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型崩れで検索!

どうにも気になってしまいまして、型崩れで検索をしてしまいました。

クリーニング屋さんのハンガーにかけると型が崩れる、クリーニングしすぎると型が崩れる、そんな話を見るようになったので気になったんです。
自分の感覚で、起こりえない条件なのに、型が崩れる、というんですよね。

それ、本当なの?
自分で体験したの?


と頭の中は疑問符だらけ。
ここまで型崩れの話が出るってことは、ネット上にも型崩れとはどういうものか?載っていると思ったんです。


手っ取り早いのは、画像検索ですよね。
どういうものが型崩れなのか?画像で見るのが一番わかりやすい。
僕の思っている型崩れとは、記事が伸びてしまって本来の形を失っているもの。
アイロンなどで成形できるものは型崩れだとは思っていないんです。

着用をしていれば、体や動きに合わせて伸びるのは当たり前なので。
それを型崩れと言ってしまうと、かなり厳しいですよね。
通常の使用に関しては問題と思っていませんし、元に戻せるなら許容範囲だと思っています。


本当はもっと深刻なことがあると思うんですね。
洗ってもアイロンを掛けても元に戻らないくらい崩れてしまったもの、とか。

くせがついてしまったもの、伸びきってしまって元に戻せないもの、中の芯地などが縮んでしまって形が治らないものなど、僕はそっちの方が型崩れだと思うんです。


話を元に戻します。

画像検索をしてみたら、たくさんの画像が出てきました。
しかし、型崩れそのものを写した写真は一枚だけしかありませんでした。
他はみんな、型崩れ防止用のハンガーとか、型崩れしちゃいますよ、という注意喚起用に使われた普通の衣類の写真。


型崩れとはどういう事か?という明確な写真はありません。
ものすごいあやふやな話なんですよね、型崩れって。
怖さだけが独り歩きをしています。


一枚だけあった写真は、ニットでした。

ニットをハンガーにかけてあって、袖がびろーんと伸びちゃっている。
左右均等ではなくて、明らかに変な形をしています。
これは型崩れをしていると僕も思う。


ただ、ニット製品をハンガーにかけるのってこういうことが起こるのであまり推奨しないんです。
自重と言いまして、ニット自身の重さで生地が伸びてしまうので、普通はたたんでしまうのが基本。
でも、何年か前から、分厚いハンガーで重さを分散させれば型崩れが起きないと、ハンガーにかけてお返しするクリーニング屋さんが出てきました。


大丈夫な商品もあれば、ダメな商品もあります。
僕が見た写真のニットはダメなやつ。
目が粗くてロングタイプのニットだったので、重そうだなと一目見て分かるくらいでしたから。
そういうのには不向きですよね。


ハンガーにかけて、型が崩れる、というのはあり得ると思います。
でも、それが起こる条件って、結構ひどいことをしていて起こるものであって、ちゃんとハンガーに掛けていると起こり得る話ではないと思っています。


当然、肩幅にあったハンガーの使用は当たり前の話として・・・・・。


左右均等でない掛け方をして、そのまま長期保管をしてしまったら、ゆがんだ形が癖づいてしまいます。
これが型崩れ。


これを防ぐには、きちんとハンガーを左右均等になるようにかけるだけで防ぐ事が出来るんです。
面倒くさがらずに、きちんとハンガーにかけるだけで大丈夫なんですよね。


スーツなど肩の厚みのあるものは、専用のハンガーに掛ける方が望ましいとは思います。
しかし、クリーニング屋さんのハンガーではいけない、という事でもない。
型が崩れる、と不安にならなければいけないような話ではありませんね。


昔、あるお客様に言われたことがありまして。
カシミヤのコートについてこんな話をされました。

カシミヤのコートを着る人は、帰ってきたらブラッシングをして、ハンガーにきちんとかけるくらい心に余裕のある人じゃないと着る事が難しい。


これ、真理だと思います。
カシミヤのコートを買う余裕があるとか、それ以前に日常の生活において心に余裕がないとカシミヤを着ていても傷めちゃうよ、とおっしゃっていたんです。


クリーニング屋なのに、僕も服の扱いがぞんざいです。
ちゃんとハンガーにかけてないなあと思う事が多いので、僕はカシミヤ製品を着るのにはまだまだなんでしょうね。

普段の生活の中で、やれることはまだたくさんあるってことですね。
まずは、帰ってきたら、ハンガーに服を掛けるようにしましょう。
まずはそこから。

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