いよいよ新しい取扱い表示が出てきましたよ。
去年の12月に、衣類の取扱い絵表示が変わりました。
絵も変わったんですが、その意味も変わりまして、僕らクリーニング屋さんにとってはいいことだよね、と話をしていたんですね。
で、いつごろから僕らの所に来るかね?と話をしていたら、つい先日、来たんです。
買ったばかりの服を間違って水洗いをしてしまって直してください、と。
素材表示や取扱絵表示を見ると、新しい表示。
もうそれだけで、去年の12月以降に買ったんだな、とすぐわかります。
これからの表示は上限表示でして、表示に書かれている範囲内でのクリーニングなら問題なく洗えますよ、といういわばお墨付き。
今までは生地などの素材ごとのテストで付けられていた表示が服を作ってからの製品テストに切り替わったので、表示の信頼性が増したことになります。
表示を確認して、いざ洗おうと思ったら、むむ、っと思いまして。
えっ?これ水洗いできないの?と。
素材表示を見て、改めて服を見直しても水洗いが出来ない理由は見当たりません。
そりゃ、ばしゃばしゃ洗うのはダメだと思うけど、今回の改正で作られたとてもソフトな洗い方なら行けたと思うけどな?と思ったんですね。
でも、表示は洗えないと書かれてる。
うーん、もしかすると今回の改正、意外と足かせになりかねないかもしれない・・・・・。
だって、製品テストをしたものなので、どうしても表示を順守することになります。
僕らが洗える、と判断をしても、メーカーが保証をしていないので、手を出しにくくなってしまう。
これ、結構な問題になりそうな予感・・・・・。
問題は、上限表示という所なんですね。
上限表示であって限界表示ではないんです。
どういうことか?というと、表示のテストはしているんだけど、すべての表示のテストをしているわけではないんですね。
つまり、表示にはここまでしか洗えませんと書いてあるけど、もしかするとその上の洗浄方法が出来るかもしれない、という可能性が残ってしまいます。
きちんとすべての洗浄方法を試したうえでの、上限表示なら信用して洗うんですが、そういうわけではないので、悩みどころになると思います。
これから新表示の付いた服がもっと出てくると思うので、それらを見たうえでの判断になるでしょうね。
僕らの感覚に近い表示なのか、どうなるのかなあ・・・・。
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