ズボンのメンテナンスはどうすればいいですか?
久しぶりに、元クリーニング屋さんの先輩に連絡をしました。
クリーニング屋さんをやっておられたんですが、今はやっていません。
やめてからも親交がありまして、年に数回、連絡を取り合っています。
久しぶりに話すと、もちろんいろいろな話が出るわけで。(笑)
もともと、知識豊富、経験豊富な方ですから話が面白い。
クリーニングから離れたとはいえ、その話にはものすごく深いものがたくさん含まれています。
そんな中、先日ズボンを買いに行ったんだよね、という話になりまして。
元クリーニング屋、というのはもちろん伏せて(笑)、買い物をしたんだそうです。
店員さんに、このズボン、どうメンテナンスをすればいいの?と聞いたら、こんな答えが返ってきたそうで。
あんまり洗っちゃダメなんですよ。
クリーニングに出すと、油がとられちゃうんでできるだけ洗わないでください、と。
僕なら、そんな話を聞こうものなら、おーおー、聞き捨てならねえな、油がとられるってどういうこったい?と言っちゃいそうですが、この人は違います。(笑)
そのまま話をつづけるんですね。(笑)
うーん、汗をかく方だから困ったなあ、洗わないわけにはいかないし?
というと、店員さん、こういったそうです。
ファブリーズ掛けてください。
さすがに呆れてしまったとか。
これじゃ、クリーニングに出ないよ、工藤さん、と。
売っている人がこんなこと言ってるんだからね。
洗いすぎると油がとられる、だから1シーズン一回か二回くらいクリーニングすればいい、洗わない間はファブリーズ。
今までも、何度もこういう話を聞きましたけど、さすがに身近な人から聞かされるとへこみます。
どこでも言ってるんだろうなあと思っちゃいますね。
洗いすぎると油がとられるって、いったいどんな根拠よ?と突っ込みたい。
どんな状況を見て、油がとられていると思ったのか教えてよ?と言いたい。
洗わないでファブリーズで何とかなると思っているの?と聞いてみたい。
汚れた状態でファブリーズを掛けたらどんなことになるか?知っているか聞いてみたい。
もうね、店員さん、いい加減すぎます。
お客さんは、衣類を扱うプロとしてメンテナンス方法を聞いているのにこんなこと言ってちゃダメでしょ。
アパレルさん、クリーニング屋さんを呼んで社員研修をした方がいいと思います。
絶対、今まで正しいと思っていた衣類に関する知識は間違っているから。
少なくとも、クリーニングや洗たくに関するものはほとんど知らないから。
アパレルからクリーニング屋さんへ転職ってたまに聞きますが、クリーニング屋さんからアパレルへ転職っていうのはないのかしら?
あったらこんな事にはなっていないのかもなあ。
アパレルとクリーニング業界は交流しているはずなんですけどね。
もっともっと頑張らないと、伝わらないなあと思いました。
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