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家で洗ったら固くなってしまったセーター。

我が家でも衣替えをしています。
お休みの今日、嫁さんは部屋にこもって衣替えをしています。
今年はあったかくなるのが早いので、いつもより早いのは重々承知していますが、暦よりも体感に合わせるのが一番。
早めに入れ替えをし始めました。


それとリンクするように、ここのブログへやってくる人たちの中で、ある特殊なキーワードでやってくる人たちがいます。

セーター 固くなる 失敗


自分で洗って固くしてしまったんでしょうね。
たぶん固くなったのがどういう意味なのか、自分で直せるのか、直してもらえるところがあるのか、調べるているんでしょう。


セーターが固くなってしまった理由、それは洗たくの失敗です。
クリーニング屋さんで言うところの、事故、というやつですね。
間違った洗い方をしてしまったので、固くなってしまったんです。
これはウールに限った話なのですが、ウールは洗い方が少し特殊なんですよ。
間違ってしまうと、固くなってしまうんですよね。


で、問題はこれが元に戻るか?


固くなったのも程度がありますが、ほぼ元に戻りません。
ものによっては子どもサイズにまで縮んでしまったものもあるでしょう。
伸ばせばサイズは元に戻せることもあります。
しかし、元のセーターの風合いは二度と戻りません。


なぜか?


ウールの性質で、縮み方が他と違うんですよね。
繊維同士が絡み合ってしまい、ほどけなくなってしまいます。
この現象を、フェルト化と呼ぶんですが、こうなってしまうともう元に戻すことは不可能なんですよね。


実はこれが昨日の話とつながってきます。


ウール自体、水で洗うことは十分可能な商品です。
洗たく王子も洗い方を教えてくれてますし、他でもセーターの洗い方を紹介してくれているところがあります。

洗うことは可能、でも、それは物によるんですよね。
ウールの中でも、絡みやすい生地と絡みにくい生地があるんです。
絡みにくいものは、指示通り洗えばもしかしたらうまくいくかもしれませんが、絡みやすいものはおそらく不可能だと思います。
それだけ洗い方がデリケートになるんです。
僕らでさえ、洗えるとわかっていても躊躇する品物ってありますから。


ウールを安全委洗おうとすると、一番適しているのはドライクリーニングです。
ドライクリーニングでは縮みません。
固くならないんですね。

しかし、ドライクリーニングはそれ自体が管理がとても難しいんです。
管理をするのにコストもかかるので、お店によって状況が少しずつ違います。
お店によって洗い上がりが違うのもこれが理由の一つです。

クリーニング屋さんがお店を選んでくださいね、というのもここから来ています。

話を戻しまして…。

先日あるクリーニング屋さんと話をしていまして、こんなことを言われました。

この時期になると、自分で洗って失敗した商品を持ち込まれることが多くなってね。
最初から任せてもらえてれば、この服もまだまだ着る事が出来たのに、もったいないなあと思うんだよ。

そう思うこと、僕もあるんです。
この服はもっと着る事が出来たよなあって。
そして、こうも言っていました。


僕らクリーニング屋さんが信用されていないのかな。

どうなんでしょうね、一時期僕もそう思っていた時期もありましたけど。
今は自分で洗いたい、という需要もありますし、服が安くなったという背景もあります。
いろんなことが複合的に絡み合って自分で洗う人が増えているんじゃないかな、と思います。


でも。


クリーニング屋さんに任せましょう。


そう思っていただきたいな、という思いは僕もあります。
来年も着たいからクリーニング屋さんへ、と。

そのために、もっと情報発信は続けていかないとな、と思います。

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