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いつも通りに洗ったので・・・。

先日、クリーニングのクレームの話しがテレビに出ていました。
腱鞘炎の治療で接骨院に行かなければ行けなかったので、出がけに録画。
便利ですよね、最近はテレビに録画できちゃうんだもん。


帰ってきてから、見てみたんですね。
すると、セーターをクリーニングしたら縮んじゃった、泣き寝入りするかしないか?と言うような内容でした。


クリーニング屋さんの店員さんへ、縮んだじゃないか、とクレームを言うと、いつも通りに洗っていますので、そういわれましても・・・・、と言う言葉。

ゲストのコメンテーターの方々も、これよく言われる!と皆さん言っていました。
何でクリーニング屋さんはこんな事を言うのか?
二つほど考えられると思うんです。

一つは、決まった洗浄方法で事故縮むような洗い方ではない。だからうちには問題が無い。


もうひとつは、他の品物が縮んでないんだから、商品に問題がったんでしょう?

主にこの二つだと思うんです。
なるほど、僕もクリーニング屋さんの端くれなので、いいたい事はそれなりに分かるのですが、残念ながらこれでは言葉が足りない、もしくは説明が足りません。


まず、普通に洗える商品だったか?これってとても重要な事なんですね。
たとえば、ウールのようなものなら、普通にクリーニングをしていれば、縮むと言うことはありません。
もし、これで縮んでしまった、と言うのであれば、絶対原因があります。

乾燥温度が高かった、ドライクリーニングの中に水が大量に混入してしまっていた、実は元から縮んでいた、などなど。
お客様が太ってしまった、と言うこともありえるんです。


クリーニング屋さんの間違いである可能性もありますので、どのようなクリーニングをしたか?ミスはなかったか、検証すると分かるんです。


元々、普通に洗えない商品を洗ってしまった、こういうケースもあるんです。
とてもデリケートなカシミヤやアンゴラなどを、普通のウールなどと一緒に洗うと、ダメージを負います。
洗う状態によっては、縮む事も十分ありえるんですよ。
ですから、本来こういうデリケートな商品は分けてソフトに扱うのが鉄則。

ここに気付いていたか?という事が一つのポイントになってきます。


個人で経営されているようなお店ですと、この手のトラブルは少ないのですが、パートさんを使うようなところではなかなか素材の違いなどを教育することが出来ず、絵表示に忠実にクリーニングするように指示されているところもあります。


もし、その絵表示が違っていたら?


そんな事もあるんですよ。
絵表示どおりに洗ったらダメでした、そういうケースもあるんです。


番組では分かりやすく、簡単に紹介していましたが、実はいくつも原因は別れています。
そして、ちゃんと検証をすると、どうしてそうなったのか、段々見えてくるようになるんです。

いつも通りに洗ったので、うちに非はありません、もし本当にそうならそれをきちんと説明してあげればいいのに、と思うんです。


いつも通りに洗っていると言うことはどういうことなのか?
縮むということはどういうことなのか?


僕らは、縮まないように洗っています。
そこにはきちんとした、理論があって理屈が存在しているんです。
なにも、勘に頼って仕事をしているわけではないんですね。

もし、イレギュラーが出てしまって、クリーニングでおかしくなったと言うのなら、そこには必ず原因があります。

クリーニングに問題があったのか、商品に問題があったのか。


いつもどおりですからうちには関係ありません、ではいけませんよね。
一旦預かって、原因を探ってからお答えしてもいいと思いますよ。


もしかして気付かない所で、クリーニング屋さんがミスをしているかもしれない。
はたまた、衣類自体に重大な欠陥があるのかもしれない。


原因が分からなければまた同じ事を繰り返してしまいます。


原因追求は、クリーニングでおかしくしない為にも、必要で大事なことなんですよね。

いつも通りに洗ってるのはいいことだけど、それだけだとお客様は不安です。
もっとちゃんと説明しないとね。


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