クリーニングトラブル、ほとんどないですよね?
クリーニングは、トラブルが多い業種で・・・・、というのを聞いたことはないでしょうか。
僕も昔ここでそのような事を書いたことがあります。
消費生活センターでの取り扱いが多いというのも事実で、実際クリーニングでトラブルにあった、という方もいらっしゃると思います。
でもね、クリーニングトラブルはほとんどないですよ?というクリーニング屋さんって結構存在するんですよ。
この話、信じられるでしょうか?
実際、友達のクリーニング屋さんと話をしていると、クリーニングトラブルってほとんどありません。
たまに、おかしな商品があって、表示通りではなかったり、欠陥商品だったり、という事はありますが、クリーニングのミスでの事故はほぼないんですよね。
この何年も、トラブル起きてないなあ、というクリーニング屋さんは結構ありますから。
これを裏付けるような話が一つあります。
今から15年ほど前の事。
当時、クリーニング屋さんではない方が、宅配のクリーニングを始めようとしていました。
お客様からお預かりをして、提携しているクリーニング屋さんにお願いをし、出来上がったらまたお客様に届ける。
そんな商売を始めた方がいらっしゃったんです。
提携をするクリーニング工場を探していたんですが、なかなか見つからず、また見つかっても条件が折り合わず、苦労をしていたんですよね。
お話を聞いて、色々と話し合いをしていたんですが、もしトラブルが起きた時はどっちが負担をするのか?という話になったんですね。
クリーニングでトラブルが起きると深刻な状況になります。
お客様へご迷惑がかかりますし、不愉快な思いをさせてしまう事もあります。
そして、物によっては、ひと月の利益が一瞬で消えてしまう事さえあるんですね。
数千円の服から数十万円の服まで、クリーニングにはいろいろ集まってきますから。
当然、責任の所在など最初に決めておかないといけないので話し合いをするわけです。
たくさん話し合って、ああでもない、講でもない、と話し合った最後に、相手の方がポツリとこういったんです。
ここまで話し合っといてなんだけど、実は個人のクリーニング屋さんはほとんど事故なんて起きないんですよね。
これはいろんな工場に頼んできて気づいたことです。
個人のクリーニング屋さんの技術力はすごい。
いろんな工場と話をして提携をしてきたからこそ分かる言葉で。
まったくゼロ、というのはありえません。
どこのクリーニング屋さんでも、起きてしまう事はあります。
でも、その割合、回数が断然低いのが個人店のクリーニング屋さんなんですね。
理由はいろんなことが考えられます。
技術力も高いですし、扱う品物の量が少ないので手間暇かけられるとか、目が行き届くとか。
そんな事が複合的にからんで、クリーニングトラブルが少なくなっているんでしょう。
世間では、クリーニングと言ったら、大手もチェーン店も個人店もみんな一緒。
でも、一つ一つ、よく見てみるとぜんぜんちがうものなんですよね。
クリーニングはトラブルの多い産業だ、というのは間違いですね。
トラブルの起きやすい所とほとんど起きない所と、その差は大きいと思います。
決して平均してある、というわけではありませんね。
トラブルの起きやすいというイメージ、変えた方がいいかもしれませんよ。
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