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2016年10月

水洗いとドライクリーニング、両方出来ると書いてあったらどっちを選べばいいの? その1

新しくいる衣類の取扱い表示が変わります。
今までの表示との変更点は主に二つ。

一つは、商業クリーニングに対応すること。


もう一つは、表示に意味が上限表示になる事。

今までの取扱い表示は、実はクリーニングに対応していませんでした。
クリーニング屋さんは参考にはできますが、クリーニングをして問題が起こったとしてもメーカーに責任を問うのが難しかったのですが、今後はクリーニングに対応するので、洗えると表示がついているものは確実にクリーニング出来るという意味になります。

また、今までの表示は、洗える、というあいまいな表示だったのですが、これからはここまでは出来る、という上限表示になるので、表示通りに洗えば、何も問題は起こらない、という事になります。


大きく分けて二つですが、この二つを可能にするために試験方法など細かく改正をされています。

では、新しい表示で、水洗いが出来る、ドライクリーニングが出来る、と両方表示されていたらどちらを選べばいいのでしょうか?


水で洗えるのだから水で洗えばいい、自宅でもいいしクリーニング屋さんで水洗いを頼めばいい。
いやいや、ドライクリーニング出来るのだから、ドライクリーニングで頼めばいい。

はたしてどちらが正解???


どのようにクリーニングをするか?
一つの基準として汚れの質で選ぶことが出来ます。


よく言われていますが、ドライクリーニングは汗の汚れに弱いとか、水洗いは油汚れが落ちないとか、
このように、汚れの質で、どのような洗い方をするか、選びます。


汗は水、油はドライクリーニング、と明確に分かれるものではないのですが、確かにドライクリーニング水洗い、双方に得意な汚れがあります。
汚れに合わせて洗浄方法を選ぶのは正しいです。

お客様が自分で判断できないときは迷わずクリーニング屋さんへご相談を。
適切な洗浄方法を選んでくれますので、安心です。

では、汗もそこまでかいていないし、油汚れが付いているわけでもない。
そういう時は?


ここが一番悩むところですよね。
自分で洗えるのなら自分で洗いたい、クリーニング屋さんへ相談に行って、そのまま持って返ってくるのは恥ずかしい。
できる事なら自分で判断をしたい。


その判断のポイントになるのが、水洗いとドライクリーニングの洗い上がりの違いです。
続きは明日。(笑)


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5度は寒い。

恒例の水汲みに富士山にやってきています。


今日は冷え込む、と言う天気予報を信じていましたが、こんなに寒くなりますか?((((;゚Д゚)))))))


大月あたりまではそんなに気温は下がらないんですよね。
でも、河口湖に着く頃には一気に下がる。

今日は、5度でした。


真冬の河口湖はもっと低いんですけど、府中育ちの僕からしたら立派な冬です。


寒い寒い。

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お酒買っていいの???

20年もクリーニング屋さんをやっていますと、その間にたくさんのお客様と出会います。
人の一生に触れることもありますし、成長を共に見る事も出来たりします。


よちよち歩きだった子が、小さいスーツを着て、段々と大きくなってきたら今度は中学の制服を着て。
制服のクリーニングを預かるようになってきたと思ったら、見違えるように大きくなったり。


また新社会人だった子が、いつのまにか出世して支店長になっていたり、とか。
自分はいつもの時間を過ごしているつもりでも、時間は過ぎていっているんですよね。

昨日、接骨院での治療を終えて、近くのローソンへ寄りました。
ええ、目的は水曜どうでしょうのくじ引きです。(笑)
一等が当たらないかなあ、と欲まみれで寄ったんですね。


とりあえず、ジュースの棚を見ていると、横に超イケメンの若者が。
ちらっと、視線が合ったんですが、誰かに似ているな?と思っていたらその隣から、一伸さん!と声が。
うちの御客様だったんですね。


・・・・・・、え?すると、この子は・・・・・、あの子?????

よく知っている子だったんですよ。
小さな子で、いつも自転車で街中をすごいかっ飛ばしていて。(笑)
それを笑い話にするほど元気な子でした。


あの子がこんなにおおきくなっちゃって・・・・・・、とどこの大人が言うようなことを言っていたら、お酒のコーナーを見ているんですよね。

おいおい、それはまだ早いだろう?と心の中で突っ込みを入れ、口から出そうになった時にふと気づいてしまったんです。

も、もしかして、成人した?

はい、と返事が。


二度びっくりですよ。
大きくなってかっこよくなっていただけでなく、成人までしていたなんて・・・・、僕は聞いていません。(笑)
でも、現実ですからね、僕はジュースを見てて、彼はお酒を見てる。(笑)


成長って早いなあ。

一気に老け込んだような気がしました。(笑)


でも、なんだかうれしくもあります。
そのうち、結婚しました、子どもが出来ましたなんて話が聞けるかな?
その時はビックリしないように心の準備をしておこうともいます。(笑)

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接骨院へ。






右手首の治療のためにやって来ました。
脱臼だったので、はめてしまえば程なくして仕事できるだろう、と思っていたら、何気に長引いています。


マッサージしてもらったり、矯正してもらったり、鍼を打ってもらったりして、随分と回復して来ました。

湯江先生、ありがとうございます。(^ ^)


かなり早く回復してるようです。
本当に助かりますね。
この時間までやっていてもらえるのもありがたい。

僕の診察は9時から。
もうちょっと待ちましょうかね。

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久しぶりの連絡が・・・・。

フェイスブックなどに右手のけがの話を載せていると、遠方の友達から電話が履いたりします。


大丈夫?
仕事できないでしょう?

配達などは何とかできていますが、アイロンなどは握れない状態が続いていまして、このブログでさえ、iphoneから更新をしています。
今日は様子を見ながらパソコンから更新をしていますが、右手が使えないだけでこんなに不自由になるとは。
なんだかんだ言いまして、右手社会なんですよね。
僕は左利きでもあるので、ご飯を食べたりは普通に出来るんですが、世の中の物のほとんどは右手仕様なので、いつも大変でした。


いやいや、今日はそんな話ではなくて・・・・。


そんな心配をしてくれる友達の電話の中の一本にちょっと違うものがあったんですね。
久しぶりに連絡が来まして、電話に出ると、元気?と。
右手がこんなだけど、元気だよ?というと、工藤さんはいつも元気だなあ、と言います。

実は・・・と、話してくれたのが、僕と電話の友達との共通の友人が、クリーニング屋さんを辞めたんだよね、という話だったんです。


実はクリーニング屋さん、結構やめている所が多いんですね。
やめている所の多くは、年配のところ。
後継者がいなく、自分も高齢で、機械設備が壊れてしまったとか病気が原因で廃業をされるところが増えています。


大手チェーン店と違い、個人店で腕のいい所が多いので、いざ辞められるとお客様がとても困る。
そこで、クリーニング難民が出来てしまうんです。
新しクリーニング屋さんを探し回っている人がかなりいらっしゃいますから。


友達のところの廃業は結構ショックでした。
その理由は、高齢でもなんでもないからです。
年も僕らとそう変わらない、少し上位、働き盛りですよ。
昔ながらのクリーニング屋さんで、仕事も丁寧でした。

