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大事なのは、危機感と実際に使える準備。

東北震災の話がたくさん出ています。
毎年この時期はこの話が出て、テレビでは識者と呼ばれる方がいろいろと話をされていますが・・・・・、正直言うと、ほとんどの話が空論に聞こえてきてしまうんです。


大きなはなしだったり、上の方から叫んでいるようで、実際あの時起きて困ったことや問題だったことが本当はわかっていないんじゃないか?と思ってます。

あの当時、何が一番危なかったか?というと、危機感だったんですよね。


ここ府中でも震度5弱の揺れ。
かなり長時間揺れていました。
でも、揺れが収まって避難した方はどれくらいいたでしょう?
僕は、学校のマニュアル通りに子供を迎えに行きました。
親が迎えに行くことになっていたからです。

ところが、来ている親はほとんどいないし、子どもたちは教室にそのままいる。


あの時は、無事にホッとしましたけど、あの後、冷静に考えるとすごくまずかったと思います。


どのくらいの揺れなら避難をするのか?


その判断が出来ないんですよね。
それが一番の問題。


避難訓練、ちゃんとしています。
でも、避難をしなければその訓練も何の意味も持ちません。
避難の指示を待つのか、各教室の先生が判断をするのか、いざという時の本当の判断が出来ていなかったんですね。

また他の学校で聞いた話ですが、先生と教頭が怒鳴りあいのけんかをしていた、と。


家に子供を残しているから帰らせろ、と怒鳴る先生たち。
でも、その先生の生徒たちは学校にいるわけで。


これをどうとらえるか?すごく難しいと思います。
職場放棄?でも、子どもがいて心配なのもわかるし・・・・・。
福島では、避難の放送をしていて津波に巻き込まれて亡くなった方もいらっしゃいました。
その人の事を思うと、東京の揺れで職場放棄とかありえん、とも思いますが・・・・。


でもね、いざ地震が起きれば、みんなが被災者に変わるんですよ。
一般市民も、警察官も、役所の人たちも、学校の先生も。
自分も、自分の家族も被災者になります。
みんなが不安でみんなが心配。
その中で、自分のすることをまっとうするには事前の準備が必要です。


この部分のかけたマニュアルをいくら作っても、その時になったらちゃんとマニュアル通りにはいかないですよね。

都内の某機関では、震災が起きたらその地域の避難場所として公開をし、職員が対応することになっていましたが、誰も出来なかったんです。
解放だけは出来ましたが、やはり自分たちの家が心配で、マニュアル通りなんて出来るはずもなかった。


自分たちも被災をしている、という仮定の上でのマニュアルを、ちゃんと実現可能なマニュアルを作り直さないと。


防災放送も同じで。


あの当時、この辺の防災放送はほとんどなに言っているか?わかりませんでした。
たぶん、スピーカーを設置をした当時はちゃんと聞こえるように配置をしていたんでしょうが、建物がこれだけ入り組んで高さもまちまちの建物が建ってしまうと、配置した当時のままでは聞こえなくなっているんですよね。


防災放送のテスト、もっとちゃんとしないと。


聞こえるところ、聞こえやすさなど、テストをして常に改善をしていかないといざという時に使えませんね。
高い建物が建ったら、その地域でテストをするようにするとか、改善はそういう所からだと思います。


原発の話も盛んに言われていますが、あれも同じで。
マニュアルはあれど、被災をした状況で使えるマニュアルではなかったのが一番の問題です。


色々と、言われてますけどね、実現可能なマニュアルに落とし込めていなかったんですよ。
だって、揺れても平気な建物、という設定から外れてないんですもん。
でも、事故って万が一から起きるものじゃないですか。
震災からしばらくたって、うちの電気工事をしてくれた電気屋さんと話をする機会があって。
その時に、電源車を集めたと聞いて、無理だ、と即座に思ったらしいです。


電源車の規格と合わないから使えない、と。


初歩的な話らしいですが、そういう所から使えるようにしていなかった、いざという時の準備が出来ていなかった、という事の証明ですね。


こんな対応が必要だとか、あんな対応が必要だとか、色々と難しい話が出ていますけどね。
一番大事なのは、実現可能なマニュアルだったり、僕らの共通した危機感だったりするんだと思います。


実際、あの当時に、間髪入れず対応が取れたのは、震災を経験しているお年寄りたちでしたからね。
僕らも経験をしたので次は大丈夫かと思いますが、今のうちにちゃんと考えて準備をしておきましょう。

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