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職人の心。

クリーニング屋さんは、よく自らのことを職人と言います。


職人のイメージってどんなでしょうか?
頑固で、仕事熱心で、手を抜かない。
そんなイメージですか?


クリーニング屋さんの中で職人を名乗る方々も、だいたいそんなような感じで話されていることが多いと思います。


僕ね、素直に書いちゃいますが、人間、そんなに真っ正直で、素直で、熱心な方ってそうそういないと思うんですよね。
誰しも、心の中に、悪い部分って持っていると思います。

それが仕事だとしても、ふとした時に、このくらいでいいかな?と思う方が普通だと思うのです。


でも、それだとお客様も困るし、自分も困ります。
一瞬の気の緩みで手を抜いて、お客さんの信用をなくしたら、もう次は頼んでもらえませんから。

信用をなくすのは本当に一瞬ですからね。


誰もが持っている、少しの気の緩みをなくすために、自らの口で、職人としての心意気みたいなのを語っているんだと思うんですね。

人に語っているのではなく、自分に語っているんです。


こうありたい、こうあるべきだ、と。


自分で自分に言い聞かせている、そんな感じでしょうか。
そうすることで、手を抜かず、一生懸命仕事に集中させていると思うんですよね。


昔、とてもお世話になった先輩に、こう言われたことがあります。

自分は聖人君主ではないからね、と。


僕はあまりにもびっくりして、いつもあれだけ公平で人に優しいのに、違うと言うの?と口にこそ出しませんでしたが、驚いたんです。
でも、今ならわかるんですよね。

人の心には必ず弱い部分もあると。
そこがどうしても出て来てしまうこともあるんです。
でも、それをただこまねいているだけでなくて、公平にみんなに優しくあろうと、そう言う人間でいようと努力をしてるから、周りから見ていい人に見える。
でも、自分の中では日々葛藤だったと思います。

今、クリーニング屋さんで、職人を名乗っている人たちもきっと同じだと思います。


職人であるために、一生懸命頑張っていると思うんですね。


これ以上落ちないかな?と思っても、いや、まだ何かできるかもしれない、と頑張ってみる。
それは自分が職人だ、と意識して、手を抜いちゃいけないと心にはっぱをかけているんだと思います。


僕らが思い描いているような、職人になるために。
きっと、口では職人です、と言いながら、まだまだ理想には遠いな、とか思って頑張っているんですよね。



お客様からすると、頼りなく見えてしまうかもしれませんが。
目指しているその信じてあげてほしいな、と思います。


心の底から、俺は職人だ!と胸張って言えるのは、幾つになったらですかね?
その年までは精進だな。


明日日曜日はお休みです。


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