サービスは原点にかえって行くのかな?
いろいろなサービスがありますが、これ、昔にあったよね?というものを見かけることがあります。
先日、気になったニュースを見ました。
賃貸マンションで不在者宅に宅配便や家事代行サービスが入って来るサービスを展開する、と発表があったんです。
インターネット経由でドアの鍵を開け締め出来る技術を使い、ホテルの様に自宅にてサービスを受けられる様にする、というんですね。
ぼく、これ見て、昔はこうだったんだよなと思ったんですよ。
と言うのも、子どもの頃にこういう光景はたくさん見て来ました。
クリーニング屋さんでも、お客様から合鍵をお預かりし、品物を決まったところに入れ、決まったところに置いてあるから品物を回収していってたんですよ。
今でこそ集配、宅配、というサービスがありますが、昔はいろんな業種で御用聞き、という形で、町の商店は各御宅を回っていたんです。
在宅されていればいいんですが、不在の方もあります。
そういう所は、信用していただき、鍵を預かっていたんです。
うちの父の鍵にも、ジャラジャラとたくさんの鍵がついていました。
宅配や集配は、人が居ないと出来ません。
また、量が減ってくるとサービスが維持できなくなります。
だんだんと消えていき、今、新しいサービスになって居たりします。
プライバシーの観点から、お店側もお客様と適度な距離を保つ様になりました。
家に入って居たのが、玄関先になり、ともすれば玄関にすら入らないケースもあります。
プライバシーを維持し、サービスを受けるって意外と難しいです。
サービスを受けるためには在宅をして居なければならない、これ、結構な苦痛なんでさよね。
下手すれば、わざわざ会社を休まなければならなかったり。
自分がいなくても、やっていってよ!というふうに思う人も出てくるんだろうな、と思います。
もちろん、昔みたいに、人の善意に丸投げする様なことはなく、きちんと技術的にも安心を担保しながらやるでしょうから、そういう意味では新しいサービスと言えなくもない。
でも、今後、増えて行く様な気もするんですよね。
ぼくも数件、鍵を預かっていますから。
お互い、信用していないと出来ませんから。
昔に戻るのではなく、昔のサービスが見直されて新しいサービスとして復活する様な気がするんですよね。
今ほど、技術を発達していない時代でしたから、ある意味便利な様に最適化されていたんではないか、と思うんです。
それを見直して現代に復活させるのは、お客様にも利益になるんじゃないかな、と思います。
クリーニングも今は集配、たくはいでさが、そのうち呼ばれなくてもちょっと寄る、御用聞きが復活するかもしれませんね。
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