汗臭くなるのは、綿かポリエステルか?その2
汗臭くなるのは?という問題。
昨日は綿とポリエステルの違いを説明しました。
今日は別の角度からにおいの発生を考えてみたいと思います。
そもそも、汗臭くなるのは服なんでしょうか?
僕も経験がありますが、汗臭くて着替えようと脱いでみると、服はそれほど臭わなかった、ということがあると思います。
でも、確かに、汗臭かったんですよね。
服もにおいの原因のひとつではありますが、実は体もにおいの原因になります。
綿ですと、かいた汗を吸収してくれるのですが、ポリエステルでは吸収してくれないので、体の表面に汗が残ってしまいます。
わきがのある人だったりすると、この体の表面の汗が大問題になるわけですね。
菌が繁殖しやすい環境になってしまうので、汗臭くなりやすくなるんです。
こういう人にはポリエステルの服はダメなんですよ。
この場合、綿の服を着ていただいて、こまめに着替えてもらうといいと思います。
綿も、あまりにも汗を書くと、濡れっぱなしになってしまうので、やはりよくはありません。
吸湿してくれたところで、着替えるといいんですね。
今回、いろいろと調べていて面白いなあと思ったのが、立場の違いで汗臭いものに対する対応がまったく違うんですね。
クリーニング屋さんは、洗い方を指示するんです。
漂白剤で殺菌してください、とか、洗濯層を洗ってくださいとか、お湯を使ってくださいとか。
つまり、服に残っている汚れが原因で汗臭くなる、と思っているんですね。
片や、お医者さんですと、服が原因ではなく、体の表面につく汗そのものに原因があると考えるようです。
すると、洗濯方法などのアドバイスよりも、ポリエステルを着ないでください、というようなアドバイスになるんですね。
いや、とても面白いなあと思いました。
で、ここからが本題です。
今回調べていた分かったのは、臭ってしまう原因はいろいろあるということ。
原因を特定し、きちんと対応すればにおいは十分軽減できます。
服から臭っているのか?
体から臭っているのか?
素材は何か?
どっちが臭うか?ではなくて、どれがにおいの原因だったか?これが大事なんですね。
原因さえ分かれば、適切な対処が出来る。
冷静に、よく観察することをお勧めします。
綿もポリエステルも、どっちもいい繊維です。
そして、どっちにも適切な使い方がある。
特徴をよく把握して、適切に着用していただくといいと思います。
一伸ドライクリーニング店
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