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20年たってかわったもの。

僕がクリーニング業に入ってから20年以上が経っています。
20年というと色んなものが変わりますね。
生まれたての赤ん坊が成人しちゃうくらいの年数ですからね。


あのころのパソコンと今のパソコンでは瀬能が全然違うし値段も全然違う。
あのころは家電量販店のチラシに、平気で数十万円の金額が入ってましたからね。
今見るとびっくりします。

変わったものは、他にもあって意識の変化はかなり大きいと思っています。

前から書いていますが、クリーニングや服の扱いについては昔と今では全く逆になってしまいました。


昔は、洗わないとスーツが傷むから、と定期的にクリーニングに出ていましたが、今はその逆。
洗いすぎると傷むからとかクリーニングすると傷むからと、クリーニングの頻度が減っています。
面白いのは、同じすーうつを目の前にして、70代くらいの人と40代くらいの人が話をしていると、まったく逆の話になってしまうんですね。

たった20年で意識って変わっちゃうんだなあと思います。


先日、クリーニング屋さんの友達と電話をしていた時に、こんな事を言われました。

今ってさあ、クリーニング屋さんがアパレルやブランドに気を使いすぎじゃねえかな?
昔ってもっと違ったよね?


言われて思い出したんですよね。
確かにそうだったな、と。
今は、ブランドにある種の敬意を持っているクリーニング屋さんが多いんですが、一昔前だと、まったく真逆だったんですよ。

アパレルに対して、結構怒っているクリーニング屋さんは多かったんですね。

何に怒っているのか?というと、製品の品質について。
洗えるように作られていない服があまりにも多く、僕らが扱うと不具合が出る事が多かったため、アパレルに怒って居る人がたくさんいたんです。

例えば、yシャツ、洗うと襟が縮むじゃないですか。
昔なら、縮みを計算に入れて製品は作られるのが当たり前でした。
洗って縮むなんて商品が悪いんだ、とみんな思っていた。

それがいつの間にか、洗って縮むのは襟の芯地が原因と、アパレルではなく素材そのものに目が行くようになっていったんです。

そして、縮むのが当たり前という認識に変わっていって、クリーニング屋さんも縮んだ襟を伸ばすような技術が開発されたり。
今思えば驚くほどの変化っぷりです。


20年前は普通にいたんですよ、アパレルに文句言ってやる!と意気込んでる人たちが。

ブランドに対しても似たような感じで、デザインは優れているけど、洗えるように設計されていない、と。
アルマーニのスーツなんか、柔らかすぎて洗うと目が詰まり固くなる事案が出たりして。
それにたいしても、こんな商品を作るな、と息巻いていた時期ってあったんです。


クリーニング屋さんも文句だけでなく、その不具合に対応してきた、というのがあります。
当たり前の用に対応してくると、対応しないクリーニング屋さんの技術力の話に変化しちゃうので、段々文句を言わなくなってきているのかなあと思っています。

今は、アパレルのブランドに対して批判する人は少ないなあ。
本当に変わったものです。


実際の商品は?というと、昔も今も相変わらず結構無茶な商品は存在しています。
これ、普通に事故品だぞ?とか不良品だぞ?という商品、結構あるんですよ。
でも、それに対応しちゃうんですよね、クリーニング屋さんも。

そこも大きな変化なんだな、と思います。


また20年たったら、どんなふうに変化しているんでしょうか?
できれば、洗うと傷む、という認識は元に戻っていてほしいなあ。
それ、本当に間違ってますからね。
ここも20年後にまだ書いているんだろうか。(笑)

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