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PL法。

今から20年ほど前、法律改正があると騒ぎになったことがありました。


それは、PL法、製造物責任法です。


簡単に言ってしまうと、作った人が責任を負うんだよ、ちゃんと説明しないでユーザーが事故を起こしたら、それは製造者の責任だよ、という話。


真っ先に思いつくのは、電子レンジで猫を乾かそうとしたら死んでしまった、という話。
説明書に猫を乾かしてはいけないと書いてないのでメーカーが悪いと賠償金を払わされた、と一時話題に上がったことがあり。

どうやら嘘だったようですが、当時アメリカってすげえな、訴訟大国だ、と思ったものです。


で、これが日本でも起きる可能性がある、とPL法が日本でも施行されるとなった時に、騒ぎになったんですね。


僕らクリーニング屋さんにも影響はあるか?当時、いろんなところに聞きまくっていました。
繊維試験場の専門家まで訪ねて行ったり、教授と呼ばれる人に話を聞きに行ったり。


その時は、きちんと説明をしないと訴えられる可能性は否定できない、と言われましたっけ。


その後、法律の施行後は、割とおとなしく、施行前の不安は杞憂に終わりました。
結局、日本ではそこまで大きな問題にはならなかったんでしょうね。



ところが。



先日買った雑誌についていた付録。
バッグが付いていたんですが、その箱の裏にはびっしりと注意書きが。


どれもこれも、当たり前の話ばかり。
梱包時にシワが付いていることがあるけど、品質には問題ありません、とか。
刃物を入れると敗れる可能性があるので入れないでください、とか。


なんで、そんな当たり前のことを書いているの?と思ったんですが、ふと、思い出したのが、PL法。


どうやら僕らが想定していたのとは別の形で変わって行ってしまったのかもしれません。


この裏に書いてあった注意書き、読んでると思い当たることが多いんですよね。


当たり前の話なんです、でも、ここに書かれている話はちょくちょく、クレームとして聞くことがあります。


話を聞いた時に、そんなの当たり前でしょ?と思うようなことを、おかしいと声高に叫ぶ人がいる。
昔なら、何もおかしくありませんよ、で通ってしまうものが、対応を迫られるようになる。


別に訴訟になるわけではないんでしょう。
でも、対応をしないと、ネットに書かれたり、企業の体質を問われたりする。

結果的に、過剰な注意書きを書いて、トラブルを回避するようになって行ってるんだと思います。


一見、単に注意書きが増えているだけのように思えますが、ここまで気を使わないといけない世の中はものすごく生きづらいですよ。


誰も彼も、何かに気を使って生きなければいけません、
それも、想定を超えるような出来事まで想像をして。


いい傾向ではないなあ。


本当に問題のあるもの、問題にしなくてもいいもの、その区別はきちんとしないと。
そして、おかしな事にはおかしいとはっきりと言えないといけません。
でないと、無理が通ってしまう。

それは不幸な人がどんどんできる、という事になります。


幸せに暮らしましょうよ。
そのために、無駄に問題化するのはやめましょう。

ほとんどの事は、話し合いや事後の対応で解決します。
解決しないトラブルはないんだから。
無駄に大きくするのは良くないですよ。

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