そんなお店が廃業をされた、と聞いてびっくりしたんですね。


その廃業をした友達とは、この数年、疎遠になっていました。

とある活動を一緒にしていたんですが、方向性が合わず、僕の事を信用できなくなってしまったんでしょうね。
やめておきなよ、という僕の話も届かず、クリーニング関係の某会社の社長のところへ行ってしまいました。
しばらくは、いろいろな噂を耳にしましたが、そのうち話を聞かなくなり、それでもがんばっているんだろうな、と思っていたら、この話でしたから。

若い人が辞めるという事は、何よりも心が折れてしまうんですよね。

頑張っても仕方がない、この業界に未来はない、そんな風に思ってしまう事が多いんです。
彼の周りにいた人たちは何もしなかったんだろうか?と思って話を聞くと、どうやら周りとも連絡を取っていなかったようで…。
僕と袂を別れてまでついていった人には、はしごを外された、と言っていたそうです。
こうなることが何となくわかっていたけど、何ともしようがなかったんですよね。

向こうも僕には連絡が取りづらかったんだろうな、と思います。
でも、勇気を出して連絡をくれていれば、何かしら話が出来たんだけどなあ、とも思うんです。


関西方面の人で、まだ周りの人が気付いていないのであれば、気づいた段階で連絡を取ってあげてほしいな、と思います。
いまさらですが、少しでも心が楽になれば・・・。


お子さんもいますしね、クリーニングはやめてしまいましたが、頑張ってほしいと思います。

電話をくれた友人も、何とも言えない思いを僕に話したかったんだそうです。
いい友達がいたのになあ。


人のつながり、仲間を強調する人はいますが、本当に大事な時に動けないのはいけません。
たまに思うのですが、仲間がいる事が大事なんではなくて、自分がその人にとっていい仲間でいる事が出来るか?が大事なんじゃないでしょうか。


困っているときに助けに行けるか、自分がそれが出来なければ、仲間になれませんから。
助けてもらう事で仲間がいる、という人がいます。
でも、本当は、自分が躊躇なく助けに行ける事がいい仲間でいられる条件なんだと思います。

少なくとも、自分はそうありたいです。


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きれいにするって何か?クリーニングって何か?

この数年、クリーニングの周辺ではいろんなことが起きています。


僕らの環境の変化もありますし、お客様の生活の変化もあります。
今度の、取扱表示の改正もその一つですね。


僕はクリーニング業者の友達と週に一度、ネット会議をしています。
何気ない話もしていますし、クリーニングに関係ない話もたくさんしています。
他の業種の話、特に自分がお客さんになって感じた話などは新鮮でそこから話が盛り上がる事もあります。

ここ最近のテーマは新しい取扱表示のクリーニング業者向けの表示について。


表示をつけるにあたり、一定の試験をするのですが、それについての是非や、僕らがどう対応するか?など話をしているんですね。


ルールは決まっているものの、どうやらその通りにはならない、と言う事になりそうで、入ってくる情報もばらばら、それについての僕らの意見もかなりごちゃごちゃしてきています。


すらと、必ず最後に行き着くのは、クリーニングとは何か?きれいにするって何か?という話。


根本の話になっていくんですね。


とくに今回の改正では、一番ソフトな洗い方を指定されると、汚れを落とすのは難しいのではないか?と言われています。


では、汚れってどこまでを指すのか?本当に落ちないのか?少しでも落ちるのは確かだろう?などと話がで始めるんです。

作る側はどんな汚れがつくか?までは想像していませんし、この条件で洗えるのだからあとは本職のクリーニングやさんで何とかしてよ、と言っているように見えます。


集まって来る衣類の汚れも千差万別です。


汚れのひどいものからソフトに洗って落ちるものまでいろいろですが、どんなものに対してもきれいにしようと常に考えているので、最後は根本的な議論になっていくんでしょう。


正直言いますと、結論は出ないんです。
というのも、各お店の経営に大きく関わって来るので。
自分のお店がどんな仕事をしたいか、どういう仕事を目指しているか、で違って来るものなんです。


薄利多売のお店もあれば、こだわって徹底的に綺麗にしてくれれクリーニング屋さんもあります。
その違いはお店の方針によるものなんですね。


いつも結論は出ませんが、考え方をお互い聞く事で、それを活かしていくようになります。
自分だけの考えでは、最後は独りよがりになっていいことはないですからね。


ありがたい事に、毎週しているネット会議は年齢の幅が大きいんです。
還暦を過ぎた方から僕のような中年まで。
いろんな世代の話が出て来るから面白いんだと思います。


きれいって何?クリーニングって何?


本当に難しい議題です。

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いいクリーニング屋さんに共通する事。

日曜日、横倉さんのセミナーに参加をしてきました。
そこで色々とお話を聞き、思った事があります。


僕の周りには、とても優秀でいいクリーニング屋さんがいます。
その人たちに共通している事があったんです。


それは、汚れ方やシミの付き方、色の壊れ方をイメージとして想像できる能力が高いんですね。

クリーニングに持ち込まれた時、汚れているわけですね。
中には、ものすごい状態のものも。
それらをいろいろ技術を駆使してきれいにしていくんですが、やみくもにやっても綺麗になるわけではないんです。


原因があってそうなっているわけで、その原因によっては同じやり方でも効果がなかったり逆に変な風になってしまう事もあります。


先日iお会いした横倉さんもそうでしたが、品物の分析能力が非常に高いんですよね。


品物を見て、その品物がどういう状況でどうしてそうなったのか?見抜くんです。

見抜く事が出来ると、対処法も同時に出てきます
しかも、的確に。

これって一見当たり前のようですが、出来る人と出来ない人とでは相当な差が出てしまいます。


そうですね、ちょうど僕がお世話になっている湯江鍼灸接骨院さんもそうなんですよね。


痛い、つらい、と治してもらいに行くんですが、入った瞬間にどうしてそうなったのか?見抜いてしまうんです。
ただ痛いのではなく、その痛みがどこから来ているのか?何が原因でその箇所が壊れてしまったのか?見抜くんですよ。


見抜かないと、関係ない所に湿布張ったりして、いつまでたっても治らなかったりするじゃないですか。
よくある話で、マッサージやってもらった時はいいんだけど家に帰ったら変わらずに痛み出して、とか。
適切に分析をして適切に治療をしてもらうと、驚くほど治りが早くなるんですよね。

いい接骨院も、いいクリーニング屋さんも同じ。


分析能力が高くて、それを頭の中で映像としてイメージする能力が高い人が多い。
僕、そこに気づいてしまいました。(笑)


お客さんがこれをどうやって知るか?ですが、たぶん簡単に分かると思います。

受付で説明をしてくれる時に、きちんと分析してイメージできている人は、お客様への説明もその人に合わせてイメージしやすい言葉を選んでくれますから。
ただ言葉を並べている人よりも断然わかりやすい説明をしてくれます。

もし、そういうクリーニング屋さんに出会ったら、当たりですよ。
そのお店は大事にしましょう。


そういうお店がどんどん増えていってほしいですね。
説明はとても大事ですから。


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なばなの里。

強行軍の岐阜・名古屋出張。
岐阜でのセミナーが終わり、横倉さんを見送った後、名古屋の友達ととある所に出掛けました。


もう、何年も前から行きたかった場所。


なばなの里、です。


2年に一度、大阪へ出張へ行くと、必ずイルミネーションをやっています。
ものすごく混むので、毎回諦めていたんですが、今の時期なら空いてるから、と連れて行ってくれたんです。
念願のなばなの里、もう興奮しっぱなし。(笑)


