覚えるのと理解の違いは?
日曜日、セミナーに行ってきました。
内容はドライクリーニングの溶剤の管理について。
ドライクリーニングは、洗浄の時に使用する液体を、ろ過しながら管理して使っています。
クリーニング屋さんの基本中の基本の話。
でも、みんな相当昔に勉強をしたので、けっこ苦労をしていました。
知識って必要ですね。
何をするにも、特に仕事となると責任も出てくるのできちんとした勉強をしなければいけません。
ただ、問題はその覚え方で。
知識をデータとして覚えていると、ちょっと仕事では使えないんです。
データとしての情報って確かにあります。
そういう情報は、仕事場に印刷しておいて置いて、見直しながら作業をして問題がないんですが、仕事の基本的な事はデータというよりもきちんと理解をしていないと使う事が出来ません。
例えばね。
しょうゆってどんなもの?と聞かれた時に、塩分が何%合って・・・・とかいうのはデータなんです。
しょうゆってしょっぱいんだよ、というのが理解。
言われた時に食べた時のしょっぱさを思い出せるとそれはもう完璧に理解をしています。
クリーニングの情報も同じで、データとして覚えていると、理解をしているのとは違うので現場で何が起こっているか?わからなくなってしまう事があります。
理解をしていると、それに関連するものへとリンクがつながり、他のことへ応用が利くようになるんです。
勉強をしているときは、一気に集中して覚えた方がいいと思いがちです。
試験などはそれでもいいんですが、仕事に関する知識については、頭に叩き込むよりも、仕事をしながら体験し、時間をかけて体に覚えさせていった方がいいような気がしています。
というのも、ミスをしながら覚えていく事で、知識が現実的なものになり、理解度がぐんと深まっていくんですね。
僕もいまだに、仕事をしていて、これにつながるんだな、と気付くことがあります。
もう20年前に勉強をしたことが、です。
やっと勉強から理解に変化するんですね。
日曜日に受けて着たテスト、嫁さんに少し見せたんですね。
・・・・・・・・・・、鍛え直し決定。
つい数年前にやった勉強だろう、理解してねえな?と。
これから知識を理解に変えるべく、鍛え直しです。
基本の勉強は見直しにつながるのでいいですね。
定期的に見直しをしなきゃいけないなあ。
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