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織り方がゆるいとシワになりにくく縮みやすい。織り方がきついとシワになりやすく縮みにくい。

法則の話し、最終日です。


今までの説明の中にも出てきていますが、糸の織りも服に影響を大きく与えています。
織利のイメージは、網戸を想像してもらうと分かりやすいです

ゆるい織りは目の粗い網戸、きつい織りは目の細かい網戸。
どういう違いがあるのか?

目のゆるい網戸は、隙間があるので力を加えると動いてしまいます。
動きやすいということはシワになりにくいということなんですね。
反面、縮みやすくなってしまいます。

素材によって理由は違うのですが、ウールの場合、動きやすいと擦れ易くなります。
結果的に、フェルト収縮を起こしやすくなってしまうんです。

また綿製品などの場合は、隙間が詰まって縮んでいきます。

このため、柔らかい服は扱いが難しくなるんです。

では、目のきつい網戸はどうなるか?
目のきつい網戸は反対の事が起こります。
隙間がないので動きづらく、そのため動いたときにはシワになってしまう傾向があります。
細い糸、肌触りのいい服がシワになりやすい理由です。
反面、動きづらいので、縮みには割りと強い。
動きづらくなっていますから、本来なら苦手とするウールの水洗いなんかも、普通に洗っても変化なく洗えるケースもあるくらいです。


こんな感じで、固い柔らかい、細い太い、というのがいろいろ影響をしています。


あくまでも基本。
例外も当然ありますが、おおよその原理原則は変わりません。
これらを応用していくと、どう扱っていいか?分かるんです。

と同時に、すごい服なんだな、と驚くことも増えていきます。
アパレルさんの技術力の高さが分かるようにもなります。


分かりやすいのが、アルマーニのスーツ。
アルマーニ、とても繊細で柔らかいスーツなんですね。
クリーニング屋さんの中では、変化が激しいので評価しない人もいますが、見る方向を変えるとこんなこともいえます。


繊細であそこまで柔らかい生地でよくスーツを仕立てられたな、と。


ここを理解することが出来ると、どういったシチュエーションで着ればいいか、どういったタイミングで洗えばいいか、分かるようになるんですね。

クリーニング屋さんは、素材だけでは判断をしていません。
素材でも作りや構造でまったく違うからです。


この綿、粗悪品だからこうなるんだ!
このウールは質が悪いねえ。


と思いがちですが、そこには必ず理由があります。
その理由が分かると、扱い方も分かる。
服にも適切な着方や扱い方が存在していますから。

今回、うまくまとめられていませんが、またどこかで再挑戦して見たいと思います。


もっともっと分かりやすくして。

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