機械でやるんだから、洗濯は誰がやっても同じ?
こんなのがあったよ、と友達から回って来ました。
今、共働き世帯に、洗濯代行が大人気なんだそうです。
洗濯代行とは、お客様の代わりに、コインランドリーで洗濯の代行をしてくれるサービス。
持って行って洗って乾燥して、畳んでくれます。
お店の中にコインランドリーの機械があって、それに入れてコインを投入するのを代わりにやる、と言うことになっています。
変なサービスですよね。
洗濯物を入れて、お金を代わりに入れるサービスですよ。
クリーニングではないんですね。
彼らはクリーニングではない、といと言ってます。
あくまでも、代行、代わりにやっているだけ。
おかしいなあ、すっごい屁理屈を言われてる気がしますが、お役者の皆さんがおかしいと思わないらしいですね。
この話はまたどこかでするとして。
大人気の理由が記事の中に書かれていたんですね。
理由は、畳むのがめんどくさい、忙しい、と言うのがあるんだそうです。
そして、洗濯は機械がするものだから誰がやっても変わらない、だから頼みやすい、とあります。
機械がやるのは間違いありませんが、誰がやっても変わらない?
それは間違いですね。
と言うか、機械が違っても全然変わっちゃいますよ。
実際、洗濯代行のお店も、あるメーカーの洗濯機を使っていたら汚れ落ちが悪くて、他のメーカーに変えたら綺麗になった、と言う事例もあります。
機械がやるから、誰がやっても、というわけではありません。
洗濯って、ある意味シンプルじゃないですか。
シンプルだからこそ、細かいところで大きな差が出やすくなります。
僕らクリーニング屋さんは、クリーニング業法によって下着類は洗濯できませんが、もし、僕らが下着類を洗ったとしたら、間違いなく洗濯代行よりも綺麗にすることが出来ます。
もうね、言い切っても大丈夫。
絶対綺麗に出来ます!
だって、洗い方を知ってるんですもん。
どうすれば綺麗になるか?わかっているんです。
ただ機械に入れてるだけの仕事と同じ結果にはなりません。
業界内では、洗濯代行があまりにもグレーすぎるので法規制が必要なのではないか?と言うような話がちらほら出て来ています。
しかし、下着類を洗って欲しいという要望があるのは事実ですよね。
忙しい人もいらっしゃいますし、いろんな事情で洗濯をすることが難しい人もいます。
介護とか、家族が入院してるとか、ね。
そう言う人たちのことを考えると、洗濯代行を規制するよりと、僕らクリーニング業でも下着類のクリーニングをできるように法改正する方がいいんじゃないかな、と思うんですね。
今までしてはいけない理由の中に、衛生面での問題があります。
そこをクリアにして扱えるようにすれば、助かる人がいるんじゃないかと思うんですね。
これから超高齢化社会になっていきます。
介護施設に預けられる人ばかりではありませんね。
みなさんの身近なクリーニング屋さんで受けてもらえるようになれば、きっと助かると思います。
そっちの方に向かって行ってくれるといいなあと思います。
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