同じ素材なのに洗っても大丈夫なものとおかしくなるものがあるのはなぜ?
この時期は、洗濯の回数も増えると思います。
衣替えですからね、自分で洗えるものは自分で、クリーニング屋さんに出すものはクリーニング屋さんへ。
いつもより多く洗濯機もまわるというものです。
自分で洗えるか、クリーニング屋さんに出すか、皆さん悩むことが多いと思います。
自分で洗えない素材、と紹介しているホームページがありました。
ウールとシルクとレーヨンとキュプラ、だったかな?これが50%以上を占めていたら自分で洗ってはいけない、と。
そして自分で洗えるものは、綿、アクリル、ポリエステル、これらが50%以上なら自分で洗っても大丈夫、と。
そう書いてありました。
・・・・・・・、んーーーーーー、なるほど、だから皆さん失敗するんですよね。
たぶん、このホームページを読んで自分で洗った人はこういうはずです。
同じ繊維でも洗えるのと洗えないのがあるのよねえ、意味わからない、と。
確かに繊維の違いで洗えるものと洗えないものとを分けてはいるんですが、それはあくまでも基本的な話で、それ以外にも注意することはたくさんあるんです。
つまり、素材は同じでも自分で洗えない商品はある、という事なんですね。
上記の素材での選別は基本として覚えておいてもらって、もう一つ覚えておいてほしいことがあります。
それは以下の二つ。
一つは、色。
もう一つは、風合い。
順を追って説明をします。
まず、色について。
色の濃さ物は水で洗うと、色がにじみ出る可能性があります。
また、色が出ないまでも、色が薄くなってしまう事があるので扱うのにとても注意が必要です。
濃紺とか、赤とかは自分で洗うのは避けた方がいいかもしれません。
クリーニング屋さんでも、赤い服は気を付けているんですよ。
洗って色が出てしまう事があるので、注意しながら取り扱っています。
もう一つ、風合いについて。
風合いとは柔らかさや生地のもつ感じ、です。
柔らかい品物は自分で洗うのは避けた方がいいです。
大抵皆さん、固くしてしまってますから。
柔らかい、という事は繊維に隙間があるという事。
綿製品などは、洗えるんですが水につけると膨らんで隙間がなくなって固くなってしまう事があります。
柔らかい生地に多く起きてしまうので取扱いが難しいんです。
水って皆さんが思うよりも衣類に負荷を掛けています。
ちゃんと選別をしないと、あれ?こんな感じだったかな?というようなおかしな感じになってしまいますよ。
洗いあがった風合いを一切気にしないのであれば、自分で洗って大丈夫です。
そういう服もありますからね。
でも、もし、気になるようでしたらそれはクリーニングに出したほうがいい服になります。
今年の衣替えは、風合いと色にも気を付けて選別してみてください。
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