本当の消費者目線とは?
ここ数日、寝ないでがんばって資料を作ったりしていました。
週末にあるイベントの手伝いをしているのですが、そこでの展示物を作っております。
長い時間をかけて、ようやく洗濯絵表示が改正をされる、というニュースは皆さんどこかで目にしたことがあるかもしれません。
それに関して、いろいろと調べているんですけどね、僕らクリーニング屋さんやアパレル向けのものはたくさんあれど、消費者向けのものはほとんど見当たらないんですよね。
やっぱり、目線ってあるじゃないですか。
僕らクリーニング屋から見た今回の改正と、お客様からの改正のポイントは違うと思うんですよね。
でも、難しい言葉で説明されていて、たぶん消費者にはちんぷんかんぷんだと思います。
きっと、絵柄が変わるだけでしょ、分かりづらいなあ、といった印象ではないかな、と。
これ、目線がずれているからだと思うんですよね。
同じので、クリーニング屋さんもずれているなあ、と思うんですよ。
クリーニング屋さん、なぜか洗濯の話をしたがりますよね。
染み抜きのやり方を教えたり。
それも十分意味のあることなんですけどね、クリーニングでもっと大事なことがあるんじゃないのかな、と思うんです。
たとえば、先日書いた、ドライクリーニングとは、という話。
これも、お客様が知りたいと思っているニーズとかけ離れているので、いつまで経っても浸透しない。
他にも、クリーニング屋さんが説明をしなければいけないことは山ほどあります。
でも、それのほとんどをしていないんですよ。
僕が集配に呼ばれると、必ず質問を受けます。
僕らクリーニング師ですから、当然答えられるわけですね。
でも、答えているうちに、お客様がこうおっしゃるんです。
こんなにちゃんと答えてもらったことは一度もありません。
質問される内容は、難しい話ではありません。
普通の、お客様がどうして?と思うような内容、それは、洗濯の事でもないし染み抜きのやり方でもありません。
純粋に、クリーニングが分からないんです。
何で汚れが落ちないの?
どうして汚れるものと汚れないものがあるの?
クリーニング屋さんの違いは?
デラックスって何?
カシミヤは洗っていいの?
みんな、そんな普通のことで悩んでいます。
もっと、こういうことに答えていってあげないといけないよなあ、と思うんですよね。
僕には、クリーニング屋さんはこうあって欲しい、という目標があります。
それは、小難しい顔して仕事している職人でもないし、特別なものしか洗わないようなブランド化されたクリーニング屋さんでもありません。
もっと、もっと、日常に根付いた、普通に利用される、皆さんのクリーニング屋さんでありたい。
今の大手チェーン店とはまた違って、それよりはもう少し料金はするかもしれないけど、お客様が大事に思うのと僕らが大事に思うのが同じくらい、気持ちがシンクロするような関係でありたい。
そんな目標があります。
クリーニングって特別ではないんです。
そうありたいなあ、と思います。
一伸ドライクリーニング店
カシミヤ・アンゴラ専門店 カシミヤクリーニング.COM
東京都府中市住吉町2-17-13
工藤隆史
TEL 042-362-6470
定休日 日曜日
営業時間
朝8:00~夜10:00
★宅配も随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
参考エリア 府中市 小金井市 国分寺市 国立市 三鷹市 調布市 多摩市 稲城市 他
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