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プロは見ているものが違います。

いろんな職業の人の話を聞いていて、プロって見る角度が違うよなあ、ともう事が本当に多いです。
僕はクリーニングはプロですが、他は素人。
プロの方のお話を聞いていると、自分が思っていた常識が悉く覆されていく事に気づきます。


と、同時に、自分がお客様へ説明をするときに、自分たちが考えている事と正反対の事を考えているんだなあ、という事にも気づくんですね。


例えば、この時期お世話になっている、朝倉果樹園さんでのこと。

苗の育て方の話になって、僕ら素人がやるとどうしても枯らしてしまう事が多い、という話になったんですね。
僕らは苗自体が弱いのか、単についてないのか、その程度で考えていたんです。
ところが、話を聞いてみて、かれる理由が分かりました。


水のやり過ぎだったんですね。


僕らは育つには水が必要だ、と毎日せっせと水をやります。
すると、根っこが張らないんだそうです。
苦労せずとも水がやってくるので、根が張らない。
すると、結果的に弱い苗が出来てしまうんだそうで。

少しくらい足りない方が、栄養分を求めて根を張り巡らせ、強い苗に育つんだとか。

この視点、さすがにプロだな、と思うんですよ。
よく見ているし、育つために必要な事を考えている。
僕らは、安易に考えて水をあげちゃいますが、この差がきちんと育つのと育たないとの違いになってしまうんでしょうね。

また、いつもお世話になっている湯江鍼灸接骨院でのこと。


足首が痛くなってきたなあ、と接骨院へ行くと、院長先生は痛い方の足に触らないんですね。
大抵、痛いのと反対側の方の身体を触っている。

痛いのはこっちだよ、と思うじゃないですか。
痛いから、そこが悪いんだ、と。

実はこれが違うんですよね。
痛いのは結果で、痛くない方をかばっていたから、反対側に出てしまった、という訳。
その証拠に、何も痛くないはずの方の足が、パンパンになっていたり、触るだけで痛かったりするんですよ。
で、反対側の方を治療してもらうと、痛かった方の足が楽になる。


また、痛いから悪い、とつい考えてしまうんですが、時に痛いから悪いのではなく、正常だから痛くなる、という事もあるんだそうで。
今万で変な形で動かしていたものを、正常な形で動かすようになると、使っていなかったところが動き出し、筋肉痛になる。

この痛みは、正常に動き出したから痛み出しただけで、慣れればすぐおさまってしまう傷み。


傷みと言っても、原因、理由、様々で痛いからと言ってい悪いという訳ではないんですね。
僕ら素人はつい痛いと悪いと思ってしまいがちですが、プロは痛いと言われたら痛い理由を探し、本当に悪いものを探す目を持っています。


僕らのクリーニングでもあるんですよ。

洗剤の量を、洗う服の多い少ないで増減させていませんか?
あれ、間違いなんですね。
洗剤は、服の量で増減させるものではなく、水の量に合わせるものです。
今の洗濯機は、洗う前に洗濯ものの重さを測り、最低限の水の量で洗おうとするので、洗剤もそれに合わせて少なくなります。

一見、服の量で洗剤も増減するかのように見えてしまうけど、本当は水の量が基準。
これを間違えてしまうと、洗っても汚れが落ちなかったり、汚れが元に戻ったりしてしまいます。


今や洗剤の量は服に対して、と考える人が多いかもしれませんね。
でも、これもプロの僕らからすると、間違いで、正しくは水の量に合わせて、という事になるんです。


面白いですよね、世間の常識、自分の常識、って、プロからすると間違が本当に多くて。
見ている現象、体感したことはプロと同じなんですが、その解釈がプロと素人では全然違う。
きちんと勉強をしているプロは、きちんと結果を出しますし、運や付きで仕事はしません。

今の世の中にはそれだけ簡易版が増えているという事でもあるんですが・・・・・。
消費者に簡単にするあまり、真実から遠ざかってしまうんでしょうね。

僕、思うんですよ、しみ抜きのやり方の本買うよりも、洗濯そのものの基本的な知識を勉強すればいいのにって。
日常の不満は、汚れが落ちない事だったり、ふわっとしあがらない事なんですよね。
だから、しみ抜きで何とかしようとしているんです。

でも、それ本当にしみ抜きが必要なのか?って思ったりもします。
皆さんがやっている洗濯がそもそも基本から外れているんじゃないでしょうか?
基本をきちんと勉強をすれば、なにもしみ抜きをしなくても、きれいに洗えるんじゃないか?と思うんですけどね。

それ程、洗濯の基本的なことが分かっていない方が多いと思います。


プロの真似して、しみ抜きをするよりも、よほどきれいになるし手間もかからないと思うんですけどね。
洗濯の基礎、学びましょう。

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