クリーニングしてあるか?
メルカリがいろいろと物議を醸しているようです。
不用品を持っている人と、必要な人を橋渡しをするメルカリ。
とても便利で、もったいないをまさに実現していると思うのですが、取引が多くなってくるとトラブルも増えてきます。
そのなかで、衣類に関してのトラブルが増えているようですね。
主なトラブルがこの二つ。
クリーニング済みなのに、運営側に勝手に削除されてしまった。
本当にクリーニングしてあるのか?わからない。
上記は、下着など怪しい感じがしたんでしょうか。
しかしもう一つの方、クリーニングしてあるのかわからない、というのは取引した人が感じている事ですね。
これ、厄介だろうな、と思います。
クリーニングしてあるか?
僕らはしてあるものとしてないものの区別がつきます。
どこで見分けているのか?というと、うーん、これが結構表現が難しいんですよねえ。
いつも仕上がっている品物を見ているので、それと違うからクリーニングされてない、と判断できるという事があると思うんですね。
シワの付き方、アイロンが掛かった服独特の表面とか、汚れ具合とかね。
そういうのを見て、これはクリーニングしてあるな、とかしてないな、とか分かります。
なので、お客様が持ち込まれた時に、前回クリーニングをしてあります、と言われても、それが本当かどうかは分かってしまうんです。(笑)
僕らはわかるとしても一般の方はわかりませんよね。
では、どこで判断をしているのか?
クリーニングしてあるのかわからない、という方の投稿を読んでいると、不思議だなあと思う事がいくつか書かれていました。
判断材料その1
クリーニングのタグが付いているかどうか。
確かにこれも一つの判断材料なんですが、偽造も出来ちゃう所がいまいち信用にかけるようです。
他の品物についていたタグを丁寧にはがして、取り付ければ済んじゃいますし。
判断材料その2
クリーニングから返ってきた臭いがするかどうか。
これねえ、軽い衝撃を受けまして。
クリーニングから返ってきた臭いがするかどうか、で判断するって・・・・。
これってね、しちゃいけないものなんですよね。
多くの人がこれでクリーニングしてあるかどうか、判断をしているのだとすると、クリーニング屋さん的にはかなり深刻な問題です。
クリーニングから返ってきた臭い、普通はそんなものしちゃいけないんですよ。
においによっては本当にまずいんです。
クリーニング屋さんでは、揮発性の溶剤と呼ばれる液体でドライクリーニングをしています。
本来なら、きちんと乾燥をすると、全部蒸発してしまうのでにおいなど一切しなくなるんです。
においがする、という事はしっかりと乾燥が出来ていない、という事。
で、これがクリーニングから返ってきた臭いだ、と多くの人が言うという事は、それだけ乾燥不足のクリーニング屋さんがある、という事にもなります。
むむ、これはいけません。
においがしていれば、確かにクリーニングをしている事にはなりますが、本来は匂いがしないのが当たり前なので、これで判断をするのはちょっと無理があります。
メルカリで買う人の多くは、クリーニング済みと書いてあっても、届いてからクリーニングにもう一度出すそうです。
本当にしてあるか?わからないし自分でする方が確実だから、と。
それが一番現実的かもしれませんね。
クリーニングしてあるものの判別は、あまり利用していない人にはわかりづらいかもしれません。
yシャツなども同じで、形態安定のシャツを着るのに抵抗がある人は、クリーニングの仕上げを知っている人なんです。
クリーニングを知っている人からすると、形態安定加工のyシャツは、アイロンじゃない、と言います。
あと、きちんとしたクリーニングを利用することも大事です。
クリーニングから返ってきた服がにおいがするお店は、ちょっと問題あります。
もう一ぢ乾燥し直してもらうか、他のクリーニング屋さんを探しましょう。
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