誰が悪いのよ? ~責任の所在は?
実はずっと前から考えていまして。
その考えていたこととは、クリーニングで起きたトラブルの責任の所在は?というもの。
悲しいかな、クリーニングのトラブルは結構あるんです。
消費生活センターへ寄せられるトラブルの中でも、かなり多いんです。
前からここで書いていますが、クリーニングのトラブルはかなり複雑なんですね。
その理由は、生産者と利用者とメンテナンスをする人たち全員違うから。
そして、この三者、すべてに原因がある可能性があるのが難しくさせているんです。
どうしても、クリーニングをして、問題が表面化することが多いので、クリーニング屋さんが悪いんだ!といわれがちです。
本当にクリーニング屋さんが悪いケースもありますし、商品に問題のあるケースもある。
商品の利用の仕方に問題が有るケースもあります。
これが消費者の皆さんには分かりづらいようなんですね。
ずっと前から、このことについて、何か書けないかな?とずっと思っていました。
分かりやすく、誰に責任があるのか、書けないかなあって。
つい先日、こんな書き込みをネットで見かけたんです。
ワンピースをクリーニングに出したら全体的に色合いがおかしくなった、と。
クリーニング屋さんは、洗濯絵表示どおりに洗っているから商品に問題があるといい、アパレルさんに問い合わせるとクリーニングをしておかしくなったんだからクリーニング屋に問題がある、と。
どこも応じてもらえないんだけど、どうすればいいか?
これに対して、クリーニング屋が悪い、という意見が圧倒的に多いんです。
クリーニング屋でなったんだから、クリーニングが悪い、と。
以前、クリーニング屋でいやな目にあったから、クリーニングが悪い、とか。
あんなトラブルがあった、こんなトラブルがあった、だからこれもクリーニング屋のせいだ、そんな意見がいくつか寄せられていました。
中には、クリーニング経験者っぽい人からのコメントも入っているんです。
でも、それはいい訳だ、と、ばっさり。
確かに言い訳っぽく聞こえるような気もするし、でも、そうじゃない気もするし。
これはいけないな、と思ったんですよね。
あまりにもクリーニングや服の事が分からなさ過ぎて、混乱しているようだ、そう感じました。
これでは、お客様もクリーニング屋さんも、お互い不幸なだけです。
明日から数日、責任の所在について書いてみようと思います。
お楽しみに。
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