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クリーニング屋さんみたいなってやめませんか?

最近、洗濯やしみ抜き、アイロンのかけ方を教えてくれる本やネットがあふれています。
その中で、決まりごとのように出てくる言葉があります。

ご自宅でクリーニング屋さんのような仕上がりに!


とか

クリーニング屋さんみたいに真っ白に!

とか。


クリーニング屋さんへ不満を持っていて自分で洗っている、という噂を聞いていたのに、クリーニング屋さんが目標なんだな、ある意味認めてもらえるってことだな、と思いつつもしっくりこないんですね。
しっくりこない一番の理由は、絶対クリーニング屋さんのようにはできないから。


やはり、家庭での洗濯の限界ってあるんですよ。
で、その限界の差って、どうしようもないんですねよね。
技術の差でもないですから。

一番の差は、やはり道具や機械、材料の差だと思うんですね。

クリーニング屋さんが使っている材料、一般には手に入りません。
糊も種類があるし、洗剤も種類があるし。
そりゃ、家庭用に作られている洗剤も高機能なものが増えました。
でも、それも限界があるわけですね。

また、業務用の機械ってやはりだてに高いわけじゃあないんです。

最近、しみ抜き用の機械が一般向けに売られました。
洗たく王子の中村君がレビューをしてて、よくできてると絶賛していましたが、それでもやはり業務用のものとは比較してはいけない、と。
だって価格差がすごいありますもの、片や3000円くらい、業務用は10万を越えますから。

洗濯機だって、業務用は100万からそれ以上します。
専用の機械もあります。

アイロンだって高いし、大きなボイラーを使って蒸気をたくさん使えるし、アイロン台もびっくりするほど高くて高機能だし。
これらを使っているので、仕上がりに違いが出てくるわけですよ。


最近、ポリエステルやナイロンがたくさん入っている服のしわが取れない、とお問い合わせがよく来るんですが、説明はしますが、家庭ではこれ以上は厳しいだろうな、といつも思います。
技術があるなしではなく、道具の差もやはり大きいですから。

クリーニング屋さんのような仕上がりを目標としてくれるのはありがたいですが、絶対同じにはなりません。


ようなとかみたいな、ではなく、クリーニング屋さんに近づける、くらいでちょうどいいような気がしますけど。

なんでこんな事を言っているのか?というと、目がその品質になれちゃうから。

このくらいでいいや、これで十分、そんな風になってしまうと、ちゃんとした仕上がりというものが分からなくなってしまいます。
それでもたまにクリーニングをご利用していただいて、違いに驚いてくれればいいんですが、そのままクリーニングを利用しないでいると、こういうものだ、と間違って覚えていってしまう恐れがあるんですよね。

その先に待つのは、まだ着る事が出来る服をあきらめて捨てちゃうとか、もったいない連鎖が始まっていきます・・・・・。

すでに、段々とその影響が出始めているような気もしますが・・・・・。


クリーニングの良さを知らない人も増えたしなあ。
何とかしたいですねえ。

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