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水につけるだけで縮むと言うのは少し話が飛び過ぎていませんか?

日本って水に恵まれているんですよね。
量も豊富ですし、硬度も高くない。
柔らかいんですよね。


そして何より、きれい。

このおかげで、服を洗うという事において、世界の中でもとても恵まれているんです。

水の性質によっては、洗濯に向いていない地域というものがあります。
例えば、ヨーロッパの方は水が固すぎるので、洗濯に向いていない。
洗ってもなかなか綺麗にならないし、飲料水としても厳しい。

水の力だけではきれいに出来なかったので、ドラム型の洗濯機が普及していったわけです。


また、中国などではそもそも水がきれいではない。
綺麗でない水で洗うと、水の色が付いちゃいますね。


いかに日本は恵まれているか?わかるでしょう?


そんな水に、変な話が出ているのをたまに聞きます。
例えばこんな話。


ウールは水で洗うと縮むでしょう?

なんでそんな話になってしまったのか?
水につけるだけで縮む、という人もいますよね。
これ、どこがおかしいか?というと、もし水につけるだけで縮むのなら、汗をかいたところが思いっきり縮んでいるはずなんですね。(笑)


みなさん、ウールのセーターなどを着ていて、汗ばむことってあると思うんですが、襟、縮みますか?

そんなの見たことないでしょう?
水にぬれただけ、浸けただけで縮むというのは都市伝説なんですね。

服を扱う時には、正しい知識を持っていないととても危ないです。
水につけたら、とかそんな安易な事ではなりませんけど、やはり正しい知識を知っておくと、いろいろと便利だと思うんですね。


せっかくなのでウールの話をしてみましょうか。

ウールは水につけただけでは縮みません。
でも、水は縮む要因の一つに入っています。


ウールが縮むのは、3つの要因が必要です。


水分、熱、揉み。

この3つが合わさると縮んでしまいます。
・・・・・・、勘のいい人は何かひらめきますよね?


そう、洗濯なんですよ。


水につけて、温度を上げて、揉む、家で洗う時によくある光景です。
これをしてしまうと、ウールは縮んでしまいます。
雑誌などで、揉まないで軽く押し洗いで、というのは揉んでしまうと縮むから、このことを言っていたんですね。


現象として、自分で洗った時に縮んだ経験から、水が悪者になってしまったんでしょうが、原因は違ったんです。


こういうことって他でもあります。

皆さんが、服について、洗濯について、ドライクリーニングについて、思っている事で正しくない事が実はたくさんあります。
結果として体験をしているのですが、間違った解釈をしてしまう。どうもそういう事が多いみたいですね。


水につけると縮む、というのは洗濯の事を書いているブログなんかにもよく書かれていまして・・・・・・、見ていると、その洗浄時間じゃ汚れ落ちないでしょ?というようなやり方を堂々とアップされていたりします。


そんなに水につけて縮むのが怖いなら、ドライクリーニングにすればいいのに。


いつも思ってます。
縮みにくい、形が維持される、気になる所をすべてカバーしていますからね。
それとクリーニング屋さんが洗えば仕上げもセットですから、綺麗に整形してくれるし。


洗濯王子が頑張って洗濯を広めてくれてますけどね、素材の知識や扱いの知識ももっと広まってくれるといいな、と思います。
王子が頑張っていても、まだまだ広まりは少ないんだなあ。


素材の特性、クリーニング屋さんい聞いても教えてくれると思うので、ぜひ聞いてみてくださいね。

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