みてください、この綺麗さ。(笑)

















これで人が少ないんですよ。
クリスマスが近づくと動けなくなるそうです。










そして、鏡池なるものを発見。
これは、また別の意味で感動しました。




写真で伝わりますかね?
池に反射してるんですよ。










いやー綺麗でした。


堪能した後は、なばなの里の中にある温泉へ。
この後、また深夜の高速移動があるので、その前に体をリフレッシュです。

そして、お風呂を堪能した後は、移動をしまして、ラーメン。(笑)


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とても美味しゅうございました。
そして、これも名古屋の恒例となっています、スーパーに行っての大人買い。(笑)


ここでしか買えないインスタントラーメンや食材、お菓子などをこれでもか!と言うほど買い込みまして、今回の出張は終わりです。


名古屋の友達には、いろんな所に連れて行ってもらいまして、また右手が不自由なのでサポートもしてもらいまして、本当に助かりました。
ありがとうございました。


帰りは新東名から。
新東名、右手に優しいですね。(笑)
ずっとまっすぐなので手首に負担がかかりません。
でも、問題も。



ナビが古いので新東名が表示されません。
なので、今どこを走っているのか?後何キロ残っているのか?全くわからない状態。(笑)

これほど先の見えない運転はありませんてしたね。(笑)


途中仮眠などをとりまして、帰ってきたのが今日の朝7時。
みなさん、通勤の時間帯でした。


いい出張だったと思います。
こんなの
後何回できますかね?
できる限り、行ける限り、出掛けて行きたいと思います。(笑)

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横倉さん!

おはようございます。

ただいま、岐阜に来ています。(笑)
一晩走り続けて岐阜まで行ってたどり着きました。


今日は、魔法水で有名な、横倉さんに会いに来ました。(笑)






以前から交流があったんですが、会ったのは今日が初めて。
染み抜きの講師で岐阜に来ているというので、サプライズで押し掛けて来ました。(笑)


奇襲成功。(笑)


さあ、これからは勉強しますよ。(笑)

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今から出掛けます。

そろそろ日付が変わろうか?という時間。
今週もなんとか終わりました。


僕は今から出掛けてまいります。
はい、ひとりです。


こんな深夜に出かけるということは、どこまで行くでしょうか?

お楽しみに。(笑)


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月状骨脱臼。

水曜あたりから右の手首が少し痛かったんですね。


前に腱鞘炎をしたことがあるのでまたやったかな?と思いました。
なんとかアイロンも握れたので木曜日はなんとか仕事をしたのですが、今日になってから痛みが増しはじめたんです。

こりゃ、いけないな、と湯江鍼灸接骨院を予約。
先ほどいってまいりました。

すると、レアな症例だよ、と。


月状骨脱臼、と言うもの。


手首の骨が外れかかってたらしいんですね。
その状態で無理に仕事をしていたので腫れてしまったようです。

痛くなったら無理しないで受診すれば良かったのに。
被害が大きくなってしまいました。

ほんの少し、様子見ながら仕事です。

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クリーニングの資格、洗濯の資格。

とあることを調べよとしていて、検索をしていると、変なものを発見。
某ブログだったんですが、その中にクリーニング師についてのものがありました。

内容そのものは間違いではなかったんですけどね、話の始まりの部分で、それおかしくない?というようなことが書いてあって、それを書いたのが友達だったもので、同業者に確認を取りながら連絡を取ってみたんです。

おかしかった部分はここ。


洗濯の代行をするときにクリーニング師が必要で、というような話。

いつからクリーニングが洗濯の代行になって、それをするための資格がクリーニング師になったんだ???
最初、自分の記憶がおかしいのか、解釈が違うのか、ちょっと悩んだんですが、やはり内容そのものがおかしいと気づいたんですね。


また、洗濯にも資格があります、とあったんですね。


クリーニング師って洗濯の資格、ではないんです。
ここでもちょっと悩みまして、洗濯とクリーニング、明確に違うと言い切れるかな?とか。


で、調べてみたんですね。

洗濯にも、最近は資格があるようです。
もちろん、国家資格ではない認定資格なんですがあるんですね、

洗濯ソムリエ、というのがあるようです。


片やクリーニングは、クリーニング師がありましてこちらは国家資格。
他にも業界内にいくつかあったりします。

洗濯の資格とクリーニングの資格、何が一番違うか?というと、個人的に思うのは知識や技術的な話が主なのは洗濯で、技術、知識、その他に衛生法規や伝染病などたくさんの人の衣類を預かるためのものがクリーニングのようです。

簡単に言うと、自分のものを洗うだけのものと、人のものを洗うためのもの、この違いは大きいですね。


むかしから、クリーニングは、家事代行業だ、という人もいまして、議論されてきました。
いまは、洗濯代行というちょっとグレーなお店もあるのでクリーニングとの違いは分かりやすくなってきましたけどね。

やはり、単なる代行業ではなさそうです。


書いた友人も、言いたかったことはそこではなくて、単純にクリーニング師を紹介したかっただけのようです。
誤解を招く表現はまずかったけど。

でも改めて資格を調べるいい機会になりました。

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ズボンのメンテナンスはどうすればいいですか?

久しぶりに、元クリーニング屋さんの先輩に連絡をしました。
クリーニング屋さんをやっておられたんですが、今はやっていません。
やめてからも親交がありまして、年に数回、連絡を取り合っています。


久しぶりに話すと、もちろんいろいろな話が出るわけで。(笑)


もともと、知識豊富、経験豊富な方ですから話が面白い。
クリーニングから離れたとはいえ、その話にはものすごく深いものがたくさん含まれています。


そんな中、先日ズボンを買いに行ったんだよね、という話になりまして。
元クリーニング屋、というのはもちろん伏せて(笑)、買い物をしたんだそうです。


店員さんに、このズボン、どうメンテナンスをすればいいの?と聞いたら、こんな答えが返ってきたそうで。

あんまり洗っちゃダメなんですよ。
クリーニングに出すと、油がとられちゃうんでできるだけ洗わないでください、と。

僕なら、そんな話を聞こうものなら、おーおー、聞き捨てならねえな、油がとられるってどういうこったい?と言っちゃいそうですが、この人は違います。(笑)
そのまま話をつづけるんですね。(笑)


うーん、汗をかく方だから困ったなあ、洗わないわけにはいかないし?


