クリーニングを利用するのに高い意識は必要なのか?
先日、友達から気になるメールが来ました。
内容はこんな感じ。
とある知り合いがこんな事を呟いていたんだけど?という話です。
お客様に、気になる所はございませんか?と聞いたのに、はぁと一言。
自分の服なのに、そんなに意識がないならクリーニングなんて必要ない。
いい洗剤も出てるし、洗い方なら○○○○に書いてあるから自分で洗えばいい。
と、とあるクリーニング屋さんが呟いている、というんですね。
で、友達いわく、これはちょっといただけないんじゃないか、と。
どう思う?と僕に聞いてきたんです。
クリーニングをするのに、高い意識が必要なのか?という話ですよね。
自分の服なんだから、もっと気にしてほしい、優しく書けばこんな感じでしょうか。
優しく書いてこんな感じですから、本文のままだときつすぎると思います。
クリーニングを利用するのに、高い意識が必要か?と言われると、別にそれは関係ないと思うんですね。
綺麗にしたい、洗いたい、そういう欲求は誰もが持っていますし、身ぎれいにすることは社会人にとってとても大事です。
誰もが服に対して強い意識を持っているわけではないと思うんですね。
気になる所がない、という事は、服に頓着がないとも取れるし、クリーニング屋さんに任せているから安心、とも取れます。
そこの真意を問いただすほど野暮ではありませんし、どちらだとしても、僕の仕事が変わるわけではないので聞きもしません。
つまり、誰がご利用いただいても構わないってことです。
そう、クリーニングって、誰が利用したっていいんですよ。
服に興味のない人も、おしゃれが大好きな人も、服をとても大事にしている人も、着る事が出来れば何でもいい、という人も。
誰でも、クリーニングをしていいんです。
僕らも、この違いで区別をすることも、差別をすることもありません。
汚れたから洗う、ただこれだけの事に、何の意識が必要なのか?ってことですね。
ただ、つぶやいたクリーニング屋さんをかばうわけではありませんが、少しだけ気持ちが分からないでもない。
もし、よかったら、少しだけ服の事を着にかけてもらえたらな、と思う事は確かにあります。
でも、そういう時は、僕ならこういうんですよ。
ここが汚れやすいので気を付けてくださいね、とか。
ここが傷みやすいから気を付けてくださいね、とか。
今年は暑くなるのが早そうなので早目に洗ってくださいね、とか。
要は服に対してのアドバイス、ですね。
クリーニング屋さんだからこそできる、アドバイス、必要だと思いません?
プロからアドバイスをもらってうれしくない人はいませんよ。
これがセミナーとかなら優良なんですから。
店頭で一言アドバイスをするって、対面で営業をしているクリーニング屋さんならでは、だと思います。
・・・・、最近は減ってきているようですけどね・・・・・。
こんなお客様を突き放したような事を言わないで、アドバイスしてあげればいいのにね。
高い意識は自分が持つもの、強制するものじゃないです。
この呟き、最後にはこう締めてありました。
私たちだって、命かけてお手入れしてるんですから、って。
その気持ちがあるなら、お客さんに言っていい言葉ではありません。
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