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関係している業種でも、その道のプロとは違うんですよねえ。

仕事って、色んなことに関係しています。
たとえば、僕らクリーニングは、専門はクリーニング、でも衣類にも通じています。
衣類に付いての知識はもちろんありますが、ファッション関係の人と比べるとまだまだですし、テーラーさんのような縫製の知識はざっとは知っていますがテーラーさんほどマニアックに詳しいというわけではありません。


僕らの知識は必ずクリーニングの延長上にあるんです。
ある意味A当たり前だし、必要な事なんですが、これは偏っているという事の証明でもあります。


色んなことを勉強しないといけないと思って常にアンテナを張っていますが、僕が気を付けている事があります。


それは、自分の専門以外の知識は、専門ではないという事を肝に銘じて話をする、という事。


どんなに勉強をしても、実際に現場でやっている人の知識や経験にはかなわないので、さも全部知っているかのような振る舞いや話はいないようにしています。
仮に他の業種の資格を取ったとしても、資格と現場は違うので、知ったような口をきくことはその職業の人を馬鹿にする行為になるからしないように心がけています。

あくまでも自分の専門の延長、という立ち位置は忘れずに。


と言いましても、厳しい昨今では、自分の仕事以外の話をする人が増えてきています。
関係した情報を発信することで、信頼を得たい、と思うんでしょうが、やはりそこは付け焼刃、本職から見たら突っ込みどころが満載だったりするわけですね。


先日もとあるテーラーさんの記事を発見しまして。


その道のプロがアドバイスを送る、という形のもの。
スーツについてのアドバイスをしていたんですね。

そこにはスーツのクリーニングについて書かれていまして、まあ読んだらひどいんですよ。
スーツの知識については専門家なので、すごいなと思えるんですが、メンテナンスになった途端、表現があいまいになり、いい加減になる。
しまいには、噂話のような話をもっともそうに語りだす。

こういう時、思うんですよね、

スーツを作るプロフェショナルだけど、メンテナンスやクリーニングについては素人ですよね?って。
多様の知識はあるけど、実際にクリーニングをやったことや出来るわけではないですよね?

なんでそんなに偉そうに話が出来るんですか?って。

例えば、僕がスーツの話を書くことがあります。
でもそれは、クリーニング屋さの立場からみた、スーツの話。


僕が話すスーツの品質の良し悪しは、クリーニングの立場からメンテナンスの立場から見たスーツの良し悪しなんですね。
これが、スーツ業界の人からすると、違う話になります。
それは、良し悪しの基準が違うからです。

僕は仕立てとかできませんし、スーツの生地の仕入れとかをしたこともありません。
スーツ業界の良し悪しを語るには知識や経験がなさすぎます。
だから、スーツ業界の立場からは語らないんですね。

クリーニング屋の立場からなら語りますけど。


本当の専門家ではないので、専門の話を知りたい時には専門の人を紹介する、これがいいと思っています。

関係した業種の知識は必要なので皆さん勉強をしていると思います。
でも、勉強はあくまでも知識、それだけではだめなのは自分の仕事を見れば誰しもがわかる事でしょう。


お客様に、信用してもらうのに、中途半端な知識が必要か?というとこれって間違っていると思います。
やはり専門家は、自分の専門が一番の強みですから。


自分の専門の立場から、自分の意見をはっきり言うのが一番お客様の心に届きます。
人の業種に入り込んで中途半端な知識をさらけ出すことは逆にマイナスになると思いますね。


アパレル関係の方が、クリーニングについて語る事が増えて着てて、ちょっと気になっていました。
専門外なので、無理をしない方がいいと思いますよ。
もし、お手入れやメンテナンスについて話がしたいなら、僕らクリーニング屋さんを通す方がいいと思います。


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