言葉に惑わされないで。
テレビや雑誌を見ていると、うーん、これって誘導しているよなあ?と思う事がよくあります。
事実をありのままに伝えているものってほとんどなく、感じてもらいたい方向に誘導するんですよね。
なかなか事実をセンセーショナルに伝えるのって難しいですし、ニュースとして伝えようとすると、演出をしないといけない事もあるのかもしれません。
よく言えば、演出ですね。
よく言いすぎかもしれないけど。
先日も、コインランドリーが特集されていて、府中にあるコインランドリーがー出ていました。
カフェを併設されていて、とてもきれいな店舗でおしゃれなお店です。
今までのコインランドリーのイメージを覆すような店舗で、よく取り上げられています。
どんなふうに利用されているか?映像を流してくれていたんですね。
僕もその辺がとても気になって。
どんなものを洗っているんだろう?と。
すると、やはり大きなものが多いんですよね。
自宅の洗濯機で洗えないようなものとか、また雨の日に乾燥機を目当てに着たり。
予想の範囲ではありましたが、実際に見れたのはうれしいです。
洗濯機に、品物を詰め込んでいるシーンもありました。
それをみて、思わず悲鳴を上げてしまいます。
あー、それは一緒に洗っちゃダメー。
クリーニング屋だから出る言葉ですね。(笑)
もうね、見ていてひやひやするんですよ。
そして、元を取るためにこれでもかと突っ込んでいく。
あーーーー、そんなに入れちゃダメー。
またもや悲鳴が出てしまいます。
大きな洗濯機だから、元を取ろうとするのもわからなくはないけど、そんなに詰め込んでしまったらきれいにならなくなる。
案の定、出てきた衣類は色がくすみ、汚れ落ちてないなあ、と思ったんです。
ところが。
テレビでは、違うコメントをかぶせるんですよね。
こんなにふわふわ!
こんなにきれいになって!
と。
百歩譲って、素人の方ですから見分けがつかないのかもしれないけど、本当にそう思ってコメントを付けているのか?と思うわけです。
思ったりよりも綺麗じゃないな?とか本当は思ったんじゃないの?と思うんですよね。
クリーニングの洗濯も、基本は同じなんですけどね、洗うものを仕分けて、適正量で洗う事がきれいにする基本なんです。
これを怠ると途端に服は傷むしきれいにならなくなる。
クリーニングできれいになる理由は、仕分けがされているのと適正量が守られているから。
でもこれって、ものすごく贅沢な洗い方でもあるんですね。
コインランドリーの機械では、大きすぎるんですよ。
どうしても元を取ろうとして詰め込んでしまうのもわからなくもない。
では、機械を小さくすれば?とおもうんですが、小さくすると汚れ落ちが悪くなる。
だから、大きな機械で適正量を洗うのがベスト、なんですよね。
でもこれを一家庭で、コインランドリーでやろうとするとかなり難しくなります。
家の洗濯機の延長で考えるのならいいんですが、これをクリーニングの代わりとして扱おうとすると、結構無理があります。
でも、テレビではクリーニングの代わりとしても宣伝をしている・・・・・。
視聴者に興味を持ってもらいたいのはわかるけど、過剰な誘導は悪質な誘導と変わらないですからね。
そりゃ、日常的にニュースになるような事ってそんなにないのはわかりますが、だからと言って人を誘導するようなことをしてはいけないと思います。
ここに気づく人は少なくてほとんどの人がテレビの言う事を信じ、雑誌の言う事を信じているんですから。
その責任の重さを考えると、簡単には出来ないと思いますけどね。
演出と過剰な演出は紙一重。
僕らも惑わされないようにしていきたいですね。
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