プロの話と週刊誌とどっちを信じるの?その2
昨日の話の続きです。
おととい、気になるものをネットで見つけたんですね。
それはこんなお話でした。
夜、別に暮らしている母親から電話があったそうなんです。
電話に出ると、体調が悪い、と。
その時に、今日お薬飲まなかったからかな?というんだそうです。
で、今からお薬を飲んでもいいものかどうか?わからない、と娘さんに電話をしてきたらしい。
うちも両親と同居しているので分かりますが、年寄りは夜具合が悪くなることが多々あります。
お薬を飲まなかったことが原因か、と不安になったんでしょうね。
しかし、この話、電話をしているうちにおかしな方向へ。
なんと、週刊誌に影響されて飲まなかったらしいんです。
娘さんも、週刊誌の話を鵜呑みにして・・・・・、とあきれていましたが、だからと言って一回抜いただけで調子が悪くなるものでもないだろう、ととりあえず、調べて、薬を飲んでも大丈夫と飲んでもらったらしいんです。
そして、落ち着いた、というような事をネットに書き込まれていました。
僕もこんなこと起こらなきゃいいよな、と思っていたことだったので、正直軽くショックで。
こんな事がたくさん起きているんじゃないか?と思ったんです。
その投稿にはコメントが入れられるようになっていまして、どんな反応があるんだろう?と見ていると、こちらでも、はたと気づかされるようなものに遭遇。
その内容はこちら。
患者は不安で仕方なく、何かにすがりついていたいだけ。
好きにすれば、やりたければやれば、と突き放すような医者にも問題があるんじゃないか?
私を信じてください、と言ってくれるお医者さんがいい。
納得しちゃいまして。
僕らクリーニング屋さんも言いがちなんですよね。
お客様からお話を聞いていて、こんなの自分でこうやれば簡単だ、みたいなことを言われて、その先がどうなるか?わかるわけですね、僕らは。
説明をしているんですが、聞き入れてもらえないときに、つい、じゃあやってみればいいんじゃないですか?と言ってしまう事があります。
話を聞いてもわからない事でも、自分で体験をすれば一発でわかりますから。
やって自分で確かめてみれば、と。
でも、信じてください、となんで言えなかったんだろう、と思いまして。
自分は国家資格を持っているプロで、お客様が言っている事をやったらどうなるかもわかっている。
命にかかわる事ではないのかもしれないけど、知っててやってみれば、というのも無責任だよなあ、って。
なんか衝撃的なコメントでした。
もしかすると、お客様も、僕らを試しているのかもしれませんね。
この人は、どれくらい自分のことを思っていってくれるんだろう、と。
間違った情報が世の中に出回っているからと言って、自分たちの仕事を放棄しちゃいけませんね。
ちょっと反省。
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