乾燥は何でもかんでも乾燥機を使ってはいけませんよ。
乾燥機にまつわる検索が増えてきています。
たいていが、乾燥機を使うとしわになる、というようなもの。
確かにそういうものもあるんですが・・・・・、実は一番の原因は皆さんの意識にあると思うんです。
何でもかんでも乾燥機を使用していいというわけではありません。
乾燥機には向き不向きがあります。
簡単に言うと、乾燥機を使う事でしわが多く発生するものと、ほとんど発生しないものとあるんですよ。
そこをうまく見極めないと、せっかく乾燥機を使ったのに、すぐ着れない状態になってしまいます。
僕らクリーニング屋さんでも、乾燥機を使う品物と、使わない品物と分けています。
この時期は、乾燥機を使えない品物が増えるので、洗い場の頭の上は品物がたくさんつるしてあるんです。
どこで見極めているか?というと、糸が細いものは乾燥機の使用を避けているんです。
糸が細くなると、極端にやわらかくなります。
そういう服は熱の影響を受けやすくなるのと、乾燥機の力をもろに受けてしまいます。
前にも書きましたが、糸が細くなるとしわになりやすくなるので、きれいに張って吊って干したほうがきれいに乾きます。
乾燥機もあくまで道具ですから、服のことをよく知っていて、熱の作用をよく知っていて、うまく使いこなせないと思うような仕上がりになってくれないんですね。
そういう意味では、洗濯機の方がかなり優秀だといえます。
今の洗濯機はいろんな事がマイコンで制御されて、知らなくても何とか洗たくが出来ちゃいます。
しかし、乾燥機はまだまだそこのレベルまでいっていないので、使いこなすには知識が必要になるんですね。
僕らクリーニング屋さんは、乾燥機を使いこなしています。
全部乾燥したり、一部分だけ乾燥をしたり、乾燥以外にも使ったり。
便利に使っていますよ。
衣類の乾燥工程は意外と難しいです。
天日干しも、いい所もあれば悪いところもある。
クリーニング屋さんはその違いをよく理解して、上手に使い分けています。
乾燥工程を間違って、着られなくしちゃうケースもありますから。
だから、迷ったらクリーニングへ、となるわけですね。
不安に思ったら是非クリーニング屋さんへお持ちくださいね。
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