というと、店員さん、こういったそうです。

ファブリーズ掛けてください。

さすがに呆れてしまったとか。
これじゃ、クリーニングに出ないよ、工藤さん、と。
売っている人がこんなこと言ってるんだからね。


洗いすぎると油がとられる、だから1シーズン一回か二回くらいクリーニングすればいい、洗わない間はファブリーズ。


今までも、何度もこういう話を聞きましたけど、さすがに身近な人から聞かされるとへこみます。
どこでも言ってるんだろうなあと思っちゃいますね。


洗いすぎると油がとられるって、いったいどんな根拠よ?と突っ込みたい。
どんな状況を見て、油がとられていると思ったのか教えてよ?と言いたい。


洗わないでファブリーズで何とかなると思っているの?と聞いてみたい。
汚れた状態でファブリーズを掛けたらどんなことになるか?知っているか聞いてみたい。


もうね、店員さん、いい加減すぎます。
お客さんは、衣類を扱うプロとしてメンテナンス方法を聞いているのにこんなこと言ってちゃダメでしょ。
アパレルさん、クリーニング屋さんを呼んで社員研修をした方がいいと思います。


絶対、今まで正しいと思っていた衣類に関する知識は間違っているから。
少なくとも、クリーニングや洗たくに関するものはほとんど知らないから。


アパレルからクリーニング屋さんへ転職ってたまに聞きますが、クリーニング屋さんからアパレルへ転職っていうのはないのかしら?
あったらこんな事にはなっていないのかもなあ。


アパレルとクリーニング業界は交流しているはずなんですけどね。
もっともっと頑張らないと、伝わらないなあと思いました。

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何が正しい情報でしょう?

かれこれブログを10年ほど書いています。
ここのブログは、クリーニング師である僕が、勉強をしたこと、仕事をして学んだこと、経験などを踏まえながら全部自分の言葉で書いています。

話題として、他の話を持ってくることはありますが、それに対する考えなども全部自分の考え。
プロですから、当たり前なのですが。

クリーニングに関する話が、色んな所でされるようになってきました。
今日も配達の途中で、お客様からご質問。

クリーニングから返ってきた袋は外したほうがいいんですよね?と。


何度もここで書いていますが、袋を外すかどうかは、クリーニング屋さんがどんな仕事をやったか?それで変わります。
うちの場合は、外さなくてOK。
その理由も説明をしました。


すると、驚いた様子で、そうなの?とお客様。
クリーニングと一言で言っても各社やり方が違うので、クリーニングから返ってきたからこうしなければいけない、という事は当てはまらない、という話にすごく納得していただいて。
もやもやが晴れました、と言っていただきました。


クリーニングから返ってきたら、袋から外さなければいけない、こんな話をどこから仕入れてきたのか?


ネットや家事に関する情報誌などに書かれているそうなんですね。


どこでも同じ内容で書いてあるので、それが常識だと思い込んでいた、と。
そうなんですよね、同じような話がどこにでも書いてあるんです。


だって、どこかからパクって書いているんですから。


袋を外すという話、元々はクリーニング屋さんの大手チェーン店が書いていたんですよ。
ホームページを作ることがクリーニング屋さんの間で流行って、誰かが大手チェーン店のものをまねしたんでしょうね。
クリーニングに関する情報を載せないといけない、みたいな空気もありましたし。


人のを簡単にパクるからいけないんです。

その情報の真偽、プロならわかるだろうに。
どこかのクリーニング屋さんが書いていたから、と真似をするのではなくて、自分の言葉で書かないからダメなんですよ。
だから、袋を外すことに関して、ちゃんと説明が出来るクリーニング屋さんは少ないです。


湿気がこもる、服が呼吸できない、黄色く変色する。


最後の黄色く変色するというのはまた別の要因であり得る話なんですが、湿気がこもるとか呼吸が出来ないとか、およそプロの話ではないですよね。


そもそも、本当に湿気がこもっているのか?と。
僕は実際にはかったことがあるのではっきりと言えますが、こもりませんよ。
袋をかぶせていても、下を閉じていない限り、湿気は外気に連動をして上がり下がりします。

きちんとアイロンを使って仕上げているクリーニング屋さんは、常に蒸気をバキュームで吸いながら仕上げているので湿気がこもる方がおかしいんです。


クリーニング屋さんの中で広まった正しくない情報が、今はクリーニング屋さん以外が真似をして書いています。
情報系のものがアクセスを稼げるので、みんなこぞってネタを探し、まねて書いていくので、劣化版のコピーがたくさん出来上がるんですよね。

たとえ10年ブログを書いて発信をしていたとしても、この流れにはなかなかあらがえません。
たまに、パクられることがありますが、それも都合よく改ざんされていたり。


もう、どれが正しい情報なのか?わからなくなってきてしまいました。


でも、やはり餅は餅屋なんですよ。
プロに聞くのが一番なんです。
そのプロも、正しいかどうか、迷うかもしれませんが、一つだけいえる事は、キチンtの理にかなった説明をしてくれるところは大丈夫です。


全部一緒にして、簡単にいう所よりも、一つ一つ、状況に沿って説明をしてくれる人は大丈夫ですね。


紋切り型でいい悪いを語れるほど、クリーニングは浅くありませんから。


よく知っている人は、話をよく聞き、質問に答えようと一生懸命考えてくれます。
そういう人がまだクリーニング業界にはたくさんいるんですけどね、その人たちがもっと出てきて発信をしていかないと、変わっていかないだろうな。

少なくとも、間違った情報は駆逐していかないと大変なことになってしまう。


本当に困ったもんで。


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つまみーな。

先日の王子とのお出かけの時に、わざわざ寄ってもらって買ってきたものがあります。
それがこちら、つまみーな。






この突起を指でつまんで持ち上げるという、シンプルなもの。
ひとつひとつ、角度が違って持ち上げづらくなっています。


これね、年齢がわかるらしいですよ。(笑)
というと、みなさん必死につまみ上げようとします。(笑)


やはり、子供たちは持ち上げるのがうまいですね。
大人は、男性と女性で違いが。
女性の方が家事をやるから指紋がなくなってたりして持ち上げるのが難しいようです。


大人も子供もつい本気になってしまう、つまみーな。

今はお店のカウンターに置いてあります。
気になる方はいつでも試してみてくださいね。(笑)


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ピザパーティー。

僕の誕生日の日に、友達からあるプレゼントをもらいました。
それが、ピザ窯。


移動式のやつで、薪や炭を使って焼くピザ窯です。
で、もらったときに、今度屋上でパーティーしましょうか、と言っていたんですね。

それが今日やっと出来ました。


午後2時くらいにスタート。




小さい窯なので温度は上がるものの、長続きはせず。(笑)
一枚焼くごとに温度調整が必要です。

だらだらと焼いては温度を上げて、また焼いては上げてを繰り返していると、気がついたら真っ暗に。(笑)





きょうはこんなに遅くまでやるつもりはなかったんですけどね。
どうも屋上に上がると根が生えるようでなかなか終わりません。(笑)


最後は、恒例の焼きマシュマロ。(笑)
みんなで残り火をつかって焼いてました。





久しぶりに楽しい時間を過ごしました。
またやりましょう。(笑)

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個人店がなくなると不便になりますね。

急に冷え込んできたので、クリーニングのご依頼が増えてきました。


増えてきたのは、集荷と配達。

洗い忘れていたので洗ってください、というものと、春先に預けていたものを返してください、というもの。
こちらもそろそろちょうどいいタイミングだな、と思っていたので準備をしてお届けしていきます。


そんな中、とあるお宅でおばあさんとお話を。
病気をされているのですが、現在一人暮らし。
いろいろと大変なようです。


その中で、先日エアコンが壊れてしまって大変だった、というようなお話を伺いました。


どこへ連絡をしていいかわからず、ヘルパーさんに頼んで対応できそうな人を呼んでもらったら、保証書があるけどこれはもう無効だ、と言われてしまったそうで。
二人来たうちの一人は帰ってしまったそうです。
残った一人が、僕がやりますよ、と見てくれて結局エアコンのフィルターの掃除で復活したらしいのですが、こんな時、昔なら町の電気屋さんに頼めば直してくれたのに、と言います。


