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目で盗む。

昔から、職人の技術は目で盗め、と言われたもので、うちでも教えられるというよりは見てなさい、といわれてきました。


目で盗めといったって、初めのころなんてせいぜい真似するのがやっと。
しかも、ずっと見学をしているわけでもないし、ポケット掃除や洗い場など、場所がころころ変わるので見ていることも難しかったんです。


たまに、見ている時間が取れたとしても、ただ、綺麗だなあ、とか、早いなあ、とかくらいしか分からなくて、きちんと教えてくれれば早いのにな、などといつも思っていたものです。

目で見て、盗めるのって、同じ技術レベル、もしくは近くまで行かないと分からないんですよね。

だから、入りたてのころなんてまったく分からなかったんだと思います。

今になって。

うちは、メインのアイロン台が一台しかありません。
カウンターの横にある一台だけなので、かわりばんこに仕上げをしています。
父が仕上げをしているときは僕は配達や他の仕事を。
僕がアイロンを掛けているときは、父は配達へ。


僕らの世代は、機械仕上げの世代なんです。
ハンドアイロンも使いますが、機械が主流になっている世代。

父たちの世代は、機械が無く、手仕上げでずっと仕上げ続けた世代です。


年をとったとはいえ、昔取った杵柄、この世代の仕上げはいつ見ても一級品なんですね。


父が仕上げをしている横で、僕が配達の品物を積み込んでいるんです。
横目でチラッと、父の仕上げを見ると、今だからこそ分かる技術が見えてくるんですよね。


先日も、オープンシャツを仕上げている父を見て、ほほー、ここをこうしているのね、と気付いた僕。
ほんのちょっとした、手の位置の違いなんです。
別に僕のやり方でもできているんですが、ためしに今日やってみると、格段によくなる。

今日の仕上げは楽しかったなあ。(笑)


ちょっとした違いに気付くのも、僕のレベルが上がったからなんでしょうね。
入ったころに見ていたものと同じものを見ているはず。
でも、あの時は気付かなかったものが、今ははっきりと気付くことができる。


本当に面白いものだなあと思います。

そして、仕事はいつまで経っても勉強、研究の繰り返しだな、と。
その証拠に、父もいまだにもっといい方法が無いか?模索をしていますから。


この姿勢も見習わないといけません。

やはり、目で盗むのが一番なのかな。
昔の人は、本当にえらいなあと思いますね。

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