服の値段は見た目ではわかりませんよ。気を付けましょう。
クリーニング屋をやっていますと、年に数回、お客様がトラブルにあってご来店される時があります。
食事してたら店員さんにこぼされたとか、自分で何かしちゃったのではなく、人にされてしまった話。
お店などでは、クリーニング代を支払います、という感じで収まることが多いです。
しかし、トラブルはお店とだけとは限りません。
友人や職場の同僚、先輩なんかともトラブルになる事はあります。
わざとじゃなければまだいいんですけどね、時に、そもそもの発端が相手とのいざこざだったりすることもあります。
気に入らないからイタズラしてやれ。
そんな軽い気持ちの人もいるんですよね。
服にジュースを掛けてしまったり、頭きたからとお酒をぶっ掛けちゃったり。
周りの人が来ている服の値段って、みなさんあまり考えたことないと思うんです。
見た目だけ見れば、有名なブランド品のタグでも付いてない限り、わからないことが多いですから。
でもね、意外と高級品を日常で着ている方はいらっしゃるんです。
僕らは仕事から、服を見れば高いとか安いとか判断がつくんですが、一般の方だと服が好き、オシャレが好き、という方でないと気づけないかもしれませんね。
それこそ、目ん玉飛び出るほどの服を普通に着ている方はいらっしゃいますよ。
だから、安易に気にくわないからと、お酒や飲み物を相手にかけるような事はしてはいけません。
本当にシャレにならないような弁償になりますから。
うちに持ち込まれた話の中でいちばんの高額なトラブルは、マウンテンパーカーにタバコの穴を開けられて、そのマウンテンパーカーが25万もしてた、っていう話。
穴を開けた人は、なんでそんな高いもの着てるんだよ!と怒鳴ったらしいですが、高かろうが安かろうが、人の服にタバコで穴開けちゃいけません。
そういう事をそもそもしちゃいけないんです。
特に男性は、服の値段に疎い人が多いようです。
奥さんが着ている服の値段、わからない人は結構いらっしゃるか、と。
こんな布切れが一枚三万???と驚かれたご主人もいっしゃいました。
そういうもんなんですよ。
年末年始はお酒の機会も増えます。
ふとした事でトラブルが起きることもあるかもしれませんが、くれぐれも相手の着ている服には手を出さないようにしてください。
高額品のケースは本当にあります。
| 固定リンク | 0
「クリーニング」カテゴリの記事
- 服を管理するアプリ。(2021.04.16)
- そのスーツ、自分で洗ったでしょ?(2021.04.20)
- 子どもたち、出動です。(2021.04.17)
- 洗える服とは?(2021.04.15)
- 服を洗っているのはクリーニング屋さんだけです。(2021.04.14)
コメント