電気屋さんは今、町にないですよね。
いや、あるんですよ、ひっそりと。
中学のころの同級生がやっている電気屋さんがまだ四谷の方にありますし。
でも、そこ以外、電気屋というのは見掛けていないかもしれません。


府中の駅前にあった高橋電機もやめちゃいましたしね。

みんな大手の家電量販店ばかりになってしまいました。

家電に詳しい人がそんなにいるわけでないので、町の電気屋さんがすべて対応をしてくれていましたよね。
電池切れや蛍光灯の交換すら、嫌な顔をせずやってくれたので、安心して電話を掛ける事が出来ました。
しかし今は・・・・・、修理やメンテナンスは、メーカーのサービスセンターがやるのでどこで買っても変わらなくなりました。


ところがですよ、メーカーが対応してくれるといっても、呼べば呼んだだけでお金がかかる。
修理できなくても出張料というものがかかる。
でも、直せない事もある。

昔の電気屋さんならあり得ない話ですね。

なんだか、さびしい気持ちになっちゃいましてね。
お年寄りが困っているのに、助ける商売人がいないっていうのは変な時代だなあ、と。


これから高齢化社会が加速されていきますから、こんな問題がどんどん起こっていくんでしょうね。
お金を払えばやってもらえる、でもお金が払えない人は何もしてもらえない、そんな日が来てしまうのかも。


クリーニングはどうなるんでしょうね。


うちはまだ、昔ながらの配達をしています。
集配、ピックアップサービス、デリバリー、宅配、言葉は違えどほぼ同じサービスですね。
同じようなサービスですが、僕はそこにお客様と強いつながりのあるサービスをしたいな、と思っています。
それは僕らが子供のころにあった、いろんなお店の人が当たり前にやってきたものに通じるような気も。


うまく表現できませんが、仕事を通じたお付き合いが出来るように心がけていきたいですね。


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あしたのイリナまつりで。

明日は中河原公園で、聖イリナ・モンテッソーリスクールのお祭りがあります。


イリナまつりですね。


バザーがあるんですよね。
で、今年も出ます。(笑)







すでに名物となりかせていら、噂のスモークチーズです。
明日のおまつりの中のバザーで少量ですが販売されます。


一度食べてしまうと他のスモークチーズを食べることができなくなってしまう、そんな不思議なチーズです。

ぜひ、お買い求めを。(笑)


イリナまつりは10時に始まるようですよ。

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シミが付いたら、すぐ対処しないと取れないのか?

最近、お客様とお話をしていて、不思議だなあと思う事があります。


シミがついたときに、すぐとらないといけないと思っている人がかなりいらっしゃるようなんですね。

いや、取らないと、というよりも、早くしないとしみになっちゃう、の方が近い感覚なのかもしれません。
僕ら、クリーニング屋さんの感覚とは少し違うんですよね、これが。
どう違うのか?と言いますと、僕らはこう思うんです。

ついた時点で、シミ。

そう、ついた時点でしみなんですよ。
実はシミの定義も難しくて、洗っても落ちないものをシミという人もいれば、一か所に目立つ汚れが付いているものをシミという人もいます。
両方とも、広義の意味でしみだと思いますね。

で、しょうゆが付いちゃった、ケチャップが付いちゃった、これらは付いた時点でしみなんです。
時間がたつとしみになっちゃうのではなくて、ついた瞬間にシミ。
問題なのは、シミになるかどうかではなく、そのついたシミが落ちるかどうか?の方が大事なんです。


汚れを落とすのに、時間は確かに重要です。


昔からクリーニング屋さんも言ってましたよね、シミが付いたら早く持ってきてください、と。


ひと月よりも二週間、二週間よりも数日、もっと言えば付いた瞬間が一番落としやすい、と。

今思うと、この表現が皆さんに変なイメージを植え付けちゃったのかな?と思うんですね。
確かに、一番落としやすいのは付いた瞬間です。
その瞬間なら、強引にふき取ることも可能だったり、水で洗い流せることもできる事もあります。

でも、本当にその瞬間ってわずかで、数分経てばもうだめな事の方が多いんですね。

ついちゃった、とあわてて濡れタオルなどを探している間に染み込んでしまっていて強引に取れるような状態ではなくなってしまう、ほとんどがそんな感じです。


だから、汚れがついてしまった時には、まず慌ててはいけないんです。
だって、あわてて落ちづらくしてしまったら元も子もないですから。


クリーニング屋さんの思考はこんな感じなんですね。

落とせる状況で持ってきてもらいたい。

先ほどの早く持ってきてほしい、というのもこれで、半年とか一年、ひどいときには数年越しのシミを落としてください、という事があります。
ここまで時間がたってしまうと、シミ自体が空気中の酸素の影響を受けて変質しています。
そう、落ちづらくなってしまっているんですね。

こういうケースがあるので、ここまでひどい状況になる前にお持ちください、と皆さんにお伝えしている、というわけです。

また、早く持ち込まれても、自分でとりあえずの処理をして落ちづらくしてしまうケースもあります。


先ほども書きましたが、本当についた瞬間なら強引なやり方で落ちるかもしれません。
でも、ほとんどが、数分の差で簡単に落ちなくなっている。
そこに、強引に落そうとすると……、汚れが奥に入り込んだりして落ちづらくなってしまう事はよくあるんですね。


こうなってしまうと、何とかしてくださいと頼まれるクリーニング屋さんも相当困ってしまうわけで。


なんにもしないで持ってきてくれれば、きれいになったのになあ、という事がしばしばあります。


シミがついてしまったら。

まずは慌てないこと。
あわててもいい事はありませんから。


そして、その場で最後まで落とし切れる自信がないのなら、手を付けないこと。
下手に手を付けて落とせなくしてしまう事が、一番悪い状況です。


先ほども書きましたが、しみは、早い遅いよりも、落とせる状況でクリーニングに持ち込むことが大事。
状況を悪くするようなことは決してしないようにしてほしいな、と切に願っています。


服に関して、どこか生鮮食料品みたいな感覚が皆さんにあるようです。
しかし、それは少し過剰な面も生み出しているようで、皆さんが生活しづらい状況を作り出しています。

前から、服の適切な情報を皆さんに知らせなきゃ、と思っていましたが今回の事で、さらに強く思いました。
もっと暮らしやすくするために。
伝える事はたくさんありますね。


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ぜひ、クリーニングサービスに関する利用者意識調査にご協力ください。

クリーニング業界には、組合というものが存在します。
各都道府県にあるのですが、そこをまとめた連合会なるものがあるのですが、そこが毎年意識調査をしています。


今年はここです。


クリーニングサービスに関する利用者意識調査


答えると、抽選で100名様にクリーニングギフト券が当たるそうです。
クリーニング屋さんが日ごろ聞けない皆さんの心の内を知る機会ですので是非ご協力ください。
この結果が業界の改善につながっていきます。

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ルールと実際は違うんですよね。

日曜日に、新しく変わる取扱い表示についての勉強会に行ってきました。


今回の改正は実はかなり厳しいもの。
去年より、毎週同業者の仲間とのネット会議でもたびたび取り上げていまして、クリーニング屋さんの中でも相当勉強をしていました。


しかし、勉強をすればするほど、これ実際にできるの?という思いは強くなるばかり。
僕らよりもアパレル業界の方が大変なんだけどなあ、という思いや、お客さんも迷惑じゃないのかな?という思いがしていたんです。


