そう、吸湿発散性がいいのがいいんです。
テレビを見ていた時のこと。
洗剤だか柔軟剤だかのCMで、服がサラサラになる!とやっていました。
最近のはやりで、服がサラサラになるのを売りにしているものが多いような気がします。
元々のシャツがそういう素材で出来ていたり。
でも、それって体にはよくないよね?といつも思ってい見ています。
CMで流れたので、つい口から出てしまいました。
体に良くないのにねえ、服がサラサラってことは汗を吸わないってことじゃない。
汗は体についてまま、絶対気持ち悪い。
横で末っ子が聞いています。
続けて僕がこう言いました。
服は汗を吸うのが仕事なんだけどねえ。
すると、末っ子、こんな事を言い出します。
じゃあ、お父さん、汗を吸ってすぐ乾く服がいいんじゃないの?
おお、大正解。(笑)
それが服として一番いい性能を持っています。
でも、なかなかそういう服はないんですよね。
あっても高かったり、メンテナンスが大変だったり。
服の目的は体温の調整とか、汗を吸うとか、要は体の調整の一端を担う事です。
どんなにおしゃれなものでも、ここを大きく外してしまうと着辛い服になってしまいます。
理想は、汗を吸い、すった汗を発散させて乾かすこと。
すると、体への負担がびっくりするほど軽減されるんですね。
いま、服がぬれるのを嫌がる傾向がありますが、濡れなきゃ困るんですよ。
だから、本来なら濡れにくいポリエステルなんかにも、汗を吸いやすくする加工を施したりするんです。
ポリエステルはさらさらになるんですが、どうしても汗を吸う限界があります。
また構造上、においの原因物質が繊維上に残ってしまうため、臭くなってしまう。
綿だと、汗をたくさん吸ってくれるんですが、発散性がよくないのでいつまでも濡れたままになってしまいます。
これがもっと早く乾けばね、楽なのに。
これらを、網羅している最強の繊維はシルクなんですが、今度はお手入れが大変。
自宅で洗えないものもあり、またクリーニング代も高価なので、普段着使用では厳しい面もありますね。
ただ、着ていてとても気持ちいい服ではありますが。
何かの時のために、一着持っていて損はないと思います。
エアコンの効いた部屋がおおく、出入りをするたびに汗を大量にかくようになっています。
汗でぬれるのは嫌ですが、それよりも今はきちんとした体温調節や体への負担を一番に考えてあげた方がいいと思います。
やはり夏の暑さは厳しいですから。
うまく着まわして夏を乗り切りたいですね。
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