汚れと色あせの違い。
濃い色の洋服を着ていると、色が変わってきたな、と感じる事があると思います。
汚れが目立たないだろう、と思って買ったのに、服自体の色が変わってきてしまう、そんな経験皆さんあるんじゃないでしょうか。
服の色が変わるのにもいくつか原因があるのですが、その中で一番多いのが、色あせと汚れ、です。
しかし、この違い、案外皆さん分からないようで、色あせたと勘違いして捨てようとしたり、汚れだと勘違いしたり、とするようです。
この二つ、どう違うんでしょう?
一番わかりやすい表現は、色あせは文字通り生地の色が薄くなってくること。
全体的に色が薄くなることもありますし、特定の色や特定の部位で薄くなることもあります。
例えば、襟や脇など特定の部位は汗や擦れが起こりやすい場所なので色が褪せやすいんです。
また、青い色は抜けやすいので青だけが抜けて他の色に見えてしまう事があります。
礼服が赤っぽく見えること、ないでしょうか?
あれはまさに青が抜けているので、残りの赤がより見えるようになった結果です。
色あせは、色が抜けている状態ですから、特別なことをしないと基本元には戻りません。
染め直し、染色補正と呼ばれる特殊技術で直せるものです。
片や、汚れ。
これもう簡単ですね、生地に他のものが付いた状態です。
なので、洗うと汚れが落ち、生地の色は元に戻ります。
一部分に飲みついているならシミとしてわかりやすいのですが、色あせと勘違いするようなときは、全体に薄汚れているケースが多いです。
全体的に薄汚れているので、汚れか色あせか、判断つかないんでしょう。
汚れの場合、擦れるところが薄汚れていきます。
部分的な色あせと違うのは、お腹周りなどの広範囲に洗われること。
逆に、襟やそで口などは擦れるのが強すぎて、褪せるというよりは黒くなってしまったり。
それはもう見て一瞬で判断が付きます。
もし、色あせか汚れか、判断が付かない時は、一度洗ってみるといいんですね。
汚れなら落ちて綺麗になりますから。
その時、家で洗うよりもクリーニング屋さんの方がよりはっきりと分かると思います。
というのも、元々の洗浄力が高く、水洗いをするときもお湯で洗うので薄汚れた品物なら一発できれいになってしまうからです。
家庭で水で洗うと、思ったよりも汚れ落ちが悪く、色あせだか汚れだか、分からない事もあります。
昔、嫁さんと結婚をした当時。
何年も仕事で着ていた白いポロシャツを、嫁さんがもう捨てる、と言ったんです。
見た目、色が悪いのもわかります。
捨てる前に一度クリーニングしてみれば?とうちで一回洗ったんですね。
したら、あれだけ色が悪かったのが真っ白になって、また着る事が出来る、と。
家でちゃんと洗っていたようですが、落ちていなかったんです。
汚れは蓄積していきますので、それが色あせや古ぼけた印象になってしまう事はよくあります。
色あせたから捨てよう、と思ったら。
今までクリーニングに出していないのでしたら、ためしに一度クリーニングに出してみてください。
また復活する可能性も、十分ありますよ。
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