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クリーニングでyシャツがきれいにならない理由。

昨日はyシャツのクリーニングを試してみた人の話を書きました。


思っていたよりも料金もかからず、きれいで、しかも気持ちよくて贅沢感を味わえる。

こんな感想を持ってもらった、という話。
でも、これを読んで、クリーニングに出しても汚れ落ちなかったよ、とかいう方もいらっしゃると思うんですね。
クリーニングに出しても綺麗にならない、そういう風に思っている方もいるはず。
自分で洗う方がきれいになる、そういう人もいるかもしれません。

クリーニングのいいところを普段はかいてご紹介しているんですが、今回はちょっと突っ込んで書いてみようと思います。
結構、赤裸々ですよ。

クリーニングに出しても綺麗にならないなんてことはあるのか?


実際あるんですね。
いろんなケースがあるので、どこのクリーニング屋さんにも当てはまるという訳ではないのですが、クリーニングに出しても綺麗にならない事はあります。

一つずつ、説明していきましょう。


今回はYシャツのケースについて。

クリーニングに出してもyシャツがきれいにならない、何となくくすんだような気がする、そういう事があると思います。
この原因の多くはクリーニング屋さんの洗い方に問題があるんです。
多くの原因は、洗う時に量を詰め込みすぎているから。
洗濯機には適量というのがあって、過剰に洗濯物を入れてしまうとさまざまな害が起きてしまいます。

まず、汚れが落ちない。
あまり入れすぎると中で適度に洗われることがなくなってしまうので、汚れが落ちなくなってしまいます。
量を減らすだけできれいになるのになんでたくさん入れてしまうのか?ここにも二つほど理由があるんですね。

一つは、なるべくたくさんを一度に洗ってコストダウンしたいから。
薄利多売でやっているようなチェーン店ですと、あまりコストを掛けられません。
クリーニングのコストを減らすのに手っ取り早いのは、一度に洗う量を増やすこと。

30枚しか洗えない洗濯機に60枚入れて洗えば、単純にコストが半分になるという訳です。
でも、コストは下がるかもしれませんが、汚れが落ちにくくなってしまいます。
なので、良心的なクリーニング屋さんはこういう事はやりません。

もう一つは、働いている人が分かっていないケースがあるんです。
個人店なら、働いている人が国家資格のクリーニング師を持っていてやっているんですが、チェーン店の工場でスト、工場長以外はパートさんやアルバイトが多く、そもそもクリーニングの事を知らない人がやっています。
最初は適量を指示されて洗っていたのに、段々仕事に慣れてきて、扱う量も増えてくると、一気に片付けたくなって量が増えていってしまいます。
結果、適量以上で洗ってしまっているケースが多いんですね。

工場長さんも、ちゃんと見ていないので気が付かないんです。
きちんと見ていれば、おかしなことをしていても気づくんですが、自分はちゃんと指示を出している、働いている人もきちんとやってくれている、はず、ではいい仕事はできません。

言われたことをやる人と、その作業をきちんと理解した人がやるのとでは同じことをやっていても結果は火を見るより明らかです。


過剰な量で洗う事にももう一つリスクがあります。
それが、逆汚染というやつで、落ちた汚れが再度服に付着する事を言います。
洗う前よりも服が汚れたようにくすんできた、という時は、この逆汚染が起きたことが疑えるんです。

逆汚染も、起きるための条件があって、起こさないようにその条件を外してあげれば逆汚染は起きません。


洗う時に適正量を守る。
洗剤の量をきちんと守る。
洗う時間を長くし過ぎない。


主にこの三つ。
一度にたくさん洗ったり、洗剤の量を減らしたりすると逆汚染が始まるんですね。
洗浄時間が長くても、逆汚染が起こるって意外と思われるんじゃないでしょうか?
要は簡単な話で、洗っていると汚れが洗濯液の中にどんどん落ちていくから、時間の経過とともに汚れた水で洗っている事になるわけですね。
その中で適度に終わらせればいいんですが、あまり長く洗ってしまうと汚れが服に戻る、そういう話です。


クリーニングに出しても汚れが落ちない、これにはクリーニング屋さん以外にも理由があったりします。


お客さん側の問題としては、汚れすぎている、という事があるんですね。
毎日、一度着たら洗う人からするとびっくりされるかもしれませんが、yシャツを何日も着続ける人っていらっしゃるんですよ。
襟も真っ黒、袖も真っ黒、おなかの辺りも黒くなっています。
ここまで来ると、クリーニングできれいになったとしても限界があって、汚れが残ってしまう事があります。
クリーニングできれいにならない、のではなく、汚れすぎてて真っ白にならなかった、という話で、実際はきれいになっているんです。

クリーニングはよく服のお医者さんみたいに話をされる事がありますが、本当の医者と違うのは、患者さんである服は自己再生しない、という事です。
人間は、時間とともに自分の身体を修復していきます。
でも、服は汚れても傷ついても自分では治りません。
また、求められる結果も、買った時のような白さを、となると、洗う前の状態も影響してくるので、すべてを白く出来るか?と言われると、イエスとは言えません。


死んだ人間を生き返らせろ、と言われ、ゾンビでいいですか?というとそれはダメだ、20代のピチピチの最高な状態に戻してくれ、というのはさすがに無理、と言ってはいけませんか?
それでも、何とか着れるように、30代、40代、50代、くらいには見えるだろう?と日々頑張っています・・・・・。

お客様の原因として最近気になっているのは、加齢による汚れがあります。
今まではきれいになったのに、最近汚れが残るようになった、クリーニング屋がおかしいのでは?と思われる方がいるんですが、加齢による汚れが襟元などに残る事が増えています。

若いころに比べ、年を取っていくとある時期を境に頭の油が落ちてくるんですね。
襟が黒くなる、落ちづらい、油のようだ、というのは初老を越えた男性に多いです。
また、髪の毛を染めだすと、染料がyシャツについてしまう事もあります。
落ちないように作られたものが付くんですから、なかなか落ちません。
これは洗いではなく、しみ抜きという作業が必要になってくるので、頼むときに一言伝えないと落としてくれないお店もあります。


髪の毛につける整髪料も汚れを集めやすくしています。
簡単に言えば、糊ですから、汚れを集めてしまうんですね。


こんな感じで、クリーニングに出しても綺麗にならない、という時には原因があるわけです。
でも、ほとんどのクリーニング屋さんは、こうなる事を知っているので、きれいになるように、ある量を適正に守り、洗剤を適正に入れ、洗浄時間をきちんと守って洗っています。
シミや汚れが残らないように、細かくチェックもしてますしね。


運悪く良心的でないクリーニング屋さんに出会うと、クリーニング屋さんに出しても綺麗にならない、なんて風に思ってしまうかもしれませんが、普通にしていればクリーニングは気持ちいい、きれいになる、と思うんですね。


皆さんがいいクリーニング屋さんに出会えますように。


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