« 卒業、そして無事に取得おめでとう。 | トップページ | スーツは上下セットで洗うのが基本です。 »

たかが水洗いのyシャツで?

クリーニングを洗濯と一緒だと思っている人は結構いらっしゃいます。


家で洗うのとクリーニング屋さんに任せるのとは全然違うよ!


そういっていただけるお客様がいる一方、クリーニングも家で洗うのも変わらないよ、という方もいらっしゃる。
どんなクリーニング屋さんをご利用されたのか、いろんなクリーニング屋さんを試してみてそう思ったのか、わかりませんが…。


今日の夕方、ショッキングなブログを発見。
この時期のクリーニングについて書かれていたんですよね。


端的に言えば、クリーニングに任せなさい、という内容。
一見、いいような話かと思いきや、クリーニングについてのご不満がたくさん書かれていました。
いろんな不満はあるけど、yシャツ一枚洗うのに手間がかかりすぎだ、と。
持って行って翌日もしくは数日の間に引き取りにいかなければいけないのはおっくうだ、とおっしゃるんですね。

確かにめんどいよなあ、と思うのですが、集配をご利用のお客様だったりすれば解決しますが、お店で受け渡しを選ばれたらこちらもどうしようもできません。
また集配もご在宅でないとお渡しできないので、思っているよりも制約を受けてしまいます。

こう考えると自分の好きなタイミングでもらって帰れる店頭引渡しは割と便利なような気もしますね。


いやいや、今日はそこの話ではなくて。

僕が気になったのはここ。


たかが水洗いのyシャツ一枚で。


ここですよ、ここ。
たかが?たかが水洗い?
ずいぶんと水洗いをなめてくれてるじゃないですか。
水洗いってそんな簡単じゃないですよ?
家で洗うのと同じに思ってもらっちゃ、納得がいきません。


クリーニングでyシャツの水洗いのイメージ、洗濯機にyシャツを放り込んでボタン押して洗い終わるのを待つだけとか思っていませんかね?
そんな簡単ではないんですよ。


洗う前からいろいろとやることがあります。


まずポケット掃除。
ここにゴミが入っていたりボールペンなどが入っていると大惨事になりかねません。
ポケットの中を念入りに調べることはとても大事です。
そして、次に襟など汚れのきついところをきれいにします。
洗って落ちてくれればいいんですが、きつい汚れは洗う前にひと手間加える必要があるんですね。

そして、本洗浄へ。

洗いも一度ではなく、予備洗い、本洗、脱水、すすぎ、脱水、すすぎ、脱水、すすぎと繰り返していきます。
この間、蒸気を入れお湯の温度を上げていくわけです。
水なんかではきれいになりませんから。

そして、すすぎが終わったら今度は糊付け。
その後脱水をして洗いは終了です。

洗い終わったら、仕上げに回ります。

今は機械仕上げが主流ですが、その機械仕上げも手間がかかるんですね。


昔なら割とシンプルな機械で仕上げられていましたが、今の機械は細かいところまで仕上げられるタイプになっていて、その分、人の手を必要とします。
機械仕上げで誰でもできるようになっているはずなのに、人の手や技術が必要になっているんですよ。


ここで無事に仕上がってくれればいいんですが、汚れが残っていたりすると、再洗いに回ります。
もう一度一からやり直しです。
さらに再洗いの場合は、別途しみ抜きをすることもあります。


仕上がって包装して終わり・・・・・、と思うでしょ?


まだまだ。


ボタンが取れていたらつけますし、ほつれているところを見つければ縫ったりもします。
要は袋を開けた時に着る事が出来る状態にするんです。


たかが水洗い、はとても手間暇かかっています。


もう一つ。
クリーニングの水洗いと家庭での水洗いは、まったく違います。
それこそ、僕らが鼻で笑っちゃうくらい、家庭洗濯機でyシャツを洗うというのは汚れが落ちません。


家庭での洗濯も、汚れを落とそうとすると手間暇がかかります。
もし、それを知っているのなら、水洗いをたかが、とは言えないはずなんです。


今の衣類は糸が細くなっているので洗うのって大変難しくなっています。
洗うのって難しいんですよ。


そこのところ、分かってほしいな、と思います。

|

« 卒業、そして無事に取得おめでとう。 | トップページ | スーツは上下セットで洗うのが基本です。 »

クリーニング」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: たかが水洗いのyシャツで?:

« 卒業、そして無事に取得おめでとう。 | トップページ | スーツは上下セットで洗うのが基本です。 »