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選択をお客さんに選ばせるのっていいのかな?

腕の調子が悪く、自分が病院などに通うようになると普段見えないものが見えてきたりします。


お店側とお客側、いつもお店の側でお客様にいいと思うことをしているつもりでも、自分が逆の立場になることで、それは本当にいいことなのか?なんで疑問が湧いてきます。


今回、抗生剤を処方してもらって、一度目がほとんど効かず、2度目に別のお薬を処方してもらいました。
猫ひっかき病にはこの薬がききます、というもの。
でも、先生は最初の薬で効いてたでしょ?というんですね。


効かなかったから効かない、というんですが、こちらが希望した薬を、そんなにいうなら試してみる?と処方をしてくれました。

これ、はたから見るとこちらの要望が通った形なんですが、別の見方をすると、僕が欲しいとったから処方した、という事。
もし、これで効かなくても先生の責任ではないよ、ということになります。
もちろん、そんなこと言うつもりも毛頭ないんですが、ふと昔、似たようなことがあったなあ、と思い出しまして。


今から20年以上前の話です。


ネットの普及とともに、全国のクリーニング屋さんが交流を深めるようになりました。
そして、同時に、クリーニングが世間で誤解をされている事を問題に感じてまして、何か?啓蒙活動が出来ないか?みんなで色々と考え試していたことがあったんです。


ドライクリーニングって何?


この質問は今もありますが、昔もあったんです。
これに応えようと、チラシを作ったりポスターを作ったり。

さらには、ドライクリーニングと水洗いの違いをポップにして見たり。
色々と工夫をしていたんです。


そんな中、こんな業者さんが出て来ました。



お客様が、ドライクリーニング、水洗い、を選ぶ、と言うもの。



その真意は、お客さんが選んだものならクレームにならないだろう、と。
自分で選んでもらえるように、メリットデメリットを表示して、どうぞ選んでください、と。


こんなことを始める人がいたんです。


当時も思っていましたが、これって逃げなんですよね。
何かあった時に、お客さんがしてくれといったんだから、と業者の責任が消える。

サービス業はお客様の代わりにやるんだから、作業内容は選んでもらうべきだ、そんな話になっていったのを覚えています。


これねえ、この発想だと、プロなんていらないんですよ。
単なる代行業として受けるなら、クリーニング代も安くするべきです。
だった、そこにプロの知識や経験、技術なんか微塵もないんだもの。

単なる代行でやるなら手数料いただいてやればいいんです。

クリーニングも名乗らなくていい。
今なら、クリーニング師はいらない、AIで十分な仕事ですからね。


なんで、クリーニングが国家資格なのか?



そこには単なる代行業では収まらない明確な理由があると思うんです。



繊維の知識、洗濯の知識を使い、世の中の衛生を守るのが僕らの役目。
お客さんが言ったから、ではダメなんですよね。



ふと、この話を思い出しまして。
今のお医者さんも、色々と大変なのはわかるんですが、それでもいいのかなあ?なんて思って見たりしてました。



こう言うことの背景には、クレームがひどくて責任を持ちたくない、と言うのが隠れていたりします。
まっとうなクレームはいいんですが、明らかに異常なクレームも世の中には存在していて、それが色んな業種の業務を圧迫している、と言う事実もあります。

そこを考えると、仕方ないのかな?と思ったりもしますが…、いやいや、そこをぐっとこらえて、プロとしてやってもらいたいなあとおもいますね。


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