長く持つものを大事に。
とあるお客様のお宅で話をしておりました。
クリーニング屋さんのいいところの一つに、こうしてお客さまと普通にお話をして、いろんなことを教えてもらえる事があると思います。
いろんな職業の方にいろんな話を聞けるので、気がつくと様々な知識を知ることができたりするんですね。
リフォームのお話から、いいものを長く使いたい、という話になりまして。
話をしていくうちに、そういえば、最近はいいものを長くって聞かないなあと思ったんです。
安いものを使い捨てのように短い期間で使い回す傾向がありますよね。
いいものの基準も曖昧になって来て、高いから長持ちする、と言うわけでもないので、消費者もいいものを選ぶのが難しくなって来ているような気がします。
お客様からの言葉で、長く持つものを大事に使いたい、と言う言葉が心に残りました。
いいものって、きちんと作られているので、長く持つんですね。
でも、作りがいいだけでは長くは持たなくて、長く持たせるにはメンテナンスも大事だし、使い方も大事だと思います。
技術の発達で、表面だけは綺麗に、かっこいいものが増えてきています。裏側を見たら、作りが粗雑とか。
また、包装だけ綺麗で中身が伴わないものも。
本当に長持ちするいいものってなかなか見つけにくくなっているんでしょうね。
長く持つもの、きちんと作られているものは、買うときもそれなりにお値段がします。
でも、その後、何年使えるか?と考えると、中には一生買い換えなくてもいいものまであったりする。
まさに一生ものです。
クリーニングもそう言う衣類が長持ちするようなお手伝いをしてきてるんだよなあ、と思うんです。
30年、40年、着続けているスーツ、ありますからね。
でも、昨今は、見た目はいいけど、長持ちしないなあ、と言うものも増えて着ています。
売る方も、買う方も、いつでも買える、なくならない、そんな思いがあるんでしょうか。
いつか、薄利多売の業者が疲弊して、普通に買えてたスーツや普段着が簡単に買えない時が来るかもしれません。
その時、また、長持ちするいいものが出回るのかな。
全部がそう言う商品でなくてもいいとは思いますが、もう少しいいものが世の中に出回るといいなと思いますね。
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