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無意識の行動。

むかし、母にお風呂を見てきてくれ、と言われたことがあります。
今みたいに自動でお湯の量が調節されたり、温度も管理されているようなものではなく、自分でお湯の量を見て、温度も見なければいけません。

でも、子どもの頃って面倒くさいじゃないですか。
テレビを見てたかで、言われてさっとお風呂場に行って、お風呂にたまったお湯を見て、大丈夫、と母に告げたことがあったんです。


それから数分後、お風呂場から母の悲鳴が聞こえてきました。


湯船に張ってあったのはお湯ではなく水だったんですね。
僕、量は見たけど、温度は確認していなかったんですよ。

お風呂見ろと言われたら、お湯の温度も見るのは当たり前だろう!と怒れらたのは懐かしい記憶。(笑)

そんな風に、一つのことを言われたら当たり前のようにやる、無意識の行動ってあると思うんですね。
当たり前だから、意識しないでもやるし、言われないでもやる。
何か頼むときにも言いもしないし。


僕らにもあるんですよね。
あまりにも当たり前すぎて、時にギャップに苦しむこともあるんですよ。


例えば、以前友達に聞いた話なんですが、消費者の方にTシャツの洗濯を教えていた時に。

ハンガーにかけて干します、と言ったところ、首からハンガーを差し込んで、襟を伸ばしてしまったんだそうです。
僕らは絶対そんな行動はしません。
だって、そんなやり方をしたら、襟が伸びるって知っているから。
だからハンガーを掛ける時は、下から極力生地が伸びないように慎重に入れるんです。


これって僕らの中では常識なので、指示されてもただハンガーにかけておいて、と言われるだけ。
それ以上、何も言われません、でも、するときは慎重にやります。


僕らは当たり前だと思って、何も言わなかったことで、消費者の方は思いっきり伸ばしてしまう。
ここは言わなきゃいけなかったか、と後で反省をいたらしいです。

同じようなことがうちの中でもあるんですよ。
僕はクリーニング屋の子供として育ってきているので、当たり前のものがたくさんあります。
自営業者って、一つの作業の中にいくつもやる事や確認があって、一度の作業でそれらをこなしていくのが当たり前なんですね。

でも、うちの嫁さんは後からクリーニング屋さんいは言った口。
すると、僕らには当たり前のことでも、彼女にとっては足り前ではなくて、一つの作業の中にいくつもやる事があって複雑で煩雑な作業に思えてしまうんです。


子どものころからやってきた僕らには当たり前なんだけど。
それって当たり前にやっている方が特別なのかもしれないなあ、と思ったのはつい最近の話。


大変ですよ、プレスひとつするのも、確認することがたくさんあるんですから。
で、並行作業で他の事もやっているので、一つ一つ意識しているととてつもなく大変だろうな、と。


早く無意識の行動にしてしまえると楽なんですけどね。


クリーニング屋さんの説明も、足りないな、と思う事があるのは往々にしてこの無意識の行動に自分で気づいていないからだと思います。
当たり前すぎて説明もしないんでしょうね。


この辺、もう少し僕らも気を使っていい所かなと思いました。
これで説明もわかりやすくなるといいなあ。

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