今回、その疑問がいくつか晴れました。
と、同時に、やはりというなんというか、ルールと実際は違うんだよなあ、と改めて実感した次第。


捻じ曲げる、というよりは、より現実に即してやり方で運営していく、というのが近い表現だと思いますが、簡単に言えば、問題が起こらないようにやっていく、という事ですね。


例えば、僕らクリーニング屋さんから見ると、こういうやり方をしていけば衣類は長持ちするのになあ、と思う事がよくあります。
しかし、それが今回の改正ではダメになってしまいました。
試験方法ではより厳しいものが求められ、それにより実際は洗える品物が洗えないといった表記になる可能性がある。

そこをどうするんだろう?とずっと思っていたんです。


しかしアパレルもそこは考えていてそれではいけないと思っていたようなんですね。
で、今一生懸命知恵を絞って、その問題をクリアーしようとしているらしいです。

アパレルの行動に僕も賛成。
今回の改正は、世界共通にするのも目的の一つなので、気候の違いや技術力の違いなどでずいぶんと違いは出るだろうな、とは思っていましたから。
日本らしいところもあるといいなと思っています。


この勉強会で一つ分かったことは、日本はいろんな意味で優れている国なんですよね。

水がよくて、クリーニングの技術も高い。


この影響で、新たに加わった表示もあるそうです。
他の国では水が悪くてそもそも洗濯すら難しい国があります。
クリーニングの技術も、年に一度の展示会に外国から見に来る人がいるくらいですしね。


日本、すげえな、と思います。

ルールは一通り勉強しました。
あとはアパレルが実際どうやって運営をしていくのか?そこもしっかりと情報仕入れたいと思います。
今年から来年は勉強が山積みだなあ。

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無料でもらった袋でも危ないなあ。

先日、洗たく王子とCEATEC JAPANに行った時のこと。


展示会へ行くとパンフレットやらいろいろと貰ってくるんですね。
すると、段々と持ち歩けないくらいかさばってきます。
それを見越したかのように、会場では不織布のバッグを配っている所があるんです。


名刺と交換に。

出展社は何とかして来場者の連絡先をゲットしたいので、いろいろと策を考えているんでしょうね。
僕らもそれをよく知っているので、必要になるころにバッグと引き換えに名刺を渡します。
今回も、歩きづらくなってきたのでとある出展社のブースでバッグを一つもらいました。

もらった瞬間、あれ、これおかしいぞ?とすぐ気づきました。
すかさず、隣にいた王子に、これ嗅いでみ?と渡すと、すぐ嫌そうな顔に。


そう、すごく溶剤臭がしたんですね。
これ、結構危ないレベルだと思うんですよ。


僕らクリーニング屋さんは、洗う時やしみ抜きの時など有機溶剤を使います。
独特の刺激臭には慣れていますが、その危険性もよく知っていまして・・・・・。
その袋を持っていると、持っている所がだんだんと赤くなってくるんですよね。
これは危険だなあ、と思っていました。


帰りに王子の車に乗ってしばらくすると、王子が鼻をすすりだします。
僕は軽く頭が痛くなってきている。


王子、風邪ひいたかなあ?と言い出したので、僕から一言。


このバッグの溶剤のせいじゃね?
さっきからのこの車の中、溶剤臭いよ?


車の閉鎖された空間に充満しちゃったんでしょうね。


作ったところがひどかったんだと思いますが、不特定多数の人に配るものでこれはとても危険。
また、女性の方が手に持って配っていましたが、手が大丈夫だったかな?と心配になりました。
先日、イベントで配ったTシャツを着たらかぶれてしまったという事件がありましたが、同じような案件ですね。

クリーニングもそうなんですが、急ぐとあまりいい事はないんですよね。
どうしても溶剤が抜ける時間が必要になってくるので、時間がかかります。
時に人体に影響のあるものもあるので、生産をしている人は注意をしないと。


安全なのが第一ですから。


展示会でもらったバッグでも、こんな事が、と少しショックでした。
もらう時には気を付けないといけないなんて・・・・。
12月にクリーニング屋さんの大きな展示会がありますが、まさかそこでもこんなものが出回らないよね?なんて思ったり。
いろいろ狂ってきてますねえ。

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新JIS講習会。

おはようございます。
今朝は長野県に来ています。


取り扱い表示が改正されることになりまして、クリーニング業界、アパレル業界、双方騒然としています。
新しい表示はいままでと違い、上限表示となるため、似たような表示なんですが、表示をつけるときの試験方法も意味全く変わってしまいます。


僕らは、服を洗う、という仕事上その表示のほんとうの意味を知らなくてはいけないんですね。
時に、表示では洗えないとなっていても、試験方法と照らし合わせながら上手に洗う事もあります。


長野での講習会はいつもここから。(笑)
ファッションケア明和さんからスタート!
みっちりやりましょう!








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せんたくスタジオへ。

そうそう、木曜日の展示会の帰り、締めにせんたく王子のせんたくスタジオに行ってきました。


王子が洗濯の仕方を教えている所です。
新宿にありまして、寄らせてもらいました。





マンションの一室にあるせんたくスタジオ。
中に入ると…







広々としてお洒落な空間です。
僕をよそに、スマホをいじる王子。(笑)







洗濯機も充実していました。
ここで、せんたくスタジオのコンセプトや、なんでこういう活動をしているか?などの話を聞いてきまして。
王子から詳しく聞いたのは初めてだったのでちょっと嬉しかったです。

全てが初めてで全てが挑戦だったと思うのですが、頑張っているなあ、と。
クリーニング屋さんから見たらたぶん誤解を受けるかもしれない、でも、今やるべきことを一生懸命やっていますね。


裾野を広げようと彼はいま頑張っています。



さあ、これにクリーニング屋さんはどう応える?
僕らはどうする?
そんな事を考えるきっかけになりましたね。


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洗濯ものを自動で畳んでくれる未来。

昨日は洗濯王子こと、中村君とCEATEC JAPANに行ってきました。
今回見たかったものは、洗濯ものを自動で畳んでくれる、その名もランドロイド。
実物が見たかったので、一緒に行ってきたんです。


冷蔵庫を一回り大きくさせたような大きさで、外観は高級家具のよう。
それなりに場所を取ります。


実際に稼働している所、どんなシチュエーションでの利用を考えているか?など聞いてみると、やはり色々と思う事があります。
見終わった後、王子は買うかな、とポツリ。
興味が出たんでしょうね。


会場をぐるりとしながらいろいろと話をしました。
あの大きさは必要なのか、値段はどれくらいなのか、時間はどれくらいかかるのか。


人工知能を搭載し、その家の洗濯ものを覚えて学習していき、色や家族のものを分けて畳んでくれます。
丸めてバサッと入れているはずなのに、それを一つ一つ識別するのってすごい技術だと思います。
王子とも話していましたが、使っていくうちに人工知能がどんどん学習していき、畳むのも早くなるのかな?と。


