやく答えに近づいていけるんですよ。
ともすれば、それでは足りない事もあります。
そんなときは友達を通じてそのクリーニング屋さんの事を調べたり。

そうしないと、ただ見ただけや聞いただけでは、本当の原因はつかめないんですよね。


クリーニングに限らず、昔からいわれている事を、何も考えずに口に出してしまうことってあると思うんです。
たわいもない話なら、それでも問題はないんです、でも、クリーニングにおいて、それは致命傷。
何も考えずに、こういうものだ、と決め付けて判断するのはとても危険なんです。


でも、この事実に気付いているクリーニング屋さんはそんなに多くはないんですよ。
そこがとてももったいなく思うんです。


技術がないわけではない、知識が仁分でもない。
資格も持っているし、技術も、知識も必要十分のものをみんな持っている。
だから、おかしくない?と話をし始めると、すぐ理解できる。

出来るのに、考えないで答える癖がついてしまっているんですよね。


なんでも技術に持っていくのもそう。

クリーニングを利用しない人の理由に、クリーニングしても落ちないから、と言うのがあれば、技術を知ってもらうのはいいと思うんですね。
でも、クリーニング離れを理解していて、その理由を洗う習慣がなくなった、と分析をしているのに、クリーニングの技術を見せるって・・・・、何の回答にもなっていません。

また、みなさんに知っていただきたくて、ネット上で書き込みをしても、クリーニング屋さんしか見ていないようなところに書いても意味がありません。
クリーニング屋さんの不思議な所、フェイスブックでもクリーニング屋さんとばかり繋がっている、そこへせっかく書いた秀逸なお手入れの情報を載せても、見るのはクリーニング屋さんばかり、いいねを押すのもクリーニング屋さんばかり。
本当に伝えたいのは、消費者のみなさんにじゃないの?と思ってしまいます。

クリーニングの品質に不満を持っているのなら、技術を見せるので正解だと思うんです。
不満の種類にも寄りますよ、汚れ落ちなのか、風合いなのか、そこをきちんと把握してやれば効果的だと思います。


でも、もし、技術的な問題以前だったら?
いくら技術を見せても見向きもしないし、本当に届けたい人には届かないんですよ。

ここ、クリーニング業界は、もしかしたらここ数年で一番やる気があるのかもしれないってくらい、各地で色んな催しが開催されています。
みんな、クリーニングを伝えようと一生懸命。
でも、なぜかそれが判を押したような形になっているのはとても残念に思うんです。


せっかくやるんだから、せっかく見せるんだから。


本当の原因をよく見極めて、伝えていって欲しいなあと思うんです。

ならないよりもやる方がいいよ、なんていうのは自己満足の世界です。
それではダメなんですよ、やるからにはきちんとしないと。
今やっていることは、今のためにやっているんではないですからね、将来の為にやっているはずです。

バラバラに動いていますが、みんなの目的は一つだと信じています。

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