疑わしく見えてしまうもの。
クリーニングの仕事は職人の仕事だ、という人がいますが、当然仕事だけやっていればいいわけでもなく。
大きな会社組織ならどこかの部署の誰かが宣伝をしてくれるのでしょうが、個人経営の場合、技術職も宣伝もすべてやらなければならくなります。
この宣伝の部分って、なかなか難しい。
伝えたいことや知ってもらいたいことはたくさんあるけど、それを全部語ってしまうとお客さんは逃げてしまいます。
逆に、お客さんが興味を持つような言葉を選ぼうとすると、これまたとても不自然なものが出来上がる。
あ、これ、詐欺みたいな内容になってる、と。
ちゃんと仕事しているし、お店も構えているし、丁寧に仕事をしています。
でも、それが疑わしく見えちゃうことがあるので、宣伝の仕方って本当に難しいと思うんですね。
うちの父や母を見ていても、最近よく言ってますから。
これは嘘だな、とか、金もうけのためだな、とか、詐欺だな、とか。
別にそういうものでもないんですけど、何か疑わしいんでしょうね、特に内容を精査もせずに悪いものと判断しています。
特に、お年を召した方が疑い深くなるようで、ちゃんと仕事をしている身としては、どう信じてもらえるように伝えればいいのか?というのは結構深刻な問題です。
もしかすると、経験上、僕らよりも嗅覚が鋭くなってしまっているのかもしれません。
宣伝にも種類があるんですよね、本当は。
信頼できるいい仕事をしている所が宣伝をしている。
普通のお店が宣伝をしている。
あくどいお店が宣伝をしている。
これ、見分けがつかないんでしょうか?
いい仕事をしているお店の宣伝はと、あくどいお店の宣伝は似ているかもしれません。
いうだけならタダですから、なんとでも言えますからね。
クリーニングでいえば、シミは100%落ちますとか、そんなありえない事を甘い言葉で誘える時点でかなり怪しいです。
でも、こういわれるとお客さんは、期待をしちゃいます。
ここがうまい所ですよね。
食べログみたいに、いろんな業種でお客様の評価が付くようなサイトがあるといいのかな、と一時期思った事があるんですが、あれもいい事ばかりではなく悪いこともあって、時と場合によってはお店に大打撃を与えてしまう可能性もあります。
これも難しいなあ。
僕が今まで経験した、明らかな人をだまそうとする人たちは、共通したことがあります。
一つは、大きく見せる事。
実際の会社の規模や店舗よりも大きく見せたがる癖があります。
新聞の一面に広告が載るとか言い出すところも怪しい。
何日の○○新聞の一面に広告が載るから信用のおける会社だ、とか。
広告はお金を出せば載せられるので、それが信用にはつながらないですから。
こんな感じで、他の人の信用を借りてきて自分の信用が高いことをアピールするのも怪しい人たちの特徴です。
すべてを疑って生活をしていると、息苦しくて大変ですからね、適切に疑い適切に信用をする、そんな風になるといいのかな、と思います。
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