朝洗濯をして、寄る仕事から帰ってきたら機械に投入。
寝るころにはたたみ終わっている、という使い方。

夜洗濯をして、朝機械に投入。
日中仕事に行っている間に畳んで、返ってきたら終わっている、という使い方。

主にこの二つを提案していました。


男の人にはわかりませんが、洗濯物を畳むというのはとても大変な仕事です。
そのまま放っておけば部屋が散らかるし、見栄えも悪い。
それを畳むと、とにかく時間がかかってしまう。
この作業を自動化できるのなら、欲しいと思う主婦の方はたくさんいるのではないでしょうか。

僕は食洗機を想像しました。
自分でも出来るんだけど、あればとても便利。


あとは値段かな。

今はできたてですから、ある意味大きいのは仕方がないと思います。
これもだんだんとスリムになっていくでしょうし、完全自動化でない商品もできるかもしれない。
半自動ってやつですね。
一枚一枚平たくして投入すると畳んでくれるとか。
数年後にはいろんな機種が投入されているかもしれませんね。


新しい技術が生まれました。
この新しい技術はどんどん成長していくと思います。
その成長がとても楽しみ、きっと僕らの業界にも入ってくると思いますから。


実際もう僕らの業界にはたたみ機は存在しています。
でも、それがまたがらりと変わるでしょうね。


最後に王子と話していたのが、こんな話。

今はたたむ機械を作っただけですけど、これが洗う所から干すところ、畳むところまでトータルして作りこむようになると今までと全く違うものが出来上がるかもしれませんね、と。
僕も同じように思います。


一つ一つがつながっていくようになると、洗うという行為すら変わった行くのかも。


とても有意義な展示会となりました。


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CEATEC JAPAN

せんたく王子とやって来たのは、ここは幕張。
CEATEC JAPANにやって来ました。







今日の目的は、ランドロイド、洗濯物の自動折りたたみ機です。
先ほど、プレゼンを見てきました。


すごい!の一言。
来年、売り出すらしいですよ。


感想、詳細はまた明日。

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せんたく王子!





今日はせんたく王子とお出掛けです。



ぼくも偉くなりました、なんと王子の運転でお出掛け。(笑)


まるで重役みたい。(笑)





王子、ありがとう。( ´ ▽ ` )ノ

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クリーニング屋さんの仲間と話す内容がカビだらけ。

今年の九月は台風が何度も来ているせいか、常に雨と闘っていたような気がします。
雨と闘うという事は、湿気との戦いでもありますね。
当店でも、除湿機がフル稼働、毎日15リットル以上もの水を取り除いてくれています。


10月に入りまして、クリーニング屋さんの友達から電話が入るようになりました。

品物動いた?


要はクリーニングが集まりだしたか?という話なんですね。(笑)
例年なら九月に入れば自然と夏物が集まるんですが、今年はそこまで荷が動いているわけではありません。
やはり台風の影響があったんでしょうね、今になってようやく少しずつ動き出してきているのが、友達との電話でわかります。


しかし、その会話の中で一つ問題が。

誰と話をしていても、共通する話題があるんです。

それが、カビ。

今年はカビ、多いですよ。
原因はわかっているんです。
台風ですよ、台風。
奴のせいで九月の日照時間がほとんどなく、いつも湿気ている状態。
気温も30度を切り始めて、まさにカビが活発になる環境が整ってしまったんですね。


カビが生えてしまった服がどこのクリーニング屋さんにも持ち込まれているという話を聞いています。


今年の環境は仕方がない部分もあるので、とにかくみなさん、クローゼットの中を一度確認してみてください。

去年の冬もの、今年着た夏物、この二つが特に影響を受けやすいです。
どちらもクリーニングが必要なもので、本来なら早目にクリーニングをすることでカビの生える条件をなくすことが出来るんですが、少し遅れてしまうとカビが生えてしまうんですね。

汚れている所、よく手で触ったところなどが要注意です。
ポケット周辺、襟、ボタン周辺、裾の方。
気を付けてみてくださいね。


もし、まだカビが生えていなかったら。


洗っていない服はとにかくクリーニングに出しましょう。
今ならまだ間に合います。


そして、晴れた日には、クローゼットの中の換気をお勧めします。
クローゼットの中の衣類は、いわば吸着剤。
湿気を吸いやすいので、湿気の少ない空気と入れ替えてあげるといいですよ。


明日は今年最後の暑さのようです。
無事乗り切り、秋を迎えましょう。


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最近、店員さんがちゃんとしていないと思うのはなぜでしょう?

最近、よく耳にするんですが、お客様がお店に対してあまりいいイメージを持っていないようなんですね。
特に、店員さんの知識に疑いを持っているような気がします。


例えば、うちは仕事をしている人間が全員国家資格のクリーニング師を持っています。
なので、だれが応対をしても、きちんと専門的な知識にのっとって説明が出来るのですが、うちでは当たり前なのに、よく、ここまで説明されたのは初めてだわ、と言われるんですね。


また、僕が行くお店も専門的なお店や個人店が多いからかもしれませんが、専門的な知識の多い方が多く、その人たちから説明を受けてその話を他の人にすることがあるんです。
すると、でも、そういうお店って今少ないんですよ?と言われます。

どうやら店員さんがちゃんと知らない人が多い、というイメージを皆さん持っているようで。

で、どうしてそうん名風なイメージを持ってしまったのかな?と考えてみたんですが、一つ思い当たることがありました。

ずばり、マニュアル化のせいかな?と思うんですね。


マニュアル化、昔ずいぶんと批判されましたよね。
書かれた通りにしかやらないとか、規則通りにしかできないとか。
マニュアル化=仕事のできない人、くらいの勢いだったかと思います。

マニュアル化はとてもすごくて、何にも知らない人でも、仕事できるようにしてしまいます。
マニュアルもどんどん進化していってて、それがマニュアルの対応とは思えないほど、素晴らしいものもたくさんあるんですね。

僕ら専門家が、知識を駆使して説明をしている話でも、一つ一つ順を追っていく事で素人でもそれなりに説明が出来るようにする事が出来るのがすごいんです。


マニュアル化の影響ってすごくて、社員や専門家を置かなくても、パートやアルバイトでその仕事をまかなえるようになります。
クリーニングの受付もそうですし、スーパーのレジ、アパレルの販売員さんも社員でなかったりしますね。


でも、優れたマニュアルでも、全ても網羅しているわけではないので、穴がある。


そのマニュアルに沿っていないと途端に説明が出来なくなったり、仕事を流れとして認識していないので、自分の仕事以外の事は全く分からなかったり。
あやふやな対応をしてしまう事が多くなっているのでしょう。

簡単に言うと、プロが少なくなってきて、素人が増えてしまった、という事ですね。


お客様は、お店をプロとしてみていますから、求めるものも必然的にプロとしての対応を求められます。
そりゃ、お店に不満を感じる人も増えていくはずです・・・・・。

もう一つ、上手に事業を継承できなくて対応できない、というのもあるようです。


こちらは、個人事業主に多くて、創業者は自分の意志で仕事を始めているので、モチベーションも高く、品質も高く維持できたのですが、その次の世代になると創業者の理念や考え方がうまく継承できないケースがあるんです。

こちらもよく聞かれる話ですが、昔はこの辺の中で一番のいいお店だったのに、最近はちょっとね・・・・・みたいな。
町の個人営業のお店は品質がいいと思っていたのに、結構いい加減だった、みたいなことも起こっているらしいですよ。

信じられなくなると、すべての事を疑いだしますからね。
中にはいい仕事を提供していても、本当にちゃんとできてる?と疑われてしまうようなことも起きているでしょうね。

だめだ、これでは。

信用を得るのはすぐにはできません。
積み重ねですからね。
専門家が、マニュアルで埋められない穴をカバーしていきましょう。
僕らにはその責任がありますからね。

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学校の制服を考える。その3

学校の制服を考える話、最後になります。


制服が高いかどうかは、最終的には3年間着る事が出来るか?にかかってきます。
成長で着られなくなってしまうのは仕方がないにしろ、着れる範囲内であるなら三年間着続けてほしいもの。
制服がどれだけ持つのか?が気になるところです。


先日も書きましたが、クリーニング屋から見た制服はとても丈夫です。
同じ値段のスーツに比べれば雲泥の差で、スーツに制服と同じ強度は求められません。
またyシャツなども同様で、かなりしっかり作られています。


うちも中学生の子供がいますので、制服を買いましたが、その時に三年間持たせるために思ったのは次の事です。

なるべく洗おう。

制服を長持ちさせる誘致のポイントは、きれいにすること。
制服が傷む原因は汚れなんですよね。
だから、出来るだけ洗おうと考えます。


しかし、だからと言って、毎週末洗おうとは思いません。
素材にウールが入っていますし、頻繁に洗うものでもない。
洗うタイミングとバランスが大事になってきます。


洗うというと、毎日や毎週洗おうとする人がいますが、それはやりすぎ。
長男の制服でうちがやったのは、月一のクリーニングと、特に汚して帰ってきたときのクリーニングです。


やはり制服なので、着数が少ない分、汚れが溜まりやすい。
スーツ奈良着数を持っていればもう少しスパンを開けて洗うんですが、枚数がないからこのくらいで調整をしました。


制服を長持ちさせるにはメンテナンスが大事、という事ですね。

他にも、丈夫と言ってもほつれが出る事もあります。
ほつれが出たらすぐ直します。
ほつれは最初こそ小さいですが、そこから被害が大きくなってしまうので。
早め早めに修理をしていきます。

丈夫な制服も、そのままにしていればいいという事はなく、きちんと長持ちさせるためのメンテナンスは大事です。


これはクリーニング屋だから言っているわけでもないんです
もし自分がクリーニング屋でなかったとしても、制服は洗っていたと思います。

制服は値段や期間など、考えなきゃいけない事がありますね。
高い買い物だし、持たせなきゃいけない、その不安やストレスって結構大変です。
どんな商品も、メンテナンスをしないで長持ちするようなものはありません。
僕ら親の方も三年持たせる努力は必要になってきますよね。


高いですが、丈夫な制服。
きちんとしていれば、十分元が取れます。
改善の余地はありますが、僕はいいシステムだと思いますよ。


トータルして考えると、今の制服の方がはるかにお財布への負担はかかりませんから。
制服、大事にしましょうね。

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住吉小学校の運動会へ。

おはようございます。
今日は住吉小学校の運動会です。


本当なら昨日のはずだったんですが、天気予報から早々に土曜は中止。
順延となり本日快晴のもと、無事開催となりました。


暑いです。(笑)



久しぶりに学校へ登校。(笑)
懐かしい校舎を見ながら目の前の都営住宅がなくなったことに少し寂しさも感じています。








なにやら応援合戦が始まったようです。
子どもは元気だなあ。(笑)





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学校の制服を考える。その2

学校の制服を考える、今日は昨日の続きです。

制服の値段の問題はひとまず置いといて、制服の品質についてクリーニング屋の立場から言わせていただきたいと思います。

クリーニング屋から見た制服の印象は、何よりも強い、という事。

生地の質も縫製も、しっかりと出来ています。
前に書いたことがありますが、子どもが制服を着たままサッカーをやろうが走り回ろうが、どれだけ制服が泥んこになっても、めったなことでは破れたり切れたりしません。
その頑丈さは目を見張るものがあります。


たくさんの上着やズボンを仕上げていますが、制服は持つだけで違うな、というのが分かるんです。
体に合うように立体的に曲がっているし、ハンガーに掛けただけでその形になる、という事は縫製の段階でそうなるように縫われている、という事。
これだけの品質のものは、普通のスーツなどでは滅多にお目にかかりません。


よく、似たようなものでもっと安いのがあるしそれでいいじゃん、という人がいます。

本当に全然違いますよ。
今、スーツなんかはとても安くなってますよね。
安ければ2万円でお釣りがくるくらい、上は天井なしにものすごいものもありますが・・・・。


制服と同じくらいのスーツ、どれくらい弱いかご存知ですか?


一緒に並べて触ってみるとよくわかるんです。
制服がいかに丈夫に作られているか、スーツがいかに弱いか。


最近のスーツは糸が細いので、色んな所が破れますね。

縫い糸がほつれるなんてことはしょっちゅうだし、股のところがやぶれるのもしょっちゅう。
制服でそこまでのものは見た事ありません。
糸がほつれるなんて言うのも滅多にありませんしね。


同じくらいの値段の商品を見て、どれだけ作りこまれているか?わかります。

いま、スーツを3年持たせる事が出来る人は、どれくらいいるでしょうか?
クリーニングをしなさ過ぎるので、傷みやすくなっていますから早い人で2年持たないでいろんな所が破れてきます。

制服もクリーニングに出さない人が増えてきました。
でも、なんだかんだと、傷みながらも三年間は何とか着る事が出来ます。
これだけ見ても、いかに制服がお得に作られているか?わかるというものです。


服は用途によって、作りこみ方が違います。


制服などのようなものは、同じ服を作る業界と言っても、目的が違うので求められる品質が元から違うんです。
同じような形だからと言って、スーツとは全く別物。


そう、最近気になるのは、形が同じだから変わらないでしょう?という人が増えてきている事です。


つくりや素材、品質などが分かりづらいんでしょうね、その代わり形で判断をしてしまう人が多いような気がしています。
何が違うの?と言われると全然違うのですが、それがなかなか伝わらないようです。

他の仕事にも同じことは言えるんじゃないでしょうか?

形、やり方、表面的に似ていれば品質も似たり寄ったりだ、と思っている人が増えてきたよに感じます。
昔に比べて、どんな商品もある程度使えるものが増えてきていますから、その差が分かりづらいんでしょうね。


一回使えればいい、そういうものもあるのも確かで。
だから百円ショップが盛況だったり。
僕もよく利用させてもらっているのでその気持ちはわかりますが、中にはたとえ一回でもちゃんとしたものを購入しなければいけない事もあります。

世の中が便利になり、あまり考えなくても生活が出来て、そこまで悪い商品を使う事もなくなったことで、段々と知らない事が増えていってしまっているんでしょうね。


便利になったのに、悪くなっているんでしょう。
残念な話です。

話を元に戻しましょう。


クリーニングの立場から制服を考えると、とても優秀な服だといえます。
三年、着る事が出来る、私服に比べて初期投資こそするけどその後は経済的に楽、などを考慮すると、いいものだと思いますよ。


ただし、やはり、それでもまだやれる事は残っていると思います。

制服のリサイクルなどですね。
これにはクリーニング屋さんの協力も必要だと思います。
その話は次回に。

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